シンガポールの新年1月2日の降水量、過去39年間で最高レベル

2021年に入ってもシンガポールでは風雨が続いています。元旦から2日にかけ雨がやまず、チャンギエリアで観測された降水量は、この2日間だけで1月の平均降水量を上回りました。1月2日の正午から午後7時にかけて、210.6ミリの豪雨が観測されました。シンガポール国家環境庁(NEA)は2日に先立ち、2日の降雨量は過去39年の記録の中で、1日当たりの降雨量としては上位1%のあたるほどの量になるとの予測を立てていました。

NEAは洪水に備えるため職員を派遣しました。担当者は「派遣チームは交通整理や浸水被害があった住民の補助にあたった」と話しています。

気温の低さも際立ちます。NEAによると、2日の最低気温は午後7時、ニュートンでの21.1度でした。これは、23~33度程度との予測を下回りました。

風雨と低温についてシンガポールの人びとの受け止めは様々です。中には「息抜き」になっているとの声もありました。投資アナリストのローさん(33歳)は「布団の中で汗ばむこともなく秋のよう。セーターを着る良い機会だ」と話します。イムランさん(42歳、女性)は、水位の上昇を見て洪水が心配になったと話す一方で、「年中温かいシンガポールにいる身としては、ジャケットで外に出られるよい機会です」と前向きです。

シンガポール国内の中国語日刊紙は、雨の影響で車が立ち往生するなど、年末年始の休みの計画が台無しになった人もいると伝えています。またSNSには、車線を塞ぐ倒木の画像や動画が拡散しています。

シンガポール経営大学(Singapore Management University、SMU)のウィンストン・チョウ准教授(科学技術社会論)は「1日あたりの降水量は過去最高となるだろう。モンスーンの吹き込みもやむ気配がなく、さらに更新されるのも時間の問題だ」と指摘します。

南シナ海から吹き込むモンスーンが、周辺地域に豪雨をもたらす雨雲を発生させています。チョウ准教授は「例年この時期に吹くモンスーンと海面水温が下がるラニャーニャ現象の時期と重なったことでより雨が強くなっているのではないか」と指摘しています。

大雨や低気温は2、3月も続く可能性があります


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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