新鮮食材を買うなら有名な地元市場で。都心から近く緑溢れる理想的な居住環境が整う街<チョンバル>

シンガライフウェブで人気のコンテンツ。住む街紹介。
これまでに、クレメンティタングリンタンジョンパガーマリーナを紹介してきましたが、第5弾の今回はチョンバル(Tiong Bahru)です。

シンガポール在住の日本人に「チョンバル住み」と伝えると、おしゃれなエリアに住んでいるんだね〜と言われることが多々。チョンバル居住歴3年になるのライターが、その魅力を紹介します。

グーグル先生によればTiong Bahru(チョンバル)はだいたいこのエリア。

歩いて回ることは十分可能な広さです。

エリアのランドマーク「チョンバルマーケット」

チョンバルと聞いて、多くの人が反応するのが「チョンバルマーケット(Tiong Bahru Market)」ではないでしょうか。

マレーシアやオーストラリア、中国、インドネシアなど近隣諸国から魚介類、野菜、肉が輸入され、チョンバルマーケットだけで、食に関するあらゆるものが揃います。

豚肉も鶏肉も野菜もおすすめですが、その中でもぜひ購入していただきたいのが、鮮度抜群のエビです。シンガポールでは、冷凍されていない生のままのエビが売られています。日本のスーパーに並ぶエビとは歯応えが段違い。エビフライ、エビチリ、エビマヨなどなど。ぜひエビを買ってみてください。

チョンバルマーケットでもう一つの嬉しいポイントは、多くの肉や野菜・果物などが計り売りなので、必要な分を必要なだけ買えること。食料品の値段自体は、他のローカルマーケットと比べると高め、ということですが、それほど気になりません。

チョンバルマーケットの紹介だけでこの記事が終わってしまいそうなので、マーケットの詳しい紹介は、後日作成予定の記事に委ねたいと思います。
私がチョンバルに住むことを決めたのは、このチョンバルマーケットがあるから。週に2〜3日は、仕事の始業前に食材を求めて訪れています

チョンバルマーケットフードコート

マーケットの2階にあるのが、フードコート。マーケットの買い物帰りの人だけでなく、ランチ時には、近くにある病院勤務の方々がシャトルバスで訪れることも。

詳しい紹介はリンク先の記事からご覧ください。

あってよかった駅ビル「チョンバルプラザ」

タンジョンパガーまで2駅という近さにもかかわらず、チョンバル駅には立派な駅ビル「チョンバルプラザ(Tiong Bahru Plaza)」があります。地下にはフェアプライスの上位ブランド「Fair Price Finest」が、4階には映画館もあり、十分すぎるほどの駅ビルです。

そして驚くことに、回転寿司「スシロー」のシンガポール一号店がオープンしたのも、チョンバルプラザでした。多くのチョンバル住民は「なぜチョンバルなの?」と思ったことでしょう。

チョンバルプラザでおすすめのグルメは、2階にある「舌尖尖兰州牛肉面(Tongue Tip Lanzhou Beef Noodles)」です。自分の好みで太さを選べる麺と、透き通っていて滋味深いスープにはまります。

おしゃれカフェがたくさん

カフェ好きにはたまらない街がチョンバルです。ワッフルとアイスクリームで有名な「Creamier」には、週末ともなれば行列が。
クロワッサンで多くのシンガポール在住者を虜にしている「チョンバルベーカリー」の本店があるのもチョンバルです。


その他にも
40 Hands
Flock cafe
Prive
MERCI MARCEL
PScafe
など、カフェだけでも記事が書けてしまうほど。

観光客がよく訪れていた有名な本屋さん「Books actually」は残念ながらお客さんの減少によって、閉店してしまいました。

住民の憩いの公園充実

チョンバルエリアには公園が主に二つあります。
チョンバル駅北側にある「チョンバル公園(Tiong Bahru Park)」とHDBやコンドミニアムの合間にある「キンポンパーク(Kim Pong Park)」。

チョンバル公園は、かなり面積の広い公園で、汽車をモチーフにした個性的な遊具が印象的です。公園内には周遊できる遊歩道があり、朝や晩はウォーキングをする人たち、犬の散歩をしている人たちで賑わっています。

もう一つの「キンポンパーク(Kim Pong Park)」は、駅の南側、チョンバルマーケット近くにある公園です。周囲には、HDBフラットやコンドミニアムが立ち並び、住民のちょっとした癒し空間に。平日の朝は、地元のおばちゃんたちが太極拳を、夕方にはちっちゃな子どもを連れた親子がわいわいと遊んでいる光景は、和みます。飼い犬を連れた人たちも多く訪れ、犬たちの交流の場にもなっています。

古き良き建築物、低層HDBフラット

チョンバルマーケットと並んで、チョンバルを有名にしているのが、低層HDBの存在です。シンガポール建国当初に建てられたという4階建てのHDBは、今でも多くの住民が生活する人気物件のまま。

西洋人と思われる人たちが部屋をリノベーションし、オリジナリティ溢れるつくりにしています。通りすがりにチラ見すると「おお、おしゃれだな」と思わざるを得ません。

なかなか空室が出ずに、さらに出てもすぐに埋まってしまう、ということを聞いたことがあります。

写真撮影にもぴったりの趣の低層HDBフラットは、日本人にも人気です。

魅惑のローカル飲食店もたくさん

チョンバルのいいところは、おしゃれな街にローカルのお店も混在しているところです。そして、美味しいお店が多いところです。

オールドチョンバルバクテー(Old Tiong Bahru Bak Kut Teh)は、早朝から営業し、マーケットでの買い物合間にバクテーを食らう人たちの姿はかっこよさすら感じます。

タイ料理のリトルエレファント(Little Elephant SG)は、シンガポールのタイ料理レストランの4本の指に入るほどの美味しさ(当社調べ)。いっつも賑わっています。

おかゆのアンシャンポリッジ(Ah Chiang’s Porridge)は、レジ係の女性が高圧的で怯んでしまうこともありますが、味は抜群。日本人の姿もよく見かけます。

中華風カレーのハイナニーズカレー(Loo’s Hainanese Curry Rice)は、地元紙にも取り上げられたほどの有名な中華系のカレー屋さん。料理自体は強烈なビジュアルなので、あまりチャレンジする日本人がいないかも。私は買い物帰りにダーパオ(持ち帰り)して、自宅で食べています。

魚介類料理で有名なゴールデンスプーン(De Golden Spoon Seafood)は、カニビーフンが名物。旨味を吸ったビーフンはかなりおすすめです。お酒の持ち込みもできるので、美味しいワインに合わせるのがGoodです。

電車よりバス移動がおすすめ

チョンバルは、東西南北どこに行くのにもバスが便利。その拠点となるのが、チョンバル駅前のバス停です。北にあるオーチャードには、5番や16番でOKで、南にあるセントーサ島に行くなら123番に乗ればOKです。

東西の移動もバスで楽ちん。複数系統のバスが同じ方面に行くので、一つ乗り遅れてもそれを補完する系統が走っているので焦る必要はありません。シンガポールの街並みを見ながら移動できるバスがおすすめです。

番外編 猫に好かれる街

猫が苦手は人にとっては「え、ちょっとやだな」と思われるかもしれませんが、チョンバルには猫が多くいます。HDBフラットの中庭、路地、スーパーのアイスボックスの上などなど、 かわいい猫たちがたくさん。

私が「キャットストリート」と勝手に名付けている路地には、10匹以上の猫がおばあちゃんに飼われているようで、日がな一日ひなたぼっこをして過ごしている猫たちの姿に癒されます。こんなところもチョンバルのいいところです。

チョンバルが苦手もしくは「住みたくない」という人に、まだ会ったことがありません。居住環境に優れ、買い物にも便利、緑も多くあるチョンバルエリア。ぜひ次の居住地として検討してみてはいかがでしょうか?


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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