【2023年版】 シンガポールにマンゴーの季節到来!人気のインド産など、旬の今こそ楽しみたい絶品マンゴーをご紹介!

日本ではなかなか日常的には食べられないマンゴーですが、シンガポールでは日頃から市場やスーパーで出会える身近なフルーツです。特に旬のマンゴーがたくさん出まわる4~6月の時期は、値段も下がり、普段目にすることのない珍しい品種も流通するなど、マンゴー好きにはたまらない季節!

そこで皆さんにぜひ味わっていただきたいおすすめの品種や、シンガポールのマンゴー事情についてご紹介します!



シンガポールのマンゴー事情

シンガポールの店頭でほぼ1年中見つけることのできるマンゴーは、日本にいるときよりもだいぶ身近で、味わう機会の多いフルーツです。果物店やスーパー、ウェットマーケットなどで、フィリピン、タイ、ベトナム、台湾、インド、オーストラリアなど、さまざまな地域からの種類豊富なマンゴーに出会うことができます。

ビタミンなどの栄養も豊富でおいしく健康にもいいマンゴー。品種によっては価格も手頃なので、日常的に楽しみたいですね!


シンガポールのマンゴーシーズンは4月〜6月の今!

シンガポールにはさまざまな地域からのマンゴーが入ってくることや、それぞれの品種で生育に適した時期が異なることなどから、ひと口にマンゴーと言っても旬な時期はそれぞれです。

ですが、4月〜6月のこの時期は、複数の品種の旬が重なり、特に多くの品種や新鮮なものが流通する、マンゴー好きが待ちに待ったマンゴーシーズンなのです!中でもマンゴーの王様と呼ばれる、インド産アルフォンソマンゴーの季節の到来とあって、インド産マンゴーを大量に扱うリトルインディアの果物店などでは、いつも以上の活気を感じることができます。

そのほか、ウェットマーケットやスーパーなどでも、これまでより値段の下がったものや、普段あまり見なかった品種のものに多数出会うことができるので、この時期いつも以上にマンゴーを楽しみたいですね!


シンガポールで出会えるさまざまなマンゴー

東南アジアやオセアニアなどからの、さまざまな品種のマンゴーがそろっているシンガポールでは、気分や好みに合わせて種類を選べるほど、マーケットやスーパーでバラエティ豊かなマンゴーに出会うことができます。実際にどんなマンゴーに出会えるのかご紹介しましょう。

ペリカンマンゴー

色や形がペリカンのくちばしに似ていることから、通称ペリカンマンゴーと呼ばれる、ドライフルーツとしてもポピュラーなマンゴー。厳密にはフィリピン産のカラバオという品種を指しますが、今ではほかの同形状のマンゴーがこのように呼ばれることもあるようです。

シンガポールの市場で一番頻繁に出会えるのが、この形状のマンゴー。マンゴーの中では淡白な味わいですが、酸味と甘味のバランスがよく、価格も手頃なので、身近なマンゴーとして人気です。旬のこの時期には、1個あたりS$1ほどのお買い得品に出会えたり、まとめ買いで更に安く購入ができたりと、楽しめる機会がグンと増えるのがうれしいですね。



アップルマンゴー

アップルマンゴーとは、熟すと表面がリンゴのように赤く色づくマンゴーの総称です。日本の国産マンゴーの大半を占めるアーウィン種などが、これにあたります。

写真は、パルメロというヘイデン種のアップルマンゴーのひとつです。鮮やかな赤色は確かにリンゴにとてもよく似ていて、見ているだけでも元気が出てきます!


アルフォンソマンゴー

マンゴーの王様と称されるインド産アルフォンソマンゴーは、まさに今が旬の人気の高いマンゴーです。そんな王様の味を味わうべく、待ちに待ったシーズン開始と同時にアルフォンソハンティングに出かけて来ました!

向かったのは、リトルインディア、テッカセンター近くの果物店街です。小ぶりなアルフォンソマンゴーは、初めての方には見つけにくいかもしれませんが、写真のようなAlphonsoと書かれた箱が店頭やお店の周りに置かれていないかチェックしてみるのも、このマンゴーを見つけるコツです!

この日の価格は1箱1ダースでS$36。「少しだけ買いたいのですが」と言うとS$10で3個購入させてもらうことができました。「まだまだこれから安くなるから、また来てね」と、なかなか商売上手なお店の方。「おいしかったら、もちろんこのお店でリピートします!」とお伝えすると笑ってくれました。

お店の方に、「表面に赤味が出はじめているものは、もう今日あたり食べ頃」と教えていただき、帰宅後さっそくひとつトライすることにしました。

果肉は生き生きしたオレンジ色で、ひと口食べると、とろっとしたクリーミーな舌ざわりに続き、しっかりと濃い香りが鼻に抜けていきます。さすがマンゴーの王様と呼ばれるだけあり、濃厚な味わいです!アイスクリームやヨーグルトと混ざっても、しっかりとマンゴーの味を感じられるので、トッピングに使うのもおすすめ。

一度体験すれば、シーズン中に何度も味わいたくなること間違いなしですよ! 


KPマンゴー

オセアニアにも比較的近いシンガポールでは、東南アジアのマンゴーだけでなく、オーストラリア産マンゴーにも出会えます。こちらのKensington Pride、通称KPマンゴーは、オーストラリアで特に人気の、芳醇な香りのマンゴーです。熟してくると桃のように色づくことから、ピーチマンゴーとも呼ばれているそうです。

実際に購入して試してみましたが、カットする前からすでにうっとりするような甘い香りを感じました。

果肉は少し赤みのある濃い黄色をしていて、アルフォンソと比べると酸味もあります。ジューシーで果肉が厚く、とても満足感の高いマンゴーです!

今回は、半分はそのままいただき、もう半分はカットして耐冷容器に入れ、冷凍庫で冷やしてからいただきました。

半解凍したこちらの冷やしマンゴーも、トロッとした食感と少しだけ残るシャリッとした歯触りが相まって、暑い日には最高のデザートです!シンガポールがマンゴーシーズンの今、いつもとは違う食べ方も、ぜひ試してみたいですね!


R2E2マンゴー

こちらもオーストラリアでも栽培される、R2E2というマンゴーです。ごろんとした、大きく丸みのある形が特徴で、ペリカンマンゴーのような細長い形のマンゴーとは、まさに正反対の形状をしています。アルフォンソやKPマンゴーに比べてさっぱりした味わいで、爽やかにリフレッシュしたいときなどにピッタリです。

オーストラリア産以外に、写真のベトナム産や、タイ産などの東南アジア産も数多く流通しているので、産地ごとに食べ比べてみるのも楽しいですね!


アイスクリームマンゴー

アイスクリームマンゴーの呼び名で親しまれるインド産Jill Pasanthは、種をくり抜き、スプーンですくってアイスクリームのような食べ方ができると人気です。

一般的な品種と違い、種そのものが丸みを帯びているので、半分に切って種を取り出すことができ、冷凍庫で冷やせばマンゴーの形そのままが器になった素敵なデザートに!種をくり抜いたところに、本物のアイスクリームやヨーグルトを入れて楽しむのもいいですね!


ムスタファセンターで出会えるインド産のさまざまな品種

アルフォンソでインド産マンゴーの魅力のとりこになった方には、テッカセンターと同じくリトルインディアにある、ムスタファセンターを訪ねるのがおすすめです!この時期のムスタファセンターは、さまざまなインド産マンゴーであふれています

人気のアルフォンソはもちろんのこと、Himapasanth、Pairy、Keser、Senthoora、Jawari、Badamiなど、インド産だけでもこれだけ多様な品種のマンゴーが並ぶさまは圧巻です。

もちろん、タイ産などのインド産以外のマンゴーにもあわせて出会えるので、「とにかくいろいろな種類を試してみたい!」という方は、ぜひ足を運んでみてください!

Mustafa Centre(ムスタファ センター)
住所:145 Syed Alwi Rd, S207704
最寄り駅:Farrer Park駅、Little India駅
営業時間:9:30-翌2:00
定休日:無
電話番号:6295 5855
WEBサイト



マンゴーはデザートでも人気!

日本人にもローカルの方にもファンの多いマンゴーは、デザートでも根強い人気です!甘いものでちょっとひと息つきたいとき、この時期特においしいマンゴーのトッピングやフレーバーで、ローカルデザートを楽しんでみませんか?

アイスカチャン

さまざまなフレーバーで楽しめるシンガポールのかき氷“アイスカチャン。この時期は新鮮なマンゴーのトッピングで味わうのがおすすめです!庶民的なフードコートなどでも出会えるデザートなので、手頃な価格でマンゴーデザートを楽しめるのがうれしいですね。


サゴ

サゴ椰子から採れるデンプンを使ったサゴのデザートは、中華料理店や中華系スイーツ店などで味わえる、シンガポールでも定番のデザートです。

中でもやはりマンゴーフレーバーは根強い人気!写真の、Swee Choon Tim Sum Restaurantのものは、マンゴーの甘味とブンタンのスッキリ感がバランスよく、心もお腹も喜ぶ満足感です。

Swee Choon Tim Sum Restaurant(瑞春 )Jalan Besar店
住所:183/185/187/189/191/193 Jalan Besar, S208882
最寄り駅:Jalan Besar駅
営業時間:月・水〜金 9:00-15:00(L.O.14:30)、18:00-翌4:00(L.O.3:30)
     土日祝 9:00-16:00(L.O.15:30)、18:00-翌4:00(L.O.3:30)
定休日:火
電話番号:6225 7788
他店舗:有(Century Square、AMK、NEX)
WEBサイト

 

マンゴーで季節の味を楽しもう!

今回ご紹介した以外にも、ハニーマンゴーやマンゴーススなど、シンガポールで楽しめるマンゴーはまだまだ盛りだくさんです!一年中暑いシンガポールでは、日本のように旬を感じることは難しいですが、店頭のフルーツをとおして、季節を感じるのも楽しいですね。

栄養豊富なマンゴーは、暑さでバテるのを防ぐおいしい栄養補給食材としてもピッタリです!特にさまざまな品種が味わえるこの時期、ぜひたくさんのマンゴーを楽しんでみてください!

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。



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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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