シンガポール人500人対象の調査で、約3割が体重増えたと回答。在宅勤務の影響で。

市場調査会社IPSOSは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うシンガポール人の健康意識の変化などについての調査結果を発表し、在宅勤務の増加によって体重が増えたと回答したシンガポール人が増えたことが明らかになりました
調査は2020年10月23日~11月6日、21~74歳のシンガポール人500人を対象に実施。

回答者の約3割が、“コロナ禍で在宅勤務が増え、体を動かす機会が減った結果、体重が増加した”と答えました。体重の増加量を平均するおよそ5キロでした。

一方、回答者の半数以上が“減量に努めている”と答えましたがそのうち7割を超える人が“減量はコロナ禍で体重が増えたこととは無関係”と回答しました。
減量の方法としては、“運動”を挙げる人が最も多く、“食事の量を減らす”、“健康的な食物を食べる”がこれに続きました。

政府や企業が国民向けに策定した減量支援案‎を回答者に12件提示し、導入を望む案をたずねたところ、“健康的な食品の価格引き下げ”を選択した回答者は、全体の半数近くに及び、2位以下の“運動ができる公共緑地の増設”(約20%)、“加工食品へのより健康的な食材の使用”(15%)など他の案を大きく上回りました。

低価格帯の健康的な低糖・低炭水化物・低加工食品は、シンガポール国内でまだ限られており、企業や学校に閉鎖などを求めた外出制限措置“サーキットブレーカー”期間中に体重が増えたというある男子大学生(23)は、地元紙ストレーツ・タイムズの取材に対し、「揚げ物や油っこい料理は健康に悪いけど、便利で価格が手ごろだから、食生活を持続的に変えるのは難しい。健康的だが割高な食品を買わなければならない理由がわからない」と語っています。

オイリーな料理が多いシンガポールで暮らす私たちも今一度、日々の食生活を見直し、健康的な毎日を送りたいものです。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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