シンガポールのオン・イエクン保健相が「ワクチンパスポート」は海外旅行を簡易化するための証明書ではないと言及

シンガポールのオン・イエクン保健相は5月18日、シンガポールにおける新型コロナウイルスのワクチン接種を証明する「ワクチンパスポート」の導入に関するメディアからの質問に対し、「ワクチンパスポートは海外旅行を簡易化するための証明書ではない」と答えました。ワクチンパスポートを渡航条件とするにあたっては、最終的には、各国が相手国の発行するワクチン証明書を承認することで合意しなければ渡航は許可されないと説明しました。

オン保健相は、共同議長を務める新型コロナウイルスの閣僚タスクフォースが開催した記者会見で、「ワクチンパスポートの概念は少し誤解されている。パスポートと同じようにいろいろな場所に旅行できるような印象を与えるが、実際にはそうではない」と述べました。

ワクチンパスポートを導入した場合、2つの異なる地域が互いのリスクプロファイルを評価し、それが類似していればシンガポールと香港間のトラベルバブルのように相互往来を可能にすることになるといいます。

新型コロナウイルス対策のための隔離措置なしでシンガポールと香港の相互往来を可能にするトラベルバブルは、当初2020年11月22日に開始される予定でした。しかし、香港での新型コロナウイルスの感染者増加を受けて5月26日に延期され、今回シンガポールで感染者が急増したことを受けて2度目の延期となりました。

オン保健相は、このような取り決めは両都市で適切なワクチンを使用し、十分な監督下のもとでワクチン接種が実施されていることを確認した上で、双方が互いのワクチン証明書を承認することから始まり、その後、隔離期間をなくすか短縮するかなどの方針を決めることになると述べました。

シンガポールと香港は、公衆衛生の状況を注視した上で、トラベルバブルの新しい開始日をシンガポールのフェーズ2が終了する6月13日までに発表するとしています。

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SingaLife編集部