チャイナタウンで開催の中秋節祭り。今年は新型コロナで規模縮小、オンライン・イベントを拡充
例年チャイナタウンで盛大に行われる中秋節(ミッド・オータム・フェスティバル)は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、規模を縮小しつつ、オンラインの活用を図る予定です。
恒例のストリート・ライトアップは、9月17日に点灯式が行われ、10月16日まで開催されます。
今年のフェスティバルのテーマである「新型コロナ危機の中での家族のきずなの大切さ」を表現した高さ10mのオブジェが設置され、一家団らんのシーンが描かれます。また、中国の神話に登場する月の女神“嫦娥(じょうが)”をかたどった人形など中秋節にちなんだ約700個のランタンが随所に飾られ、チャイナタウンの夜空を彩ります。
例年では、期間中の毎晩開催されているステージショーやバザール、ランタン行列は、新型コロナウイルス対策として、今年は中止される一方、オンライン上においてライトアップをめぐるバーチャルツアーが企画されるとのこと。
さらに、写真やランタンのペインティングのコンテストもオンライン上で催されるそうです。
主催者によると、今年の中秋節フェスティバルの開催費用は、例年の30%程度にとどまる見込み。
中秋節の開幕にあたり、主催者は「困難な時期にこそ、フェスティバルの伝統を発展させ、シンガポール国民に元気を与えたい」と開催の意義を強調するとともに、混雑を避け、ソーシャルディスタンスの確保に努めるよう来場者に呼びかけています。
常夏のシンガポールで、秋の訪れを感じさせる風物詩・中秋節フェスティバル。
新型コロナの感染には十分注意したうえで、家族や友人とお出かけになってみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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