シンガポールではよくある突発的な雨。そんな時におすすめなのでが、レンタル傘サービス
シンガポール気象庁の発表によりますと、10月下旬はインドネシアのスマトラ島でスコール(夜にスマトラ島で発生する一連の雷雨)が多く発生しすることに伴い、夜明け前の時間と朝に突風を伴う強い雷雨が広範囲に及ぶと予測されています。また、夜にも雷雨の日がありそうだということです。常に傘の準備が必要そうです。
日本のように四季がなく、一年中暑く湿度が高いシンガポール。加えて雨が多く、傘の携帯は必須です。いつもは持ち歩いているはずなのに、忘れてしまった!そんな時に役に立つのが、「傘シェアリングサービス」です。
駅やショッピングモールなどに自動レンタル機が設置され、突然の雨などで傘が必要な時に傘を借り、必要がなくなったらまた傘を返すことのできるサービスです。突然の雨が多いシンガポールでは重宝しますね。シンガポールでは幾つかの傘シェアリングサービス会社がありますが、その中の一つ”サンダーバディ”は120箇所に傘を設置しています。
使い方はとても簡単で傘が掛かった自動レンタル機にあるボタンを押し、QRコードをスマートフォンで読み取ります。「傘を右に動かしてください」のアナウンスが聞こえたら、そのまま傘を受け取るだけ。
返し方は機械に傘を差し込み、「傘を左に動かしてください」のアナウンスが聞こえたら傘を動かしてロックさせるだけ。「返却成功」のアナウンスが聞こえたら、返却終了です。支払いは予め登録したクレジットカードでデポジットした金額から自動的に済まされます。料金は、傘をレンタルした時間で課金される仕組みです。
一般企業はこの傘にオリジナル広告を入れたり、傘自体を作ることができ、傘シェアリングサービス会社は広告収入を得ています。またこの傘が設置してある機械自体に広告を掲載することもできます。
この傘シェアリングというビジネスがシンガポールで生まれたのにはある理由があります。元々、シンガポールでは「その時に必要な人に貸してあげましょう」ということで駅やショッピングモールに一般の人が必要ではなくなった傘を寄付し、必要な人が持って行き、またそこに返すという無料の傘置き場が設置してありました。しかし、返却をする人があまりにも少ないことと、一人が根こそぎ持って行ってしまうという事例があまりにも他見され、シンガポール政府は無料の傘スタンドを廃止しました。
10月は雷雨が多いそうなので常に傘を持ち歩くか、またはこの傘シェアリングサービスが役に立ちそうですね。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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