シンガポールで12〜39歳の外国人居住者へのワクチン接種を前倒し。ワクチン接種間隔の短縮も発表

シンガポール保健省は、7月2日から予定していた新型コロナウイルスのワクチン接種プログラムの対象拡大を前倒しし、6月30日から12歳から39歳までのシンガポールの永住権保有者や長期ビザ保有者など、外国人居住者にも接種の対象を広げました

ワクチン接種の登録は、下記のサイトから可能です。
https://www.vaccine.gov.sg


保健省は、接種対象拡大の前倒しについて、シンガポール国民のワクチン接種が着実に進んでおり、12歳から39歳までの国民の新規登録者数が落ち着きを見せたからと述べています。学生を含む12歳から39歳までのシンガポール国民の約80%が、すでにワクチン接種を受けたり、接種の予約をしています。

また、保健省は6月29日以降、ワクチンの1回目と2回目の接種間隔を短縮することを発表しました。

シンガポールではこれまで、ワクチンの接種間隔を延長し、多くの人が1回目のワクチン接種を行い、一定の予防効果を持つ居住者を増やすことを優先していました。ワクチンの供給が前倒しされたことにより、従来6〜8週間としていた1回目と2回目の接種間隔を4週間に短縮することを決めました。

すでに1回目の接種を受け、2回目の接種を6~8週間後に予定している場合は、2回目の接種の予約を1回目の接種から4週間後に繰り上げることができます。予約の変更は、受け取っているSMSに記載された個人用予約リンクから行うことが可能です。

保健省は6月28日時点で、530万回以上の新型コロナウイルスのワクチンが投与されていると発表しました。シンガポールの人口の約60%に当たる約330万人が少なくとも1回目のワクチン接種を終え、約210万人が2回の接種を完了しています。

新型コロナウイルス対策の鍵であるワクチン接種。保健省は、シンガポールの地域社会の安全は「集団で高いレベルのワクチン接種率を達成することで初めて実感できる」と述べ、接種を呼びかけています。



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SingaLife編集部

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