シンガポール郵便局、ホーカーデザインの記念切手をリリース。ユネスコ無形文化遺産登録で

シンガポール郵便局(SingPost)は3月26日、ホーカー文化がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを受け、イラスト入りの記念切手をリリースしたことを発表しました。
ホーカーとは、日本でいうフードコートのような場所で、一ヶ所にいくつかの屋台が集まり、安価でさまざまな料理を楽しめる屋外複合施設です。2020年12月にユネスコ無形文化遺産に認定されました。

全4種類となるこれらの切手には、食べ物や飲み物を準備する様子、食事をする人々、一般的なホーカー料理や人気のあるホーカーセンターの外観などが描かれており、ホーカーにまつわるデザインとなっています。

多種多様な民族や国籍の人々が住むシンガポールでは、ホーカーにはホワイトカラーからブルーカラーまでさまざまな労働者や生活する人たちが集まり、食事をしています。

SingPostは「シンガポールの有名なホーカー料理は、昔シンガポールに定住したさまざまな移民グループの食文化を発端に、時間とともに進化して、住民や観光客に愛される独特の郷土料理になりました。そうして今では、シンガポールの豊かな食遺産の重要な部分を形成しています。 」と、現在のシンガポールにとって不可欠なものであると述べています。

SingPostの郵便局ネットワーク・金融サービス・切手収集担当兼副社長のマジョリー・ オオイ氏は、「シンガポールを世界に発信するにあたり、ホーカー文化を遺産として登録することは自然な流れだと思います。私たちはホーカー文化を表現するカラフルで美しいスタンプのセットでシンガポールを知ってもらう機会を更に広めたいと思っています」と述べています。

切手は1枚あたり0.30シンガポールドルから1.40シンガポールドルです。事前に発行日当日の消印が押してある初日カバーは4.80ドルで、プレゼンテーションパックは5.85ドルです。これらはすべて3月26日から販売が開始され、すべての郵便局、切手収集店、およびSingpostのWebサイトよりオンラインで購入できます。鮮やかな色合いの記念切手、この機会に購入してみてはいかがでしょうか

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SingaLife編集部

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