ドアの開閉音や家具を引きずる音など コロナ禍で騒音苦情増加
コロナ禍は、多くの人が在宅勤務や自宅学習になったことで、隣人の活動から生じる騒音に関する苦情が激増した。
2022年、住宅開発庁 (HDB)には当該苦情が約2万7600件(月平均2300件)寄せられた。公的機関の自治サービス向上を目指す取り組みの一環として、政府が設置した自治サービス室(Municipal Services Office、MSO)によると、本件数は2019年の4800件を5倍超上回る。主な苦情の1つは家具を引きずる音、物が床を転がる音やドアの開閉音など、階層間の騒音だ。
シム・アン上級国務相(国家開発担当)は2日に議会で開かれた住宅開発省の予算審議にて、MSOに隣人間の長期的かつ重大な騒音トラブル解決を支援する部門を新設すると発表した。本部門は、関連規則の強化の他、警察・政府機関やコミュニティーの仲裁人と緊密な協力体制を通じ問題解決に努め、必要があれば法的手段も取るという。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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