シンガポールチーム開発の中和抗体検査キット、米FDAが承認

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米国食品医薬品局(FDA)は11月6日、シンガポールの研究者が開発した新型コロナウイルスの新しい中和抗体検査キット(cPass)に緊急使用許可を与えたと発表しました。体が新型コロナウイルスを中和する抗体を持つかどうかを検出するもので、同種ではFDAから承認を受けた最初の検査キットになります。

開発したのは、デュークNUS医科大学院(Duke-NUS)新興感染症プログラムのディレクター、ワン・リンファ教授が率いるチームで、バイオテクノロジー企業ジェンスクリプト(GenScript Biotech Corporation)、およびシンガポール科学技術研究庁(A * Star)傘下の診断開発部門(DxD)と共同で行いました。

この中和抗体検査は、生きている生体物質やバイオセーフティーの封じ込めを必要としないため、高額な機器や訓練は不要で、わずか1時間で完了します。これにより、ワクチンの有効性テスト、人口に対する感染率の判定、接触者の追跡などに役立ち、新型コロナ研究への大きな後押しになります

ワン教授はストレーツタイムズ紙に対し、「FDAによる承認はシンガポールにとって非常に重要」とし、「生物医学研究開発分野において、シンガポールは世界の1%未満しか占めないが、新型コロナ分野では国際的なリーダーだ」と説明しました。

ワン教授はさらに、「今後3〜6か月で多くのワクチンが展開されることを考えると、cPassにより可能となる大量検査は、シンガポールや世界各国にとって不可欠となるだろう」と述べました。

またcPassは、ヒトだけでなくあらゆる種類の動物の中和抗体を検出できるため、コロナウイルスの起源解明においても重要な役割を果たすそうです。

新型コロナ感染症がいったいどこからどのように発生したのか、知りたいですね。

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SingaLife編集部

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