シンガポールに東南アジア初のリチウムイオン電池リサイクル施設設置

電子廃棄物リサイクル会社TESの委託で3月24日、東南アジア初の使用済みリチウムイオン電池のリサイクル施設「TESB」が稼働をはじめました。施設ではリチウムイオン電池に使われるニッケル、リチウム、コバルトといった重金属を再利用して新しい電池をつくります。

1日最大14トンの処理が可能で、これは28万台分のスマートフォンの電池に相当します。年間では最大5千トンのリチウムイオン電池をリサイクルできる計算となります。

重金属回収率は90%超え。リサイクルされた重金属の純度は約99%と高く、新しい電池の生産に利用可能です。

またTESBで使われる一部の電力は、屋根に設置した太陽光パネルで発電した持続可能な電力となっています。

資源循環の観点から、使用済みのリチウム電池の再利用は、推奨されるものの、処理工程において有毒ガスを放出するなど、環境に悪影響を及ぼすことでも知られています。

この施設では、大気中に放出される重金属などの有害な物質を抑える回収方法を採用しており、この方法を実践する施設は世界初となっています。

今回の施設は、資源の少ないシンガポールにとって非常に重要な役割を果たすでしょう。

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SingaLife編集部

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