シンガポール保健省 ワクチン接種センターの運営妨害容疑で接種反対のグループを警察に通報

シンガポール保健省(MOH)は、子ども向け新型コロナウイルスワクチン接種センターの運営を妨げるよう保護者らに促したとして、ワクチン接種に反対するグループ“Healing The Divide”を警察に通報しました。

MOHが1月5日、フェイスブック上で報告した内容によりますと、“Healing The Divide”の創設者アイリス・コー氏は、小学校4~6年生のワクチン接種が始まった12月27日、子ども向けワクチン接種センターを訪れ、「海外でファイザー製ワクチンを接種した子どもが、死亡した事例を医師は認識しているのか?」、「ワクチンが子どもにとって安全であることを示す国内の研究は行われているのか?」といった質問をして、現場の医療スタッフを閉口させるよう保護者に勧めるメッセージを通信アプリ、テレグラム上に掲載。

さらに、これらの質問に対する医師の回答をインターネット上に掲載するよう保護者に求めました。

MOHは、これについて、「ファイザー製ワクチンは、保健科学庁および世界各国の規制当局が、臨床試験の結果、5~11歳の子どもへの使用を承認している」と説明。

その上で、「(“Healing The Divide”による)こうした行為は、子ども向けワクチン接種センターの運営を著しく妨害する」として、“Healing The Divide”に惑わされないよう市民に呼びかけました。

なお、コー氏とその夫レイモンド・ン氏は、2021年11月にも、テレグラムのチャンネルのメンバーに、公共の場におけるワクチン未接種者に対する規制強化に関するフィードバックを行う名目で、MOHや社会・家族開発省などの政府機関のホットラインに電話をかけまくるようそそのかした疑いで、捜査を受けています。

また、“Healing The Divide”のYouTubeチャンネルも同月、新型コロナウイルスワクチンに関するフェイクニュースや誤解を招く情報を投稿・共有し、YouTubeのガイドラインに反したとして、削除されました。

新型コロナウイルスをめぐり、さまざまな情報が飛び交う昨今。私たちも、正しい情報をしっかりと見極め、責任ある行動を取るよう心がけていきたいものです。


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SingaLife編集部

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