【外出措置中の子どもとの過ごし方】SingaLife編集部スタッフのレポート
子供がいる家庭、みんなどうやって過ごしてる?
新型コロナウイルスの感染拡大で、あらゆる国で行われているロックダウン。シンガポールも4月7日からサーキットブレイカーが始まって、基本的に不要不急な外出以外は禁止されてしまいました。
そんな中、子どもがいる家庭はどのように毎日を過ごしているのか、気になっているパパ、ママは多いのではないでしょうか?
そこでSingaLife編集部では、子どもがいる家庭が外出制限中にどう過ごしているのか、過ごし方の工夫や子ども達の変化などをスタッフにレポートしてもらいました。
旦那、私、小学3年と1年の兄弟
※旦那はエッセンシャルサービス業のため、サーキットブレイカー中も出勤。
3月中旬から日本人学校は春休みに入り、通常通りであれば4月中旬授業スタート予定でしたが、4月21日のリー首相のサーキットブレーカーの発表により6月1日まで学校での授業はなくなり、替わりにオンライン授業がスタート。
普段学校に行っている状況とは全く違い、家で過ごす時間が増えるため、以下のことを取り入れました。
・だいたいの一日の流れを親の方で決めておく
…全く決めていないとどこまでもだらけそうなので。
・日頃から設定しているゲーム時間を変えない
…例外を作ると今後困るため。
・NHK for Schoolという教育系動画アプリをiPadに入れた
…NHKによる学校向けの放送番組を視聴できるもの。ママ友から、小学生にとって学びになる動画が沢山あるよと聞いて。
・ベランダでの遊びを取り入れた。縄跳びやシャボン玉など
…ずっと室内なので気分転換できるようにするため。
・親子でジョギングを始めた
…平日毎日夕方18時頃、運動不足回避と外に出るチャンスを逃したくなかったため
7時半〜8時 | 起床、朝ご飯 |
8時半〜12時 | オンライン授業※(春休み中は、各種ドリル・ワーク類。終わったら自由) |
12時〜13時 | 昼ご飯 |
13時〜16時 | ベランダ遊び、TVゲーム、トランプ、かるた、人生ゲーム、読書など |
16時〜18時 | NHK Eテレ(NHKワールドプレミアム)視聴 |
19時〜 | 晩ご飯 |
20時〜 | ピアノの練習 |
21時〜22時 | お風呂、就寝 |
※日本人学校のオンライン授業
朝8時30分〜12時まで4限分の課題が出されます。国語、算数、英語、理科、社会、音楽や体育、図工もあります。朝と昼の2回、各クラスの担任の先生と生徒がオンラインで繋ぎ顔を見ながら、朝は出席確認や取り組んで欲しい学習のポイントを、昼は取り組めたかどうかの確認、明日の授業に取り組む上での準備などを伝えてくれます。
春休みからの続きのような形で外出制限がかかった生活に入り、最初は同じコンドの友達とも遊べないことに戸惑っていたものの、兄弟2人でなんとか楽しく過ごそうと自ら新しい遊びを取り入れる傾向も見受けられました。
以下にその一部を紹介します。
・遊ばなくなっていたトミカのおもちゃで遊び出すように
…約2年ぶりにテレビに繋げ、運転士になりきるおもちゃで1時間以上遊んでいる。
・おもちゃの棚の奥に眠っていたブロックを使い、ドミノ倒しをし始める
…教育テレビでたまたま見ていたドミノ倒しにはまり、再現を試みたくなった様子。
外出制限がかかってしまい、子ども達はつまらないだろうなという思いは勿論ありますが、子ども達なりに余力や暇な時間を楽しく過ごそうと昔遊んでいたものを引っぱりだしてきたり、新たな遊びを見つけたりして、意外に楽しそうに過ごしているように見えます。兄弟2人とも幼児時期を抜け、ある程度大きくなったのもあるとは思います。
親である私は、在宅で原稿を書きながら子どもの面倒を見ることになり、確かに疲れますが、子どもの成長を見守れるいい時間なのかもしれないと思うようになりました。あとこの機会に気になるお店のデリバリーなど、「経済をまわすため」「外出制限だから」という大義名分のもと、家事に手を抜けるのも考えようによってはハッピーな時期かもしれません。笑 いかにこの時間を楽しむかがポイントかなと思います。
この記事を書いた人
Natalie
駐在4ヵ国目、2児の母。 日本で旅行情報誌の制作・編集を経て、在住国の海外邦人向け情報誌のライターへ。 お値打ちで美味しいもの、安く手に入る雑貨などを好むプチプラ・ラバー。激辛激甘に目がない。推しのKPOPを聴くこと、ドラマや映画を観ること、ゴミ拾いが趣味。