感染症法が改正
HIV感染者は性交渉前の告知義務が不要に
血中ウイルス量などの条件付きで
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3月7日の国会で可決された感染症法・改正案に基づき、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者は半年以上に渡り血中のウイルス量が検出限界値未満(200コピー/mL)であれば、性行為のパートナーに対する感染リスクの告知が不要になる。
また、HIV感染者は性交日前9カ月以内の日付が記載され、ウイルス量が検出限界未満であることを証明する検査結果を所持し、同期間中は治療を受け続けていることが性行為を行う際の条件となる。
ラハユ・マフザム上級政務次官(保健省)は国会にて、「条件を満たすHIV感染者はパートナーへのウイルス媒介の危険性が実質的に皆無だ」と述べた。
現在、HIV陽性者は感染リスク告知・相手の了承なしの性行為が禁じられており、違反者は最高S$1万の罰金刑および/または最長10年の禁錮刑の対象だ。保健省が昨年6月に更新した統計によると、当地のHIV感染者数は2022年末時点で約7千人だ。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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