シンガポール外務省、福島県など日本産食品の輸入規制撤廃を発表

シンガポール外務省(MFA)は5月28日、東京電力福島第一原子力発電所の事故以来続いていた福島県産の食品に関する輸入規制を撤廃したと発表しました

シンガポールは福島県南相馬市など7市町村のすべての食品および福島県全域の水産物、林産物などを輸入する際に放射性物質の検査報告書の提出を求めていたほか、福島県以外の日本産の食品についても産地を証明する書類の提出を求めていました。今回の撤廃は、2011年の福島第一原発の事故以降初めてとなります。

5月25日に行われたリー・シェンロン首相と菅義偉首相の約20分間に及ぶ電話会談で決められました。菅首相は6月にシンガポールを訪問し、シャングリラ会合に参加予定でしたが、世界的な新型コロナウイルスの感染状況の悪化やシンガポール国内の感染者増加によって中止となっていました。

関連記事:シンガポールで開催されるシャングリラ会合が中止。菅首相が出席予定だったものの、コロナ感染拡大で


両首脳はシンガポールと日本の間の良好な関係を再確認したと述べ、新型コロナウイルスの状況も見つつ、双方の都合のよいタイミングで菅首相のシンガポール訪問を実現させると話したということです。

日系スーパーでより多くの福島県産の食品を見かける日も近そうですね。どんな食品が輸入されるのか楽しみです。

この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

  • 帰国生のミカタ
  • SingalifeBiz