シンガポール最後の潮州式邸宅「タン・ヨク・ニー邸」、一般公開を開始

シンガポールに現存する最後の中国・潮州地方の伝統的な建築様式「タン・ヨク・ニー邸」が、140年以上の歴史を経て11月1日に一般公開された。

1882年から1885年にかけて建てられたこの邸宅は、潮州出身の実業家タン・ヨク・ニー氏の私邸として使用された。1974年に国家記念物に指定され、現在はカリム・ファミリー財団が所有している。現地から招かれた潮州建築の熟練職人30名によって2024年に修復が開始され、遺産ランドマークかつライフスタイル拠点として再生された。

邸宅はペナンロード101番地に位置し、約2,400㎡の敷地に中庭を二つ備える。邸内には、修復の過程を紹介する没入型ギャラリーや、モダンな和仏折衷料理を楽しめるレストラン「Loca Niru(ロカ ニル)」が併設される。

エドウィン・トン法務大臣は開館式で、「遺産は静的な記念碑ではなく、文化が息づく生きた空間として再生されるべきである」と述べた。

 


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SingaLife編集部

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