シンガポール唯一のセンバワン温泉がリニューアル!足湯はシンガポール人で大賑わい

シンガポールで唯一の天然温泉「Sembawang Hot Spring(センバワン温泉)」が1月にリニューアルオープン!

シンガライフ編集部が早速行ったので、その様子をレポートします!

まず、温泉といっても日本の公衆浴場をイメージするのは間違いです。センバワン温泉は入浴することはできず、足湯の施設があるのみ。温泉街や駅前にあるような足湯スペースを想像してくれればそれに近いかも。

今回のセンバワン温泉のリニューアルでは、足湯エリアを含めた一帯をSembawang Hot Spring Park(センバワン温泉公園)として整備。公園入り口から足湯エリアまで遊歩道が敷かれ、その脇には木や花を植えたりローカルフードを提供するカフェを併設したりと、市民の憩いの場となっていました。

日差しが燦々と降り注ぐカフェでは、ローカルフードを提供。ドリンクもあるのでセンバワン温泉自慢の足湯上がりにほっとひと息つけます。

公園の入り口から約200メートル進んだ先にあるのが、足湯エリア。足湯ができる施設と蛇口から源泉がそのまま出てくるスポットがあります。

画像を見てもらえれば分かりますが、平日の午前中にも関わらずセンバワン温泉の足湯には、人ヒトひと。。。中国語、マレー語のような言葉、ヒンドゥー語のような言葉が飛び交うインターナショナルな足湯。こんな温泉はこれまで見たことがありません。きっと「気持ちいいなー」「最高やで、ここ」などと話しているに違いありません。
シンガポール唯一の温泉で、しかもリニューアルしたばかりということもあってこれほど混雑しているのかもしれません。この混雑具合が日常的なものとは思いたくないですね。。。

センバワン温泉の源泉は約70℃なので、足湯に適した温度に下げるために、棚田のように階層状になっています。上層から下層に湯が流れていくと、温度も60℃→50℃→40℃と下がっていく構造になっています。

日本とは異なりセンバワン温泉の成分分析表は張り出されていませんが、感覚で言えば色は無色透明で無味無臭。触れた感覚はさらっとしています。

お湯を汲むための木製のひしゃくと足を浸けるお湯を入れる桶が備え付けられています。かなりの数があるものの、桶はみんなが狙っていてなかなか空きが出ない。。。

リニューアル前のセンバワン温泉は、源泉が出てくる蛇口が備え付けられていただけでした。リニューアル前の無機質な空間と比べると、大きく変わったなぁと一人感慨深さがこみ上げてきます。

車椅子の方も車椅子を降りずに利用できるように優先スペースが2箇所設置されているのが、心優しいシンガポールらしさが出ていてほっこり。

ただ、唯一、残念だと感じたのは地面もコンクリートで固められていること。所々に水たまりができていて、水浸しなのが衛生面でとても気になってしまう(そもそも気になる人はここに来ないか)。。。
たくましい地元住民?は源泉を利用して、温泉卵を作っていました。

しかし、センバワン温泉の源泉は70℃なので、それほど綺麗は温泉卵とはならずに苦しんでいるようす。

温泉好きの日本人がシンガポールに来て悩ましいことの一つに温泉がないこと。年間250回は温泉に入っていた過去もある筆者も、温泉欠乏症はかなりの重症でした。入浴はできないものの、足湯だけでも温泉につかれるひとときは何にも代えがたい時間でした。

利用できる時間は午前7時から午後7時まで足湯の利用は無料となっているので、一度ぐらいは訪れてみるのもいいかも。最寄り駅はキャンベラもしくはノースポイントですが、駅からはかなり遠いので、おすすめはサマセットやオーチャード、ノベナを通る167番のバスに乗りで最寄りのバス停まで。そこから徒歩約5分。

<Sembawang Hot Spring Park(センバワン温泉公園)>
住所:505 Sembawang Rd, Singapore 757708
開園時間:7:00-19:00
Web:https://www.nparks.gov.sg/gardens-parks-and-nature/parks-and-nature-reserves/sembawang-hot-spring-park

この記事を書いた人

SingaLife編集部

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