【2023年版】シンガポールの祝日はいつ?連休もチェック!

新しい1年は何をしようか、年の終わりが近づいてくると来年の予定を考え始めるのではないでしょうか。そこで気になるのが新しい年の「祝日」。コロナによる行動規制が緩和された今、連休には久しぶりに旅行などの計画も楽しいですよね。気になる2023年のシンガポールの祝日や祭日をご紹介します!
目次
【2023年版】シンガポールの祝祭日リスト
国によって祝祭日はさまざまですが、シンガポールの祝祭日やパブリックホリデーはどのようなものがあるでしょうか?
シンガポール労働省の発表によると、2023年の祝祭日は下記10行事(計11日)となっています。振替休日は3回なので、2022年よりは少なくなります。しかし週末を含めると連休になる祝日も多いので、いつもより長い週末を楽しめます!
2023年の祝日一覧
祝日の名称 | 日付 | 曜日 | |
1 | ニューイヤーデー | 1月1日 ※1月2日が振替休日 | 日月 |
2 | チャイニーズニューイヤー | 1月22日、1月23日 ※1月24日が振替休日 | 日月火 |
3 | グッドフライデー | 4月7日 | 金 |
4 | ハリラヤプアサ | 4月22日 | 土 |
5 | レイバーデー | 5月1日 | 月 |
6 | べサックデー | 6月2日 | 金 |
7 | ハリラヤハジ | 6月29日 | 木 |
8 | ナショナルデー | 8月9日 | 水 |
9 | ディパバリ | 11月12日 ※11月13日が振替休日 | 日月 |
10 | クリスマス | 12月25日 | 月 |
シンガポール・イスラム教評議会(Muis)が発表の2023年イスラム教カレンダーは、こちらを参考にしてみてください。
祝日は“イスラム暦”によって決まるため、日程は毎年変わります。イスラム暦は天文の計算に基づいて作られていますが、2022年その計算の基準が改定されました。ブルネイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール4カ国のイスラム教機関は、2022年のイスラム暦から新しい基準を採用しています。多民族国家、多宗教国家のシンガポールならではのニュースでした。
1.ニューイヤーデー(New Year’s Day)= 1月1日(日)

マリーナベイでは毎年大晦日に、盛大なカウントダウンイベントが開催されます。2021年はコロナのため、残念ながら花火の打ち上げは中止となりました。2022年は、ハートランド各地で打ち上げられた花火を、特別番組やオンラインでの配信をリモートで楽しみました。
そして2023年、マリーナベイのカウントダウン花火がパワーアップして戻ってきます!花火と音楽が融合したシンガポール最大級のイベントが開催予定です。
2.チャイニーズニューイヤー(Chinese New Year)= 1月22日(日)、 1月23日(月)

中国の暦は旧暦(太陰暦)と言われますが、中国暦において最も重要な行事のひとつが「旧正月(春節)」です。伝統的な神々と、一族の祖先を敬うひとときとして、シンガポールでも大切にされてきました。
チャイナタウンは幸運・喜びの象徴である「赤色」の装飾で、鮮やかにライトアップされます。いわゆるお年玉の「紅包(アンパオ)」も配られ、お祭りムード一色になります。
3.グッドフライデー(Good Friday)= 4月7日(金)

多宗教国家のシンガポールでは、宗教にまつわる祝日が多いですが「グッドフライデー」とは何でしょうか?これは、「キリスト教」に由来する祝日です。
「グッドフライデー」とは、イエス・キリストが十字架にかけられた日。それから3日目の日曜日がイエス・キリストが復活した日、つまりイースター(復活祭)というわけです。
「グッドフライデー」はイースターの日付に合わせて移動するため、太陽暦(グレゴリオ暦)のカレンダーでは毎年日付が異なります。
4.ハリラヤプアサ(Hari Raya Puasa)=4月22日(土)

イスラム教徒の神聖なラマダンの断食明けを祝うお祭りは、シンガポールでは別名「ハリラヤプアサ」と呼ばれています。
「ラマダン」とは、イスラム教徒の厳格な懺悔の儀式。夜明けに始まり夕方に終わる、約30日間の断食が行われます。敬虔な信者たちは、断食期間中、礼拝や慈善活動を積極的に行います。
シンガポール国内にあるマレー人居住区のうち、最も古いエリアであるゲイラン・セライは、断食月の間、鮮やかなイルミネーションに包まれます。豊かな「食」の数々に出会えるバザールもオススメです。
5.レイバーデー(Labor Day)= 5月1日(月)

メーデー(May Day = 5月の日)とも呼ばれ、この日、世界各地では「労働者の祭典」が行われます。日本では、企業によっては休日と制定しているようですが、祝日にはなっていません。シンガポールでは、しっかりと祝日になっているようです。
シンガポールでは首相がメーデーのイベントにて、お祝いを発表しています。これも日本では見かけないことかもしれませんね。
6.べサックデー(Vesak Day)=6月2日(金)

シンガポールのみならず、世界各地の仏教徒の大切な祝日、ベサックデーは、釈迦の誕生、成道、入滅を記念する日です。
熱心な仏教徒が夜明け前から各寺院に集まり、花やろうそく、お線香などを捧げます。1日をかけて慈善活動を行い、最後にはろうそく行列をします。また、幼い釈迦の小さな像に水をかける儀式も見どころのひとつです。
7.ハリラヤハジ(Hari Raya Haji)=6月29日(木)

「ハリラヤハジ」とは、別名「犠牲祭」とも呼ばれるイスラム教の祝祭です。この期間中、神に対する自らの忠誠心を表し、祈りを捧げます。
最も重要な儀式は「コルバン」(犠牲)。信者たちが生きた羊やヤギ、牛を寄付し、生け贄として捧げるのです。生け贄の肉は、大切に切り分けられて、参拝者や援助が必要な方に分配されます。
8.ナショナルデー(National Day)=8月9日(木)

シンガポールの独立記念日、「ナショナルデー」。1965年8月9日に、マレー連邦から分離・独立したことを語り継ぐ日とも言えるかもしれませんね。
コロナ禍により過去2年間は例年より縮小されて開催されていたナショナルデー パレード。2023年は一般観客も迎え、会場をほぼ満員にして催行される予定です。
軍事パレード、多文化の歌や踊り、航空ショーが繰り広げられます。イベント終盤には、マリーナ・ウォーターフロントにて花火ショーも。シンガポール国旗の赤と白のカラーが島を染め始めると、ナショナルデーが近づいていることを感じます。
9.ディパバリ(Deepavali)=11月12日(日)

「ディパバリ」とは、悪に対する善の勝利を祝福するヒンドゥー教徒のお祭りで「ディワーリ(Diwali)」または「光の祭典」としても知られています。
世界各国のヒンドゥー教徒の家庭では、この日自宅をランプで美しく飾り、プレゼント交換やご馳走を楽しみます。そして、豊穣と富を司る女神ラクシュミへ「プージャ」(お祈り)を捧げます。
シンガポールの「リトル・インディア」地区では、きらびやかなイルミネーションや、華やかな街の装飾を見ながらお祭り気分が味わえます!
10.クリスマス(Christmas Day)=12月25日(月)

多民族国家のシンガポールでも、クリスマスは宗教に関わらずたくさんの人が楽しみにしている大イベントです!オーチャード・ロードが美しくライトアップされると、今年もまたクリスマスの季節が来たなと実感できます。
クリスマスツリーのオーナメントは、マーライオンやヤシの木デザインのシンガポールらしいものもあります。伝統的なクリスマス料理にはシンガポール風の味付けをしたり、地元ならではの楽しみ方をしています。
多彩なシンガポールの祝祭日を楽しもう!
2023年シンガポールの祝祭日は、マスターできたでしょうか?多民族国家のシンガポールならではの、多彩な祝日やお祭りがたくさんありますね。祝日の意味を知り、新しい文化を体験してみましょう!
新しい年が皆さまにとってよりよいものになりますよう、心よりお祈り申し上げます。
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife知りつくし隊
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