シンガポールから行くオーストラリア!おすすめの観光名所や食べ物は?フライト情報や物価も一緒にお届け!

シンガポール滞在中だからこそ行きたいオーストラリア!時差も少なく、直行便も多く飛んでおり公用語も英語なので気軽に旅ができます。西洋諸国と似て非なる独自の文化を肌で感じたり、南半球ならではの大自然の神秘の世界に足を踏み入れたり。一生に一度は訪れたい土地の魅力をたっぷりお伝えします。




シンガポールに似てる?オーストラリアはどんな国?

南半球に位置する、日本の国土の約20倍もあるオーストラリア。シンガポールと同じく他民族国家ではありますが、歴史的にヨーロッパ諸国からの移民が多いのが異なる点。文化圏は全く異なります。公用語が英語という共通点もありますが、こちらも「オージーイングリッシュ」といわれ、特徴のあるオーストラリアアクセント。共通点もありつつ、全く違う雰囲気を持つ二つの国の違いを見られるのは旅の楽しさの一つです。

シドニーやメルボルン、ブリスベン、キャンベラ等は都市部として知られていますが、都市部を少し離れるとそこは大自然の宝庫。ビーチや砂漠、荒地や湿地帯等、オーストラリアならではの大自然がたくさんあります。

何よりもシンガポールから行くのがおすすめの最大の理由は、エリアによっては日本からよりも移動時間が少ないこと。そして時差が1,2時間と少ないこと。レストランでの飲食費がシンガポールより高めなのが不服ですが、治安も良く、都市によっては約5~7時間程のフライトでアジア諸国とは全く違う文化圏へひとっ飛びできるのは魅力的です。


シンガポールからオーストラリアまでのフライト情報

シンガポール発、各都市への直行便は下記の通りです。(Google調べ)

 運行飛行機会社 料金価格帯(SGD)
(2022.5月旅行時)
※季節により変動します。
所要時間
シドニー スクート・シンガポール航空
ブリティッシュエアウェイズ
カンタス航空
シンガポール航空
$510~$2,023約7時間30分
メルボルン スクート・シンガポール航空
カンタス航空
シンガポール航空 
$517~$1,997約7時間30分
パーススクート
ジェットスター・アジア航空
カンタス航空
シンガポール航空 
$388~$708約5時間
アデレード シンガポール航空 $775~$1,280約7時間30分
ダーウィン
※曜日によっては便がありません
ジェットスター・アジア航空
シンガポール航空  
$481~$585約4時間30分



オーストラリアの治安は?観光の注意点

治安について

治安は比較的良いと言われていますが、現地に慣れていない観光客を狙ったスリや置き引き、車上荒らし等は発生しています。貴重品は肌身離さず等、基本的な防犯・安全対策は油断せずに万全にしましょう。

また、夜間は性犯罪やドラッグのトラブルもあり得ますのでクラブやバー等へは極力近づかないのが得策です。人気のない道を一人で歩くのも避けた方がよいでしょう。


日焼け止めとサングラスは忘れずに!

オーストラリア人の3人に2人が70歳までに皮膚がんを発症すると言われるほど紫外線の強いオーストラリア。国をあげて紫外線対策を推奨しています。現地では”長袖を着る”、”日焼け止めを塗る”、”帽子をかぶる”、”サングラスをかける”が基本的な紫外線対策となっています。

旅行に行くだけではそこまでのダメージを受けることはないので心配しすぎることはありませんが、旅行中の肌や目を守るためにもSPF50の日焼け止め紫外線対策用のサングラスは必須です。


オーストラリアでおすすめの観光名所

オペラハウス(シドニー)

1973年に完成した、世界で最も建築年が新しい世界遺産に指定されているオペラハウス。シドニーだけではなく、オーストラリアのシンボルとして有名です。貝殻やヨットの帆をイメージした独創的な建物は20世紀を代表する建築物とも言われています。

観光時には建築ツアーオペラハウスの歴史や裏側についての話を聞けるツアー子供向けのツアーなどを申し込むこともできます。シドニー湾を見渡す最高のロケーションで食事を楽しむレストランもあり、時間をとってゆっくり過ごしたいスポットです。


グレートバリアリーフ(クイーンズランド州)

日本の本州が全部埋まってしまうほどの大きさの世界最大の珊瑚礁。ここには絶滅危惧種を含む、様々な生き物が生息し、息を飲む美しさです。

ダイビングやシュノーケリング、ヘルメットをかぶっての水中歩行など楽しみ方は様々。水中飛行機から全景を見るツアーでは、カップルが見ると幸せになれると言われているハート型の珊瑚礁も見ることができます。


エアーズロック / ウルル

1987年にアボリジニの文化的価値が認められ、その聖地として世界遺産に定められた一枚岩のウルル(英名:エアーズロック)。「大地のへそ」「地球のおへそ」と言われるこの聖地は今でもアボリジニが神聖な場所として儀式を行っているため、登山は2019年より禁止されています。

遠くから離れて眺めるサンセット、サンライズツアー等でその神秘的な景色を眺め、目に焼き付けた風景を旅の思い出として持ち帰りましょう。


ピナクルズ(パース)

パースから北へ車でいくこと250km、ナンバン国立公園内にある3~5mの無数にある奇岩はなんと自然の産物。その昔海底だったこの一帯が長年の月日を得て枯れ、風化したことによりできたものと言われています。

ハイキングしながらカンガルーやエミューの群れがこの奇岩の間を通る光景を楽しんだり、サンセット、星空観測も可能。アクティブな方には砂漠ならではのサンドボーディングツアー等もあります。


グレートオーシャンロード(メルボルン)

メルボルンから車で1時間半程の町、トーキーからアランスフォードまでの約250kmをつなぐドライブルート。世界一綺麗な海岸道路と言われ、車のCMにも度々登場することでも有名です。

この道路での見どころは3つ。1つ目は南極からの風や波で荒く削られて残った12本の石灰岩の柱。現在は7本になってしまいましたが「12使徒」と言われ、荒々しい海の中にそびえ立つ奇岩の姿はなんとも言えません。2つ目はロックアードゴージ。岸壁に囲まれた入江を見渡すことができ、展望台、遊歩道なども整備されていて直接海辺に降りることが可能です。そして3つ目がロンドンブリッジ。海に突き出した岩が侵食により橋の形になったもの。自然の厳しさと美しさを同時に見ることのできる観光スポットです。


ゴールドコースト

南北にわたって約70kmの砂浜と海岸線が続くゴールドコースト。中心地であるサーファーズパラダイスではサーフィンや海水浴、様々なマリンスポーツを楽しむことができます。また、多くのホテルやコンドミニアムが立ち並ぶこの地域ではショッピングやグルメも楽しめます。子供達が喜ぶテーマパークもあり、大人も子供も大満足。

少し内陸部に足を延ばすと亜熱帯地域の雨林や滝の散策もできオーストラリアの楽しみがギュッと凝縮されたような場所です。


オーストリアで食べるべきおすすめの食べ物

オーストラリア特有のお肉

オーストラリアに来たら食べてみたいのがオージービーフ。日本に輸入されるオージービーフは放牧後に穀物を与えられ、日本人の口に合うように調整されています。本場では少し脂身が少なく、身が締まったものが好まれているようです。ステーキで食べるのであれば赤みを味わうためにもミディアムレアがおすすめ。また、ミンチにしたオージービーフサンドイッチもオーストラリアの人気ハンバーガーショップチェーン、Grill’dで試してみましょう。

そしてもう一つ、忘れてはならないのがカンガルーミート。古くからアボリジニーの食料として食されてきました。柔らかい赤身肉で高タンパク、低脂肪、低コレステロールな健康食品としても知られています。その他、ミンチ肉をグレービーソースと共にパイ生地で焼き上げた、オーストラリアのソウルフードと言われるオーストラリアンミートパイ。フードトラック等いたるところで売られています。

最後にオーストラリアのラム肉、オージーラム。レストランではよく見かけますので、ラム好きの方は是非トライしてみましょう。


海に囲まれたオーストラリアのシーフード

海に囲まれたオーストラリア。新鮮な魚介類を食べることができます。まず特筆すべきは牡蠣。シドニー原産の「シドニーロックオイスター」は、小ぶりで身が小さく、味が濃厚で香りが強い牡蠣です。レモンやオーロラソース等とよく合います。レストランでも食べることができますが、市場で買って新鮮なうちにその場で食べてしまうのも旅の楽しい一幕になりそうです。

また、スズキ目・アカメ科に属する白身魚「バラマンディー」のフィッシュアンドチップスも日本ではメジャーな魚ではないので機会があれば食べてみてはいかがでしょうか。その他、タスマニア産のふっくらとしたサーモンオーシャントラウト(マス)も食べ比べてオーストラリアの食事を楽しみましょう。


移民文化が作り上げたコーヒー文化

意外かもしれませんが、オーストラリアには独自のコーヒー文化があります。イギリス植民地だったことから紅茶文化だったのでは?と思われがちです。しかしイタリア等、ヨーロッパからの移民が多かった歴史があるためか、エスプレッソベースのカフェが現在では親しまれています。

日本ではあまり聞き慣れないですが、シンガポールではお馴染みの泡のないミルクをいれたコーヒー、「フラットホワイト」もオーストラリアでは定番です。観光の合間にホッと一息つきたい時、是非オーストラリアのコーヒーを堪能してみましょう。

オーストラリア土産定番の甘いチョコレート菓子「ティムタム」片手にビーチでコーヒーをのんびり頂くのも旅行ならではですね。ちなみに、世界中で有名なティムタムですが本場オーストラリアでは他国で見られないフレーバーもあるのでスーパー等で見てみましょう。


オーストラリアのソウルフードデザート

オーストラリアオリジナルの国民的スイーツといえば、「ラミントン」「パブロバ」。「ラミントン」は、スポンジケーキにチョコレートをコーティングし、ココナッツをまぶしたもの。ジャムやクリームを挟んだりもします。そして「パブロバ」は、メレンゲに生クリームやベリー類を飾りつけたスイーツ。ロシアのバレリーナ、アンナパブロバが1926年にオーストラリアを訪れた際に考案されたもの。「ラミントン」も「パブロバ」いずれも各家庭で気軽に作られるデザートです。


シンガポールだからこそ行くべきオーストラリア

時差も少なく、シンガポールからも直行便が多く出ているオーストラリアは是非訪れてほしい国の一つです。シンガポールもオーストラリアもお互い他民族国家、イギリスの統治下に入っていたことなど共通点がありますが、文化も自然も全く異なります。そんな違いを感じながら旅ができるのもシンガポール在住だからこそ。次の旅行は是非オーストラリアへ!

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

この記事を書いた人

SingaLife知りつくし隊

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