新田真剣佑さんら豪華出演陣がシンガポールに!Disney+出演作をアピール。配信予定の注目作品も要チェック!
世界中で人気のストリーミングサービスDisney+。DisneyコンテンツショーケースAPECでは、50以上の公開作品の紹介が行われました。
今回、日本やアジアのスターが大挙してシンガポールへ来星。ブルーカーペットや記者会見の模様、そして続々公開されるアジア オリジナルコンテンツもご紹介します!
DisneyコンテンツショーケースAPEC2022に参加のため、マリーナベイ サンズ コンベンションに集合したのは、アジア中から招かれた記者600名以上。会場の外に展示された大人気キャラクターがずらりと並んでいます。なかなか見られない豪華な光景です。
【Day1】 記者発表会
いよいよ記者発表会の幕が開き、席には翻訳機が用意されており、英語、日本語、韓国語が同時通訳されます。
社長のオープニングメッセージ
ウォルト ディズニー カンパニー アジア パシフィック社長のルーク・カンさんは、「今年は、受賞歴のあるスタジオや象徴的なフランチャイズによるグローバルなブランドコンテンツの幅広さと、2023年のAPACコンテンツスロートを紹介することが重要でした」と口火を切りました。
そしてディズニーは2023年に50以上のアジア太平洋地域またはAPACのオリジナル作品を発表しました。
「昨年10月、初のAPACコンテンツ・ショーケースにおいて、この地域から世界最高のストーリーを発掘し、世界の舞台で輝けるクリエイティブの素晴らしさを紹介するという長期計画で、ローカルコンテンツ制作への第一歩を踏み出しました。アジア太平洋地域のオリジナルストーリーが、ウォルト ディズニー カンパニーの次の100年の重要な柱となることが私たちの願いです」
アジア太平洋地域のコンテンツへの、ディズニーの期待度が感じられる言葉です。Disney+がさらに拡大していくためにオリジナルコンテンツの重要性を理解した上でしょう。
今年になって筆者自身感じたのは、以前ならNetflixのみで放送されていたアニメなどが、Disney+でもAmazon Primeでも放送されているという事です。差別化を図るためには、やはりオリジナルコンテンツの充実度、クオリティが鍵になるという気がします。
午後の記者会見で発表されたアジアオリジナルコンテンツは、日本からは実写とアニメが融合した「ワンダーハッチ ー空飛ぶ竜の島」「ガンニバル」「HOUSE OF THE OWL」。そして「東京リベンジャーズ:聖夜決戦編」もDisney+、Disney+ Hotstarで世界独占配信(中国全土を除く)となったことなどを発表。
出典:The Walt Disney Company ©和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
今回発表された日本コンテンツ8作品のうち、6作はアニメでした。やはり日本のアニメの素晴らしさは、他の国を圧倒している証ですね。Disney+にとって強敵とも呼べる存在ですが、敵対するより競合して秀作を世界に届けようというディズニーの精神はさすがです。
来年は日本のドラマのすばらしさが浸透し、もっともっとドラマが増えるように、ガンニバルとHOUSE OF THE OWLに頑張ってほしいものです。
日本から製作陣が参加したのはこちらの作品
House Of Owl
2023年撮影開始予定の社会派ドラマ。フィクサーとして国をも操る男がただ1人操れないのが実の息子だった。真逆の親子役でベテラン田中泯さんと新田真剣佑さんが共演。「難しくなりそうだな、いろいろな感情が湧き起こりそう」と語ったように、重厚なドラマになることが予想されます。
ワンダーハッチ ー空飛ぶ竜の島
実写とアニメの融合という、新しい試みの作品です。聞くだけでワクワクしますね。現代に生きる少女ナギ(中島セナ)とドラゴンライダーのタイム(奥平大兼)そして最高のドラゴンライダーアクタを新田真剣佑さんが演じます。キャラクター原案は「約束のネバーランド」の出水ぽすかさんが担当します。
なんと新田真剣佑さんはHouse Of Owlとワンダーハッチの2本に出演。さすがハリウッドでも活躍する俳優さんですね。
ガンニバル
累計発行部数200万部を超えるコミック「ガンニバル」をDisney+ Starチャンネルでオリジナル作品として制作、12月28日から公開されます。
問題を起こし、山奥の集落に集落へと左遷になった警察官阿川大悟(柳楽優弥)。しかし平和な村には隠された秘密がありました。大悟と家族は巻き起こる事件の渦に巻き込まれていきます。
そして各国のコンテンツ紹介のラストには、毎回ミッキーマウスが登場。
スター達と写真撮影をしましたが、ユニークなのは彼が現れると、みんな自分がスターという事を忘れてしまうところ。思いっきり笑顔になってミッキーマウスと撮影し、最後はみんなでお見送り。さすが世界のトップスター、ミッキーマウスですね!
こちらは全員集合!
ブルーカーペットにスターが次々登場!
通常はレッドカーペットですが、ディズニーカラーに合わせてブルーカーペットと呼ばれています。華やかに着飾ったアジアスターがファンの前を歩きます。
吉岡里帆さん
片山監督と柳楽優弥さん
田中泯さん
新田真剣佑さん
チョン・へインさん、 キム・ヘジュンさん、三池監督、コ・ギョンピョさん。
その他にも多くのスターが参加しました。
【Day2】作品別記者会見
もちろん、本日も同時通訳ありの記者会見で、会場の中はこれから始まる会見に備え、カメラのチェックやラップトップの用意をしていました。
ガンニバル
原作は大ヒットアニメ。残酷なシーンも多く、ディズニーも攻めてるなという印象です。主役は演技派柳楽優弥さん、妻役に吉岡里帆さん、鍵を握る人物に笠松将さん。キャストを見ただけで期待できます。
日本制作の作品との違い
片山監督は潤沢な予算をかけ、こだわってシーンを作れたと監督。森のシーンだけでもあちらこちらの美しい場所をつなぎあわせ、最高の絵作りができたと語ります。世界配信ということもあり、同じシーンなのに6時間ほど離れた場所に移動して撮影したり、日本の自然の美しさを描き出したそうです。
柳楽優弥さんは家族を守るため、一線を越える行動を見せる主人公の葛藤を考えさせられたようです。武道の覚えがあったので、アクションシーンを演じるのでなく、本当の警察官の闘い方がリアルに出せたと語っていました。
予告編を見ると、徐々に狂気の虜になってゆく主人公の表情がすごい迫力です。見ている私たちも、もし私だったらどうする、と考えさせられそうです。監督曰く、回が増すごとにどんどん引き込まれていくとか。これは必見の注目作になりそうです。12月28日より配信開始。
コネクト
こちらは日本の鬼才三池崇史監督が韓国俳優とがっつりタッグを組んだ意欲作。
ストーリーは、脅威の回復力という不思議な力を持つ男が、殺人犯に右目を盗まれ、その目を通して殺人の一部始終を共有するようになってしまうという恐ろしい話。スリラーサスペンス、でもきっと三池監督らしく笑いもあるドラマになっているのでは。魅力的な作品です。
まさか自分がディズニー作品を!?
まさか自分がディズニーの作品を撮る日がくるとは、と驚いたという三池監督。確かに監督の過去作を見れば、監督自身驚くのもわかります。
ですが、他の作品も多彩なラインアップで、ディズニーの全方向に舵を切れる柔軟性を見た思いです。でも監督の手腕がみとめられた証ですよね。バイオレンス系の作品が多い三池監督ですが、それだけではない一流の監督さんですから。
韓国と日本のコラボ
三池監督がメガホンを取ると聞いたとき、俳優陣はコミュニケーションの部分で心配はあったようです。ですが、さすが一流同士。クランクインした後は、全くそんな事は感じなかったそうです。3人の俳優の中でもコ・ギョンピョさんは、監督の作品のファンでもあり、一緒に組めることを素直に喜んだようです。
監督から見た俳優陣の熱意と演技力に感銘を受け、お互いに熱のこもった撮影になったよう。チョン・へインさんの新しいイメージも注目です。
その他の注目作品
コール イット ラブ
出会うべきでなかった2人が出会い、お互いの深い傷に触れて心惹かれるようになっていく。キム・ヨングァンさん、イ・ソンギョンさんの演技はまるで現実のストーリーを見ているようです。
ティラ
インドネシア最大級のアクションドラマ。死の呪いにかかったスタントウーマンが呪いを解除するため、9人の巨悪を倒していく。主演のチェルシー・イスランのアクションは抜群です。
その他にもいろいろありますので、ゆっくり好みの作品を探してみても。
注目の映画
マイ・エレメント
映画「マイ・エレメント」は、ピーター・ソーン監督による新作映画で2023年夏公開予定です。
エレメント(火、水、土、風)が共に暮らす世界で出会った、火のエンバーと水のウェイド。性格も性質も真逆な2人だけど、なぜか心惹かれる。一緒にいるとどんなことが起きるのか、もしかして世界を変えることになるのでしょうか。ウェイドの水のように揺れる髪とか、エンバーの炎のゆらめきとか、さすがのディズニークオリティです。
AVATAR: THE WAY OF WATER
そして今回、忘れてはならないのが、12月15日より公開の「AVATAR: THE WAY OF WATER」の予告編公開です。3Dメガネを付けて見た予告編は、目の前にナヴィ族が、海の生物達が現れ優雅に泳いでいます。思わず歓声が上がりました。
2009年に世界歴代興行収入No.1となり、2019年「アベンジャーズ/エンドゲーム」で破られ、中国での再公開後、再び世界一に。今回その『アバター』の記録が、キャメロン監督自身の手により破られるのか気になります。
ストーリーは、神秘の星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイク。彼はナヴィの女性ネイティリと子供たちと共に平和に暮らしていました。ところが再び人類がパンドラに出現。海の部族の元へ身を寄せるジェイク達。だが執拗な追手は…。
シンガポールでもガーデンズ バイ ザ ベイとジュエル チャンギ エアポート、チャンギ空港T3でもAVATAR: THE WAY OF WATER関連のイベントがあり、人気を呼んでいます。今年1番見たい映画とも言われている本作。予告編を見ただけですごさがわかります。できれば3Dで見たい!
アジア太平洋地域コンテンツへの期待
ウォルト ディズニー カンパニーAPACのオリジナルコンテンツ戦略担当上級副社長キャロル・チョイさんは、「アジア太平洋地域からの作品がディズニーの次の100年の重要な柱となることが私たちの願いです。そして、アジア太平洋地域の厳選されたコンテンツは、世界の舞台でさらに紹介することを楽しみにしています」と語りました。
ディズニーの作品なら、予算も潤沢にあり、こだわった絵作りも可能です。Disney+発信の素晴らしいオリジナル作品が続々発表される2023年。そしてそれを皮切りに、毎年より多くのアジア太平洋地域の作品が生み出される事を祈っています。
そんな良質な作品の数々をDisney+チャンネルで家庭で気軽に楽しめるのは、本当にうれしいこと。もちろん、ディズニーの映画や番組も期待しています。
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この記事を書いた人
林じゅん子
長崎県出身。バブル期の東京で浮かれて過ごし、そのままシンガポールへ。気がつけば20数年!香港映画がきっかけでアジア芸能にはまり、シンガポール初日本人芸能記者(自称)に。ラジオ、雑誌ともに芸能一筋、出会った芸能人は数知れず。 現在はエンタメ以外の3大好物、イケメン、おいしいもの、アニマルネタ目を光らせる。期間限定&新製品にも目がない、ローカルどっぷりジャパニーズ