有名店から家庭の味まで。シンガポールのローカルスイーツ、チェンドルについて幅広くご紹介!
年間を通して暖かいシンガポールは、滞在中に体が暑くほてるなんてこともしばしば。そんな暑い季節にピッタリな冷たい絶品スイーツが実はシンガポールにはあるんです!そこで今回は国内で人気の高いリーズナブルかつおいしいローカルスイーツ、チェンドルについてご紹介いたします!
暑い気候にぴったりの冷たいスイーツ!チェンドルとは?
緑色のにょろにょろっとした見た目が特徴のチェンドルは、インドネシア発祥。主にココナッツミルク、グラマラッカ、パンダンなどが使われており、全体的に優しい甘さをもったスイーツとなっています!
またシンガポールをはじめ、チェンドルがポピュラーな地域ではホーカーセンターからレストラン、カフェに至るまでさまざまな場所で食べることができます。価格もリーズナブルで、コスパ最強のローカルスイーツです!
チェンドルの人気の理由
暑い日が続く東南アジアの国々では、冷たいスイーツは常に人気の高い食べ物の1つ。特にこのチェンドルは、扱うお店も多く価格も安いことから手軽に食べられるスイーツとして人気が高くなっています。また、 ただの甘いスイーツで終わらない、そんな見た目のユニークさもまた人気な理由のひとつかもしれません。
ちなみに、少し癖のある緑のにょろにょろの正体はパンダンリーフと緑豆から作られるゼリー。ゼリー自体にほとんど味はありませんが、ユニークな見た目とツルッとした食感は見ても食べても楽しいものです。
身体にも優しいスイーツ
かき氷スタイルで提供の多いチェンドル。実は、1番に目を引くその緑色は人工的な着色がされておらず、パンダンという葉を使って出される自然な着色。そのため、気になる添加物等の心配がありません。
さらに、チェンドル自体の味がほとんどないことから、基本的にココナッツミルクやグラマラッカと合わせていただくスタイルがほとんどですが、ココナッツミルクには、脂肪になりにくい脂肪酸と言われるラウリン酸、グラマラッカはビタミンミネラルが豊富に含まれているなどそれぞれの栄養価が高く身体に優しいスイーツといえます。
マレーシアうまれの不思議スイーツチェンドル
チェンドルはもともと、マラッカやペナン島などに渡ってきた中華系民族とマレー半島の文化が融合したプラナカン文化のスイーツ。実の発祥地であるインドネシアでは、チェンドルはドリンクに入れるスタイルで親しまれていますが、マレーシアではそこから形を変え、かき氷スタイルとして親しまれているんです。
現在、このスタイルは多くの東南アジアの国々に広まっており、シンガポールでも取り入れられています。味わいスタイルに変化を遂げたチェンドルは過去から現在まで、長年にわたって多くの人から愛されるポピュラーなスイーツです。
シンガポールでオリジナルのスイーツに!
マレーシアから生まれたかき氷スタイルですが、現在シンガポールではそこからチェンドル スノーアイスというチェンドルのアイス版にスタイルを変えて愛されています。トッピングもシンプルで、茹で小豆とグラマラッカと主役のチェンドル。そのまま食べたり、溶かして食べたりと食べ方が複数あるので、どちらも試してみたくなります!
シンガポールのおすすめチェンドル店
ホーカーからレストラン、カフェまで至る所で食べられるチェンドル。また似てるようで似ていない、それぞれのお店の味もあるためどこに行こうか悩んでしまうものです。そこで今回は絶品チェンドルとして人気の高いお店を3店舗ご紹介いたします!
Old Amoy Chendol
店主がチャイナタウンコンプレックスで営む、チェンドル1品勝負のお店!素材のこだわりも強く、低価格で味の重なり合いを楽しむことができます!
Old Amoy Chendol 住所:#02-008,Chinatown Complex smith St,S050335 最寄り駅:Chinatown駅 営業時間:10:30-18:00 定休日:無 電話番号:8748 7590 |
Dove Desserts
中心地から少し離れたホーカーにあるダヴデザート。元々ご両親が営んでいたお店をデザート好きの現店主さんが引き継ぎ、たくさんのチェンドルを食べ歩いた上で見つけたチェンドルの味を提供しているそうです。自然な甘さからペロリと食べられてしまいます。
ちなみに他のお店と違い、チェンドルはアイスの中に隠れています!
Dove Desserts 住所:22, Lorong 7 Toa Payoh, #01-21, S310022 最寄り駅:Toa Payoh駅 営業時間:11:00-18:00 定休日:日 電話番号:9272 5712 |
Yatkayan Desserts 一家人
出典:Yatkayan
具材たっぷりの大人気チェンドルのお店。他のお店と比べると少し高めではありますが、それでもホーカー価格としては十分。また、塩気のあるあんこが甘さを中和しており食べやすいチェンドルになっています!
Yatkayan Desserts 一家人 住所:190 Middle Rd, #02-08 Fortune Centre,S188979 最寄り駅:Bugis駅 営業時間:13:30-22:00 定休日:火 電話番号:8798 9292 |
自宅で挑戦!チェンドルレシピ紹介
材料 | |
・かんてんパウダー 15g ・米粉 大さじ4〜5 ・塩 小さじ1/2 ・パンダンの食用色素 少々 ・水 600cc | ・ココナッツミルク 300cc *パームシュガー 200g *砂糖 大さじ2 *水 300cc |
作り方 |
1.パームシュガー、砂糖、水を火にかけ、溶かして、 先にシロップを作り、冷やしておく。
2.かんてんパウダー、米粉、塩、水、アジアのバニラと言われるパンダンの食用色素を少し鍋に入れる。
3.鍋の中であらかじめよく混ぜておく。
4.よくかき混ぜながら、弱火で熱していく。
5.透き通って餅状になるまでよくねる。
6.氷水をボールに用意し、餅は熱いうちに搾り器に入れる。
7.氷水に餅を絞り落とす。
8.氷水で少し冷やして形を落ち着かせる。
9.ガラスのコップにパームシュガーのシロップ、餅を入れる。パームシュガーシロップの代わりに黒蜜を使うのも良い。
10.氷を入れる。
11.上から静かにココナッツミルクを注ぐ。
12.食べる時は全て混ぜていただく。
是非挑戦してみてくださいね!
シンガポールにきたら是非チェンドルを試してみて!
王道のグルメスポットホーカーに、必ずといってあるチェンドルのお店。優しい甘さとひんやりさは、滞在中の人のほてったからだを涼しくしてくれます。また、S$2から買えるそのコスパのよさは、物価の高いシンガポールでは抑えておきたいグルメといえます。暑い国の身体を冷やす食文化として是非体験してみてくださいね!
見た目と味のギャップに注意!絶品チェンドルの沼
いかがだったでしょうか。今回は夏の時期にピッタリな冷たいスイーツ、チェンドルについてご紹介しました。
なかなか勇気のいる見た目ですが、その味はハマったら抜け出せないほどの大きな沼です。また作り方も簡単で、お店に行かなくても家庭で食べれるチェンドルは、これから本格化する日本の夏にもピッタリ!もちろん、シンガポールで食べる本場の味もまた違った美味しさを持っているので、滞在中は是非食べてみてくださいね!
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!