船旅会社2社、シンガポール居住者を対象に 11月より順次「無寄港クルーズ船」の運航開始
シンガポール政府観光局(STB)は8日、乗組員と乗客の両方に厳格な新型コロナウイルス感染対策を義務付けた上で「無寄港クルーズ」の運行開始を許可すると発表しました。先行試行として、
(1)シンガポール居住者が対象
(2)乗船者数が定員の半分以下
(3)どこへも寄港しない「遊覧クルーズ」
であることが条件とされています。
今回このクルーズを開始するのはシンガポール政府観光局によって制定された、「クルーズ安全認証プログラム」の認定を受けたゲンティン・クルーズラインとロイヤル・カリビアン・インターナショナルの2社。
ゲンティン・クルーズラインのワールドドリームは11月6日に運行を開始し、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルのクァンタム・オブ・ザ・シーズは12月中に航海を開始するとのことです。
政府はこれから数カ月間の取り組みを注意深く監視したうえで、船旅についての次なるステップを決めるといいます。
シンガポール政府観光局の最高経営責任者であるKeith Tan氏は、あらゆる経済活動が再開したとしても、公衆衛生と安全が当局の最優先事項であるとも述べています。
地上でのリゾートを超えた、新しい休暇の過ごし方として選択肢が増えそうですね。
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SingaLife編集部
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