「空気から作る」代替タンパク質 シンガポールで世界デビュー

食品技術における飛躍的発明として注目を集める代替タンパク質「ソレイン(Solein)」が5月25日、シンガポールにて世界デビューを果たした。

フィンランドのスタートアップ企業ソーラーフーズ(Solar Foods)が空気、水、電気と微生物から生成する粉末状のタンパク質はパンからパスタまで、あらゆる食品に使うことが可能。シンガポールが昨年10月に本代替タンパク質を含む製品の販売を承認して以降、初めて正式な試食会が実施された。

ソレインは微生物による発酵プロセスを利用して作られる。微生物に窒素や二酸化炭素を与えて増殖させ、余分な水分を取り除き乾燥させると粉末になるのだという。ターメリックのような見た目に、カシューナッツとアーモンドを混ぜ合わせたような淡泊な風味。65~70%がたんぱく質、5~8%が脂肪で、乾燥大豆や藻類に等しい栄養成分を持つ。

シンガポールは世界に先駆け、ソレインに青信号を出した格好だ。


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SingaLife編集部

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