シンガポール国家環境庁 スーパーレジ袋有料化を提案

シンガポール国家環境庁(NEA)は1月27日、スーパーマーケットのレジ袋有料化を提案する新たなガイドラインを発表しました。レジ袋の過度の消費を控え、再利用可能バッグを利用するよう促すのが、狙いです。

レジ袋1個あたりの価格を5~10Sセントとし、2023年上半期からのガイドライン導入を目指します。

NEAは現在、国民からガイドラインに関するフィードバックを募っており、導入が実現すれば、国内の大半のスーパーマーケットが有料化に踏み切るとみられています。

また、レジ袋の販売数、売り上げ額、その使途の報告も、スーパーマーケットに求められる見通しです。一方、オンライン上での買い物については、有料化は適用されないもようです。

非営利団体“Singapore Environment Council”が、2018年に実施した調査によりますと、スーパーマーケット来店客のレジ袋利用量は、年間8億2,000万個、1人あたり平均146個に上っています。

レジ袋の有料化を求める運動が近年、環境団体の間で広がるなか、NEAと持続可能性・環境省(MSE)は2020年9月、国内でレジ袋が過度に消費されている問題に対応するため、さまざまなバックグラウンドの市民55人から成る作業グループを開催。

作業グループで示された有料化を提唱する意見を基に、海外のケーススタディーを参考にし、関係者と協議したうえ、今回発表したガイドラインを作成しました。

レジ袋有料化の提案を受け、環境団体からは、「有料化は使い捨てレジ袋の使用廃止に向けた世界的な動きに沿ったものだ」などと、これを歓迎する声が上がる一方、消費者の反応は、「多くの消費者は便利さを追求しているため、少額のレジ袋代では、レジ袋の使用抑制につながらない可能性がある」、「レジ袋の利用を減らすうえで、有料化とともにインセンティブが必要だ」など、まちまちのようです。

シンガポールでも、始まりつつあるレジ袋有料化の取り組み。実現に向け今後の行方が、注目されます。



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SingaLife編集部

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