老舗百貨店の「ロビンソンズ」ラッフルズシティ店、1月10日までに閉店へ
創業162年のシンガポール老舗百貨店ロビンソンズが、複合商業施設「ラッフルズ・ショッピングセンター」に入る国内最後の1店舗、ラッフルズシティ店を閉店します。最終営業日は1月10日の予定ですが、在庫を全て売り切るために毎日ディスカウント率をあげており、在庫がなくなり次第、予定より早く閉店する可能性があるとのことです。
ストレーツタイムズ紙によりますと、1月2日午後、3フロアある店内はどこも混雑しており、特に衣料品やキッチン雑貨が売られている3階には100人ほどの顧客が詰め掛けていたとのことです。すでに空になっていた棚もあったものの、化粧品、バッグ、靴、紳士服が陳列されていたそうです。
複数の商品を購入するとさらにディスカウント率が上がる仕組みで、例えば5点以上を購入すると最安値から80%割引になるとか。また、商品以外にも、ハンガーやマネキン、商品を並べる棚も販売されていたとのことです。
ロビンソンズは昨年10月30日、ネット通販の普及で消費者の嗜好が変化し販売が低迷したこと、また賃料などに起因するコスト圧力などの要因が重なったことを理由に事業存続を断念すると発表しました。金融・経済専門の日刊紙ザ・ビジネスタイムズによると、ロビンソンズのシンガポール事業は2014年から過去6年間に渡って赤字を計上していたとのことです。
ロビンソンズは、シンガポール島内に2店舗持っていましたが、昨年12月16日、繁華街オーチャード地区の商業施設「ザ・ヒーレン」内にあった旗艦店を閉店しました。
ラッフルズシティ店は1月10日に予定している閉店まで、午前11時から午後8時まで営業するとのことです。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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