気になるシンガポールの宝くじ！買い方や種類など気になる情報を一挙ご紹介！

宝くじが好きな方は多いですよね。1等当選したら大金持ち、2等当選で小金持ち、実際に当たらなくても「当たったらあれを買おう、これをしよう」とひとときの夢を見させてくれるのが宝くじという娯楽です。番号札を買いに行って実際に当選番号をみる過程が宝くじの醍醐味です。

シンガポールでは日本のような宝くじというものは存在するのか、気になっている方も多いと思いますが、シンガポールでも宝くじ好きは多く、各地に宝くじ売り場が存在しています。また、シンガポールでは日本のように地方自治体ではなく、国で運営されているというのです。

といっても厳格な規制があるわけでもなく、日本と同じような感覚で楽しむことができます。特に新年には当選金額が毎年高額で地元民にも人気が高く、行列もできるので、これだけで惹きつけられる方もいるのではないでしょうか。ここではシンガポールの宝くじの種類や買い方、楽しみ方をご紹介していきます。

シンガポールの宝くじの種類

日本にも多種多様な宝くじがあるように、シンガポールにも同様のタイプの宝くじが複数存在しています。代表的なものには以下が挙げられます：

上記2つはそれぞれ日本にある数字選択式の「LOTO」と「ナンバーズ4」に類似したもので、日本で購入経験がある方なら比較的とっつきやすいかもしれません。もちろん言葉は英語と中国語で、言い回しの違いもあるので、全く同じではありませんが、仕組みに慣れてしまえば違和感なく十分に楽しめるはずです。

なお、シンガポールの宝くじは「Singapore Pools」によって販売が許可されています。「Singapore Pools」とは、きわめて合法的なギャンブルを提供するシンガポール国営企業で、各地で宝くじ売店を展開し、そこで得た利益の一部は社会に還元されています。宝くじの購入場所付近では、「Singapore Pools」とはっきり書かれた赤い看板を見ることができます。

TOTO

TOTOはシンガポールではおなじみの宝くじです。1～49までの番号が記載された枠のなかから6つの番号を選択します。この選んだ番号のなかからいくつヒットしたかで当選内容が決まります。選択方法はマークシートの塗りつぶし方式で、シートを受け取ったらお好みの番号6つを塗りつぶしていきます。枠が全部で6つあるため、最大6口まで出すことができます。

抽選日は月曜と木曜の週2回（時間は午後6:30）ですが、抽選日の選択はできず、結果的に直近の抽選日が指定されます。

当選商品と配分は以下の通りです：

※このなかのアディショナル番号というのは、抽選日に1つ追加される番号のことで、抽選日にはこの番号を含む計7つの番号が発表されます。わかりやすいルールですが、エントリーの仕方は1つではなく、以下の3パターンが用意されています。

1～49までの番号が記載された枠のなかから6つの番号を選択する方式です。1枠=1口となり、1口でS$1かかります。6口分すべての番号を埋めた場合はS$6払うことになります。番号を塗りつぶすのが面倒だという方は、窓口で「TOTO 、クイックピック」と伝え、かけ分に相当する金額を言いましょう。そうすると、ランダムに番号を選択してくれます。

通常の6つの番号のほかに、シートの左枠にある番号を塗りつぶします。選ぶ数字が大きくなるほど掛ける番号を増やすことができ、当選の確率を上げることができます。ただし、その分掛け金が段階的に高くなります。

※例えば、7個番号を掛けたいならSys7を塗りつぶし、1口枠で計7つ塗りつぶせばOK

上記同様、左枠にあるSys Rollを塗りつぶします。1～49までの番号の中から5つの番号を埋め、6つ目の番号をRとして買うことができます。このRは変数のようなもので、最初に選んだ5つ以外の番号が全て適用されます。その分、掛け金はS$44と高めに設定されています。

4D

4Dはシンガポールでも特に人気が高い宝くじといわれています。4Dは日本の宝くじ「ナンバーズ4」とほぼ同じで0000～9999と1万通りの番号から4つ数字の組み合わせをつくり、窓口に掛け金を払います。このとき、金額をいくら掛けるかも窓口に伝えます。最低S$1から参加することができます。

抽選日は直近の水曜日、土曜日、日曜日（時間は午後6:30）で、TOTOと異なり、こちらは抽選日をシート上で選択することができます。

以下は、通常の方法でS$1を掛ける場合の当選商品です。

種別にBIG（大）とSMALL（小）とありますが、これは番号をマークする際に選択できるもので、該当する賞と賞金額にその差が表れます。BIGの場合は下記5賞すべてが対象となりますが当選額が低く、SMALLは下記3賞だけが対象と厳しめですが、当選額は高めです。

エントリー方法は、通常のシンプルな方法以外に以下の3パターンがあります。

4つの番号をマークした後、シートの左下にある「Sys Entry」を塗りつぶします。これを選択すると、4つの数字が並び変わったとしても当選できるようになります。数学で「順列」という考え方がありますが、システムエントリーはこれに当てはまります。例えば1346という番号を塗りつぶしたとしても、3614でも有効となるわけです。並べ方は4×3×2×1で全部で24通りになります。

このシステムエントリーは数字の組み合わせが何通りかによって掛け金が変わってきます。

4つとも異なる場合は24通り、2つだけ同じ番号の場合は12通り、同じ数字のペアの場合は6通り、3つ数字が同じ場合は4通りなので、それぞれ掛け金はS$24、S$12、S$6、S$4となります。

「Sys Entry」の下にあるのがこの「iBet」です。システムエントリーでは1通りS$1という形式ですが、iBetをマークすると1口で合計S$1の掛け金になります。掛け金が最低金額で済むこのiBetですが、S$1で掛けた場合、配分はS$1あたりの金額にしかならず、せっかく1等選しても2000÷24でS$83、2等選でも1000÷24でS$42ほどしか手に入りません。

ただ小額から参戦できるので、初挑戦で試しにやってみたいという方にはおススメです。

最上部にあるRマークを塗りつぶします。3つの番号を埋め、4つ目の番号をRとして買うことができます。このRはどの数字にも置き換えることができますが、当てはまる番号は10通りあるため、最低でも掛け金はS$10になります。

宝くじが買える場所

宝くじは街中の店舗やコンビニエンスストアで気軽に買うことができます。店舗は至る所にありますが、主にコンビニエンスストアやショッピングセンター、銀行、幹線道路沿いの商店街付近で見かけます。「Singapore Pools」の赤い看板が目印です。日によっては長蛇の列になっているのですぐにわかるでしょう。

なお、現在は売り場に並ばなくても、Singapore Poolsの公式HPからオンラインで掛けることもできます。

シンガポールでの宝くじの買い方は？

宝くじの買い方は、店舗とオンラインの2通りがあります。店舗で買いたい場合は、Google MapでSingapore Poolsと検索するか、公式HPで調べるとたくさんヒットします。

店舗での購入方法

まず店舗に入り、掛けたい宝くじのシート（TOTOや4D）を探します。次に番号のマーキングが完成したら窓口に渡して掛け金を提示するだけです。多くの店舗は何かの帰りにふらっと立ち寄れる場所にあるので、気軽に購入できます。ただし、時期によってはかなりの列のなかで並ぶ必要があります。

オンラインでの購入方法

①Singapore Poolsの公式HPにアクセスし、HPの「Sign in」をクリック

②登録に必要な個人情報を入力（個人情報管理サービス「MyInfo」を利用すると便利です）

③規約・注意事項を確認し、アプリケーションフォームを送信

④SMSでワンタイムパスワードが届く

①ワンタイムパスワード登録後、登録時のユーザーネームとパスワードでサインイン（再びワンタイムパスワードが届く）

②ビザと現住所が証明できる公式書類の控えを用意し、ファイル形式を選択してアップロード

③Singapore Poolsのオペレーターにつながる（ビデオ通話や個人情報の提示を行う）

④通話を終了

最終審査通過後にSMSで登録完了の通知が届きます。ここまでくると専用アカウントが正式に有効化されるので、画面上で購入用のお金をデポジットして、利用開始ができます。オンラインでもS$1から参加可能です。

宝くじのスリルで日常に刺激を！ただしのめりこみは禁物

シンガポールでも日本と同じように各地で宝くじが人気です。特に毎年新年は数倍のボーナスがつくため、宝くじ売り場にものすごい行列ができます。TOTOは6つ、4Dは4つ当たればいいというわかりやすさ、S$1から買えるという手軽さから参入障壁がそれほど高くないのかもしれません。身分確認は厳格なものの、オンラインで気軽に参加できるのも魅力的ですね。

毎日お仕事と家事、旅行を楽しむのもいいけれど、すこしばかり「ツキ」を感じるときにはスリルを求めて宝くじを買ってみるのも面白いのでは？知識も身につくため、勝っても負けてもいい経験になるでしょう。ただし、基本的にはギャンブルなのでハマりすぎは厳禁です。必要以上に目を血走らせず、節度を保って楽しみましょう。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

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