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シンガポールの地元紙記者が4種類の新型コロナの検査を受けてみた。4種類のスワブテストに挑戦!その結果は?

シンガポール政府は7月1日以降、13歳以上で急性呼吸器感染症(ARI)と診断されたすべての住民に新型コロナウイルスの検査を義務付けました。しかし、7月1日から8月16日までにスワブテストを受けたのは症状がある人4人のうち3人のみだそうです。

スワブテストとは、鼻や喉を綿棒でぬぐって粘膜の細胞を採取し、PCR検査を行うもの。ARIの症状があるのにこのテストを拒否すると、5日間のメディカルリーブ(医療休暇)が与えられます。5日経っても回復せず、引き続き感染が疑われる場合は、スワブ検査が法的に強制されます。

スワブテストには、4つのやり方がありますが、シンガポール保健省(MOH)は、いずれの方法においても、綿棒で粘膜の細胞を採取するプロセスが不快だと恐れられていることが、検査受診数が少ない原因の一つとしています。
そこで、シンガポールの地元紙ストレーズタイムズのレポーターが4種類のスワブテストに挑戦しました。その結果はこちら。

テスト1/鼻咽頭スワブ(スワボットと呼ばれる専用ロボットが実施)

プロセス:ロボットが回転している綿棒を鼻腔の奥に挿入して拭います
ロボットが自分の鼻に金属を差し込むと考えると緊張しましたが、心の準備ができてから自分で始められるところがよかったです。それに、しなければならないのはプラスチック製のノーズピースを鼻孔の下に引っ掛けてボタンを押すだけで、ほぼ痛みはありません。まるで、機械で視力検査を受けるのと同じです。泳いでいるときに誤って水が鼻に入ったような感覚が少しありましたが、機械は信じられないほどゆっくりと動き、プロセスは数秒で終わりました

不快レベル:3/10

テスト2/鼻咽頭スワブ(人が実施)

プロセス:医療専門家が綿棒を鼻腔の奥に挿入し、回して拭います
次に試してみたのは、医療専門家によるスワブテスト。綿棒を怖がって反射的に尻込みしたり、頭を後ろに引いてしまったりする人もいるそうです。幸い、私を担当した医師は事前にプロセスを丁寧に説明してくれたので、緊張せずにテストを受けられました。スワブが鼻腔の奥に当たった時に、また泳いでいる時に水が鼻に入った感覚があり、痛みを少しだけ感じて目がチクっとしましたが、涙は出ませんでした。こちらのプロセスも、数秒で完了です。

不快レベル:4/10

テスト3/鼻腔スワブ

プロセス:医療専門家が鼻の入り口近くに綿棒を挿入し、回して拭います。
テスト2と同じ医者にやってもらいましたが、気づかないうちに終わってしまいました。全く痛みがなく、鼻をちょっと強くほじったような感じです。ただ、精度が低いため、口腔咽頭スワブなど他のテストも行う必要があるのが難点です。
不快レベル:1/10

テスト4/口腔咽頭スワブ

プロセス:喉の奥に綿棒を挿入し、扁桃腺に触れるあたりで動かして拭います。
少し大きめの綿棒を喉の奥に入れて拭う間、舌を突き出して「ああ」と言い続ける必要があります。口の中に物を入れるのは慣れているし、他のテストに比べて楽勝なはず、と思っていましたが、喉の奥に異物を感じてギャグ反射が起きてしまいました。痛みはないのですが、吐き気がするので、ギャグ反射を抑えてちゃんと拭ってもらうためにあと2回もこのプロセスを繰り返すことになったのです。思いがけず、これが一番不快でした

不快レベル:5/10

スワブテストは楽しいものではありませんし、進んでやりたいとは思いません。でも、症状がある人だけでなく、周囲の人も安心して生活できますし、コミュニティのために必要なのであれば、受ける意味があるな、と思いました。

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