シンガポールとテロ動向 第一の脅威はローン・ウルフ型過激分子:年次報告書

シンガポール南洋理工大学S.ラジャラトナム国際研究院は国際テロの脅威を分析した年次報告書『対テロ動向と分析』を公表した。

報告書は当地に対する第一のテロの脅威が今も、自己過激化したローン・ウルフ型の過激分子だとする一方、新型コロナ関連の移動制限緩和が東南アジアのテロ活動再開につながり得ることから、政府当局は警戒を怠るべきではないとしている。

報告書によると、昨年は国内治安法に基づく拘束者は1名だったが、当局による自己過激化ケースの摘発が相次いだ。

また、シンガポールは現在、具体的/明確なテロの恐れはないものの、イスラム過激派組織の宣伝活動の主要ターゲットになり続けると分析。加えて、グローバルジハード(世界規模の聖戦)では今後もインターネットが核になるとした上で、国境のないバーチャルな戦場で戦いを仕掛けていく“サイバー・ジハード”は当地ようにデジタル化が進む社会には潜在的危険因子だと指摘している。


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SingaLife編集部

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