シンガポールでおすすめのクレープ屋さん!本格フレンチからポップなクレープまでご紹介
皆さんは、クレープはお好きですか?日本ではスイーツとして人気ですが、シンガポールのクレープ屋さんにはどんなスタイルがあるでしょうか?今回は、本場フランスの味からポップでカラフルなクレープまで、今すぐ行きたくなるおすすめのクレープ屋さんをご紹介します!
クレープとは
日本では、クレープは三角に折りたたんだ生地にフルーツやクリームなどをはさみ、紙で包んで食べるイメージですが、発祥はフランス・ブルターニュ地方と言われています。紀元前7000年頃には、穀物の粉を水で練って円盤状にし、熱した石の上で焼いた、最初の「ガレット(galette)」が生まれ、その後13世紀にクレープが生まれたそうです!
当時、アジアからフランスに帰還した十字軍がソバ(蕎麦)を持ち帰ったところ、ブルターニュの気候風土に適して栽培することができ、以後、クレープの主材料として広く普及したそうです。
本場フランスでは、現在は「ガレット」と「クレープ」は区別されており、「ガレット」はソバ粉をベースにした塩味がある生地で作り、「クレープ」は小麦粉と牛乳、卵を使った甘めの生地で作るものとのこと。「ガレット」はお食事として、「クレープ」はデザートとして食べることが多いようです。
ユニークな伝統としては、クリスマスの40日後である2月2日は、宗教によって呼び名は変わりますが、フランスでは「シャンドルール(Chandeleur、ろうそく祝別の日)」と呼ばれ「クレープを食べる日」とされています。
5世紀のローマで、教皇ゲラシウス1世が晴天と豊作の象徴であるクレープを巡礼者らにふるまい、その労をねぎらった出来事に由来するそうです。黄金色で丸い形をしたクレープは、光や太陽、春を彷彿とさせ、左手に金貨を握りながら、幸福、繁栄、そして子宝を願って、フライパンでクレープを高く放り上げひっくり返します。
15世紀から続いており、将来の幸福を願う古い習慣だそうです。ただし、練習しないと床に落としてしまうのでご注意を!
おすすめのクレープ屋さん7選
世界中のグルメが集まるシンガポールですが、クレープ屋さんも本場フランスの味を楽しめるお店から、ユニークなコンセプトのお店まで、いろいろ楽しむことができます。ここでは、SingaLife編集部が厳選したおすすめのクレープ屋さんを7つご紹介しましょう。
French Fold
シックな雰囲気の「French Fold」はフレンチレストランとして人気があり、ガレットはソバ粉の生地を使った正統派。丸い生地の角を折って提供するのも、本場フランスと同じです。
トッピングの種類によってメニューが変わりますが、シンガポールらしいものとしては、カレーのトッピングなどがあり、食べてみたくなりますね。
クレープにはさまざまなバリエーションがあり、トッピングに可能なジェラートはカトン地区で有名なジェラート屋さんの「Birds of Paradise」のものになっています。デザートにぜひ!ほかにもケーキの種類が豊富なので、SNSで最新情報をチェックしてみてください。
お店はブレックファスト、ランチ、ディナーのほかに、アフタヌーン ブレイクという時間帯も設けられており、幅広い時間帯で出かけることができます。おしゃれな空間でゆったりフランス気分を味わってみてはいかがでしょうか?
French Fold(フレンチ フォールド)Orchard店 住所:390 ORCHARD ROAD 01-02, Palais Renaissance, S238871 最寄り駅:Ochard駅 営業時間:月 9:00-23:00、火~土 8:00-24:00、日 9:00-23:00 定休日:無 電話番号:6908 3962 他店舗:有(Telok Ayer店・同系列Merci Marcelもあり) WEBサイト |
Gather
名門「ラッフルズ ホテル」の敷地内にあるショッピングアーケードの一角に佇む「Gather」。落ち着いた空間のカフェのほかに、オーガニック素材でできた洋服や、オリジナルデザインのアクセサリー、グルーミング用品や食器など、ライフスタイル関連の商品も購入できるショップが併設されています。
カフェでは、ガレットやクレープ、サンドイッチなどシンプルかつ上質なメニューが用意されており、スイカとグレープフルーツのスクイーズなど体が喜ぶドリンクもあります。
クレープにはいくつかの種類があり、カマンベールといちじくなどフランスらしい組み合わせの味も楽しむことができます。コーヒーは、オーストラリア・メルボルンで3代にわたり続く「Genovese Coffee」から、エスプレッソをベースとしたGatherカスタムブレンドと、シングルオリジンのコーヒーを提供しています。
テイクアウトやデリバリーもお願いできるそうですが、こだわりの詰まった、居心地の良いカフェにまずは足を運んでみてはいかがでしょうか?
Gather(ギャザー) 住所:328 North Bridge Road , #01-12, Raffles Shopping Arcade, S188719 最寄り駅:Esplanade駅 営業時間:8:00-18:00 定休日:水 WEBサイト |
Entre-Nous Creperie
有名なラッフルズ ホテルの裏手にあるシーア ストリートに佇むお店、それが「アントレヌー クレープリー」です。「クレープリー」とはフランス語で「クレープ専門店」の意味。
「アントレヌー クレープリー」は、シンガポール在住のフランス人も太鼓判を押すほどの味と言われており、クレープの本場であるフランス・ブルターニュ産の材料や素材にこだわったクレープを提供しています。2022年には、トリップ アドバイザーの「Travellers’ Choice Best of the Best 2022」にも選ばれている名店です。
ソバ粉の生地で作る「ガレット」と小麦粉の生地で作る「クレープ」にぞれぞれトッピングできる豊富なメニューがあり、選ぶのも楽しそうですね。ドリンクにはぜひ「シードル」を合わせてみてください。シードルとはブルターニュの名産であるリンゴの発泡酒で、本場では、クレープやガレットと一緒に楽しむことが多いそうです。
シンガポールで、フランスの本場のクレープが楽しめるのはうれしいですね!
Entre-Nous Creperie(アントレヌー クレープリー) 住所:27 Seah St., #01-01, S188383 最寄り駅:Esplanadell駅 営業時間:火〜金 12:00-14:30, 18:00-21:30(L.O. 21:00) 土 11:00-15:00, 18:00-21:30(L.O. 21:00) 日 11:00-16:30(L.O. 16:00) 定休日:月 電話番号:6333 4671 WEBサイト |
So France
「So France」は、「Alliance Française de Singapour(アリアンス フランセーズ シンガポール)」に併設されているカフェ。アリアンス フランセーズ シンガポールとは、1949年に設立された非営利教育組織でパリに本部があります。アリアンス フランセーズは世界中に1,085もの拠点があり、歴史あるフランス語学校で有名です。また、フランス文化の紹介も行われており、シアターも併設されています。
カフェでは、ガレットやクレープはもちろんのこと、キッシュやバゲットサンド、タルトやペストリーなど、フランスでおなじみのメニューが並びます。ドリンクは南国のフルーツを活かしたスムージーもあって試したくなります!
また、フランスのチーズなどの食品も購入できるので、シンガポールでフランス気分を味わってみるのもいいですね。
So France(ソー フランス) 住所:1 Sarkies Road, S258130 最寄り駅:Newton駅 営業時間:月〜金 9:00-18:30、土 8:30-18:30、日 9:00-16:00 定休日:無 電話番号:6015 0552 他店舗:無 WEBサイト |
i Crepe
出典:i Crepe
色とりどりのクレープ生地に、何種類ものトッピング。クレープを好きなようにカスタマイズして味わうことができる「i Crepe」。お店の成り立ちがなんともユニーク!
「フランスのクレープ屋さんに行った時に、追加のお金を払うので、ヌテラ(チョコレート風味のスプレッド)をたくさん塗ってほしいとリクエストしたけれど叶わなかったのです。それでシンガポールに戻ってから、お客さまが一番食べたいと思うクレープを提供できるお店を作りたいと、2015年にオープンしました。」
クレープ生地の色をその日の気分に合わせてみたり、ちょっと変わったトッピングの組み合わせにチャレンジしてみたり、きっと「あなただけのクレープ」を楽しむことができるはず!
ドリンクもカラフルで、あの「ハリー・ポッター」で有名な魔法の飲み物「バタービール」も楽しめます。ポップなクレープと一緒に味わってみてはいかがでしょうか?
i Crepe(アイ クレープ)Far East Plaza店 住所:14 Scotts Rd #01-40, S228213 最寄り駅:Orchard駅 営業時間:月〜木 11:00-20:00、金 11:00-18:00、土 11:00-20:00、日 11:00-18:00 定休日:無 電話番号:8500 4636 他店舗 有(The Cathay店他2店舗) WEBサイト |
Ned’s Crepes & Coffee
引用
若者に人気のブギス ストリートにある「Ned’s Crepes & Coffee」では、まさに日本の原宿で食べるようなクレープが楽しめます!
トッピングを選んで、目の前で焼かれるクレープ生地の甘い香りが漂ってくると、もう待ちきれなくなりますね。クレープの焼き加減も、ソフトかクリスピーかで選択できるのでお好みに合わせて楽しめます。
イートインもテイクアウトもでき、サイドメニューでは、自家製のチーズケーキやフルーツカップもあります。ドリンクも、アイスピーチティーやアイスミロなど、スイーツによく合うものばかり!
Ned’s Crepes & Coffeeは、イベント会場でもブース出展しており、三角に折ったあのクレープを歩きながら食べるのもいいですね。
Ned’s Crepes & Coffee(ネッズ クレープス アンド コーヒー) 住所:No 3 New Bugis Street #02-07, S188867 最寄り駅:Bugis駅 営業時間:月〜日 12:30-21:30 定休日:無 WEBサイト |
SAYBONS
出典:SAYBONS
店名の「SAYBONS」とは、フランス語で「よい/美味しい」といった意味の「C’est bon.」からインスパイアされて名づけられました。創業者であるシンガポール人のDaphane Lokeさんは、名門校「ル コルドン ブルー」でフランス料理を学んだシェフでもあります。
数々の有名レストランで修業した後、南洋工科大学で経営の学位を取得して、2007年にSAYBONSを設立。かしこまって食べるフランス料理ではなく、本場の味を手軽に楽しめるようなミールセット商品などを開発して販売をスタートしました。
クレープをその場で焼いてくれる「クレープ ライブ ステーション」はユニークなサービスで、専門シェフがご自宅やパーティ会場、結婚式の披露宴に出向いて、できたてのクレープを提供してくれます。カジュアルなクレープから、プレミアムなクレープまで、お好みやご予算に合わせて、トッピングの種類も豊富なものから選べます。
クレープはお食事でもデザートでも楽しめて、目の前で焼いてもらうことでライブ感も高まり、イベントやパーティでは盛り上がりますね。ぜひケータリングでクレープを味わってみてはいかがでしょうか?
SAYBONS(セボン) 住所:9 Bishan Place #02-43, Junction 8 Shopping Centre, S579837 最寄り駅:Bishan駅 営業時間:月〜日 9:00-21:30(L.O 21:00) 定休日:無 電話番号:6258 3138 WEBサイト |
シンガポールのクレープを楽しもう!
今回はシンガポールでおすすめのクレープ屋さんを厳選してご紹介しました。いかがでしたか?クレープの本場、フランスの味を楽しめるお店や、ポップなお店など、さまざまなお店がありますよね。お友だちやご家族で、クレープ屋さん巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
シンガポールのお気に入りのグルメスポットに、ぜひクレープ屋さんも加えてみてください!
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
最新ニュースやプロモ情報をLINEとInstagram、メルマガでお届けしています!ぜひお友だち追加・フォローしてね!
この記事を書いた人
SingaLifeグルメ倶楽部
編集部が実際に足を運んだ選りすぐりの飲食店や、話題のカフェ・レストラン、最新グルメなど、シンガポールの食にまつわる旬の情報をご紹介します!次に食べたいグルメやお気に入りのお店が見つかるかも?