旧正月のお年玉、紅包(アンパオ)とは?シンガポールの紅包事情を徹底解説!

シンガポールでは年が明けると街中に赤色と金色の装飾が飾られ、旧正月の雰囲気に満ちあふれます。旧正月に欠かせないのが、紅包(アンパオ)。日本のお年玉と似ているようで、少し違うところも?!どんな違いがあるのかを詳しくここで紹介したいと思います。






紅包(アンパオ)とは

結婚式などのおめでたい場にお金を包むぽち袋のような封筒を指します。

赤や金色で装飾され、お札を折らずにそのまま入れられるサイズになっています。旧正月の時期には1年でもっとも目にすることが多い封筒です。「福を分け与える」という意味があり、家族や親戚だけでなく近所の親しい人や職場の後輩などにも配ります




金額の相場

特にはっきりとした金額は決まっていませんが、多くの場合$20未満でOKです。中華圏の文化であるので、偶数が好まれ、特に2と8は縁起がいいとされています。

4は死を連想させ、また、コインは葬式を連想させるため、避けるのが無難です。



誰に渡すのか

一般的には、結婚している人から未婚の人に紅包を渡します。

ただ、それに限らず

・親から子ども
・成人して働いている子どもから親に
・既婚のきょうだいが未婚のきょうだいに
・会社の上司からスタッフへ
・コンドミニアムのセキュリティ
・通学バスのドライバー、アンティ、子どもの習い事の先生

などに渡します。

シンガライフの編集部では次のような意見が聞かれました。

日本人スタッフ
毎年お世話になっているローカルの習い事の先生に、紅包を渡しています。何年もお世話になっているので$12渡していますが、関係性によって前後するかと思います。他にバスのドライバー、アンティなど$6〜$18の額で渡している方が多い印象です。

シンガポリアンスタッフ
私は未婚ですがフルタイムの仕事をしているため、両親に紅包を渡しました。昨年の旧正月には母に$300、父に$300の紅包を渡しました。私がもらう場合は、1人につき$10〜$20が多いです。


いつどんな時に渡すのか

旧正月の元日(2022年は2月1日)から14日以内に配るようにしましょう。基本的には14日以内であればいつでも大丈夫ですが、可能であれば旧正月の元日に渡すようにすると良いです。


どんな袋に入れるか、どこで購入できるか

お金を入れる封筒は、この時期にスーパーやレストランを利用するともらえる赤い封筒、紅包を使うのが一般的です。例えば、Fair Priceでは$50以上購入し、レシートを見せると紅袋をもらえるキャンペーンを実施中。また、文房具屋さんやLAZADAでも購入することができます

新年快楽、恭喜発財、万事如意などの縁起のいい文言がそれぞれ入った紅包が多いですが、特にどれがいいということはありません。これらの文言はどれも縁起がいいので、デザインやメッセージの好みで選んでよいでしょう。


お金を包む際に注意すること

紅包に入れるお金は古い紙幣を使うのは避け、新札を使用しましょう。旧正月前は新札を求めて人が銀行に訪れるため、行列になるところが多いです。早めに用意をしておくといいかと思います。

また、先に書いたように4の数字は縁起が悪いとされているので、$4、$14は避けます


ATMとデジタル推奨について

シンガポールの大手5銀行では、ATMで新札に交換できるサービスを行っています。

DBSでは、1月11日〜30日の10時〜22時、1月31日10時〜13時に利用可能。この期間中、新札引き出しは3回に制限されています。$2、$10、$50を引き出し可能。詳細はこちらをチェック。

また、コロナ対策の一環として直接親戚に会わずに紅包を渡せるデジタル紅包を推奨する動きもあります。シンガポール金融管理局(MAS)では、新札を印刷する際の二酸化炭素排出を削減するため、環境的配慮からもe-hong bao(e紅包)を呼びかけています。


【参考記事】:E-Hong Baosで行列を減らし、環境をサポートする


旧正月に紅包を送って祝おう

紅包(アンパオ)は新年を祝い、その年の幸福と安全を祈願する中華系の文化です。紅包を送ることで相手に「福」を渡し、自分にも返ってくると信じられています。

紅包を身近な人に渡してその人の幸せを願えば、お互い気持ちよく新年を迎えられます。ぜひお世話になっている人に渡してみてはいかがでしょうか。




この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!