【2023年版】コロナ後初の春節で賑わうチャイナタウンの一日体験記!旧正月シーズンのチャイナタウンの魅力に迫る!

人口の約8割が中華系のシンガポールでは、一番盛り上がるのが旧正月シーズン。西暦の年越しが終わると街中が赤や金のきらびやかな色あいと熱気で溢れます。

今年は3年ぶりにコロナの規制がなくなり、華やかで楽しい旧正月イベントがチャイナタウンに戻ってきました!どんなお祝いするのか、この時期ならではの飾りつけ、食べ物などをチャイナタウンの街並みを歩きながら紹介します。



シンガポールの旧正月とは?

中華系の人々にとって、春節と呼ばれる旧正月は、シンガポールの重要な行事の一つです。今年は3年ぶりにフィジカルイベントとして様々な催しがチャイナタウンで復活します。21日の大晦日は、クレタ・アヤー・スクエアにてカウントダウンパーティーが開催予定です。

ほか、イルミネーションをはじめ、カウントダウン、1 for 1バザーなどいつもよりお得に商品をゲットすることもできます!



シンガポール島内のあらゆる場所で行われるライオンダンス。銅鑼の音が聞こえてきたら、ライオンダンスの始まりの合図です。前足と後足にそれぞれ人が入り、大きくジャンプする踊りは一見の価値あり!



チャイナタウンを歩いてみよう

ここからは実際にチャイナタウンを歩いた様子をレポートします!

至るところに卯(ウサギ)

2023年の干支、癸卯(ウサギ)がモチーフの飾り付け、グッズが目を引きます。

飛躍する意味をもつウサギは縁起のいい干支。ウサギの愛らしいグッズも沢山並んでいます。キーホルダーやぬいぐるみなど、好みのものをゲットしてインテリアの一つに取り入れてみてもいいかも?!


旧正月のお菓子が並ぶ歩行者天国

いつも賑やかなチャイナタウンがこの時期、さらに赤と金で彩られ、賑やかで華やかな雰囲気に包まれます。旧正月限定の特設コーナーもでき、縁起の良いとされるお菓子や食べ物が並びます

ナッツ、パイナップルタルト、シュリンプロールなど普段から目にするお菓子も並んでいますが、今回は旧正月時期に特に食べられることが多いお菓子をご紹介します!

バクア

ポークジャーキーのことで、人気店は旧正月の時期になると長蛇の列ができています。ビールのお供にもピッタリの日本人好みの味です。


シュリンプロール

ピリッとしたエビの風味を楽しめるシュリンプロールは、縁起のいいエビのお菓子です。癖になる美味しさでシンガポーリアンから愛されています。


旧正月ならではの甘い食べ物

年糕

もち米粉に砂糖を加え、蒸して作られる弾力のある餅。「年高」の発音と似ていることから、高いところへ行けるという意味を持ちます。

シンガポールでは薄く切って油で炒めるか、蒸してココナッツを削ったものを乗せて食べることが多いです。餅の成分なので、日本人でも味わいやすいからおすすめです。


ラブレター

細長い筒状に巻かれたココナッツ風味のエッグロールクッキー。卵が「命」の象徴で、金ののべ棒にも似ているため「金運」の意味も込められています。



パイナップルタルト

福建語でパイナップルは「オンライ」と呼び、中国語の「旺来」と同じ音で読むことから「繁栄が訪れる」と考えられています。そこからお祝いのお菓子の定番となりました。

ずらりと並んだ赤い蓋の容器に入っているのは、様々な種類のクッキー。




旧正月ならではの料理

日本でお正月といえば、「おせち」や「お雑煮」といったお餅を食べることが多いですが、旧正月ではどうでしょう。旧正月ならではの料理をご紹介します!

魚生(ユーシェン)

中華系のレストランでは、旧正月メニューを期間限定で提供しているところもあります。

シンガポールの旧正月料理と言えば海鮮サラダ風の「魚生」。サーモンなどの刺身、細かく刻んだ人参などの野菜、ピーナッツなど縁起のいい食材を大皿の上に並べます。発案は1963年にシンガポールの旧正月料理として人気レストランのシェフ4人が開発したそうです。

食べる時には、テーブルを囲む全員が立って「ローヘイ(撈起)!」と唱えながら箸で食材を持ち上げながら豪快にかき混ぜます。「ローヘイ」とは広東語で漁師が網を引き揚げる動作を表し、高く上げれば上げるほど良いとされます。

スーパーでも魚生のセットが売られているので要チェック!


高級魚介食材を使った料理

旧正月では特別なお祝いをするため、外食文化のシンガポールではこの時期限定のスペシャルメニューを提供するレストランも多いです。フカヒレやアワビといった高級食材を使った旧正月メニューで、特別感を演出してくれます。

この時期はどこのレストランも混雑しますが、期間限定メニューとなると予約必須です。事前に予約して訪問しましょう。




チャイナタウンのライトアップ

2月19日までEu Tong Sen Street, New Bridge Road, South Bridge Road、今回初めてUpper Cross Streetで夜間点灯される予定です。

正月気分を盛り上げてくれる煌びやかなライトアップは今の時期だけ!



旧正月必須アイテム

日本の正月にはお年玉がありますが、旧正月ではどうでしょう。こちらでは旧正月に必須なアイテムをご紹介します。

紅包

子どもや若い親戚に配る、お年玉用の赤い封筒。「福を分け与える」意味があり、金額は偶数で2、8が縁起がいいと好まれます。4は死を連想させるため避けるのがベター。


パイナップル

黄金色のパイナップルは「富」や「幸運」のシンボル。南国の正月飾りとして使われます。


蜜柑

中国語の「桔」の発音が「吉」に似ていることから、偶数のマンダリンオレンジを贈ると幸運を運ぶと好まれています。



シンガポールで旧正月をエンジョイしましょう!

一年の中でも最も盛り上がる行事の一つである「旧正月」は、シンガポールの文化を体験できる絶好のチャンス!この機会に旧正月ムードを楽しんでみませんか?なお、21日まで連日営業していたお店も旧正月中は休業する店舗もあります。事前の確認をオススメします。

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●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。



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この記事を書いた人

Natalie

駐在4ヵ国目、2児の母。 日本で旅行情報誌の制作・編集を経て、在住国の海外邦人向け情報誌のライターへ。 お値打ちで美味しいもの、安く手に入る雑貨などを好むプチプラ・ラバー。激辛激甘に目がない。推しのKPOPを聴くこと、ドラマや映画を観ること、ゴミ拾いが趣味。

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