シンガポール雇用統計速報
第3四半期はリストラ、失業者増加:MOM

弱い経済見通しが卸売業の足を引っ張り、今年第3四半期は整理解雇とシンガポール居住者(国民と永住者)の失業者数が増加した。しかし、労働市場は8期連続で拡大した。

人材開発省(MOM)は第3四半期・雇用統計速報を公表し、失業率は低水準を維持しているが、失業者数は緩やかな上昇基調が続いており、上昇し続ける恐れがあるとして警笛を鳴らした。第3四半期のリストラ数は4100人で、第2四半期から900人増え、増加分の大半は卸売業だった。他部門のリストラ数は概ね横ばいまたは低下した。今年これまでのリストラ数は1万1120人と、2022年通年の6440人の約2倍。理由のトップは依然、事業再編/再構築だ。

9月は居住者失業者数が6万8千人となり、6月の6万5600人から3%増加した。また、9月の失業率は全体が2%、居住者2.8%、シンガポール人3%で、MOMは失業率がおおよそ安定的に推移したとしている。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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