シンガポールで透明なリサイクル品回収箱を試験設置 適切な利用促進へ

※写真はイメージです

シンガポールのHDB住宅共用エリア数カ所に11月14日、外から中身がわかる透明なリサイクル品回収箱が、試験設置されました。対象となったのは、ブキット・バトック、ベドック・サウス、アッパー・チャンギ各地区です。

このリサイクル品回収箱は、持続可能性・環境省(MSE)と国家環境庁(NEA)の主導の下、2022年1月9日までの8週間にわたり設置されます。

MSEとNEAが過去に実施した調査によりますと、国内世帯の6割が、定期的にリサイクルを行っているものの、適切なリサイクルに関する知識がまだ十分ではないのが現状のようです。調査では、従来のリサイクル品回収箱に入れられる回収品のうち、食品や液体などで汚れたリサイクル品やリサイクルが不可能な廃棄物が、約4割を占め、リサイクルに活用できていない実態が判明。

中身が見えるリサイクル品回収箱の導入は、MSEが2019年に開催した家庭でのリサイクル改善に向けた市民との意見交換会において、提案され、採用がより適切なリサイクルにつながるかを立証するのが、試験設置の狙いです。

また、リサイクル品の素材(紙、ガラス、プラスチック、金属)ごとに分類された透明な回収箱も、導入されるとのことです。

透明な回収箱の試験設置に際し、エイミー・コー上級国務相(持続可能性・環境担当)は、「回収箱の不適切な利用が抑制され、利用者はリサイクル可能なものだけを回収箱に入れるようになるだろう」と述べています。

なお、回収箱の日々の管理には、国内の非政府組織(NGO)が携わり、住民を対象とした評価調査も実施する予定です。

ごみを分別する習慣が一般的ではないシンガポール。今回の取り組みが、国民のリサイクル意識向上に結びつくのか、注目されます。



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SingaLife編集部

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