シンガポールで魚を買おう!おすすめの魚介類と買い方を徹底解説!
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みなさん、シンガポールで魚を買っていますか?魚は種類が多くてどれを買っていいのか分からず、買い方や調理の仕方が分からないという声をよく耳にします。
今回は、いつもシンガポールのウェットマーケットで魚を買っている筆者が、現地で買えるおすすめの魚介類と買い方、その調理方法をご紹介します。
これを読めば魚の悩みが一気に解決すること間違いなし!それでは早速みていきましょう!
②シンガポールで購入できるおすすめの魚介類
>エビ
>イカ
>アジ
>グルクマ
>サワラ
>タイ
>フエダイ
>スズキ
>タチウオ
>アサリ
>ハマグリ
③珍しい!?日本であまり見かけない魚介類
>スジアラ
>ブダイ
>エイ
>サメ
>ロブスター
>ノコギリガザミ
④簡単!買い方と捌いてもらうときの注文の仕方
⑤シンガポールで魚ライフを楽しもう!
シンガポールの魚事情
シンガポールは東に南シナ海、西にインド洋と海に囲まれた国。そのため、毎日近海からたくさんの新鮮な魚介類が水揚げされます。特徴としては、暖かい海に生息する魚が多く、日本ではあまり見かけない珍しいものもちらほら。もちろん日本の食卓によく出てくるお馴染みの魚もたくさんありますよ!
魚が購入できるのは、主にスーパーマーケットとウェットマーケット。種類がたくさんあって鮮度も抜群なのはウェットマーケットです。ただ一尾買いが基本で、パッキングされていません。
スーパーへ行けば種類は少ないですが、パッキングされた切り身もあるので、用途によって使い分けてくださいね。
シンガポールで購入できるおすすめの魚介類
では早速、シンガポールで購入できるおすすめの魚介類をご紹介します!
まず先にお伝えしておきたいことは、シンガポールでは日本のように魚の名前が細かく分かれていません。種類が違っても、色や見た目が似ていたら同じ名前が使われることもあります。
また魚は、英語、マレー語、中国語とさまざまな呼び名があり、特にウェットマーケットでは英語名は通じない場合もあるので、魚の見た目や特徴を覚えておくととても便利です。今回は和名に加え、シンガポールでよく使われている名前をカッコ書きで記載しています。お買い物する際の参考にしてくださいね。
エビ
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「エビ(Prawn/Shrimp)」は一番買いやすい魚介類ではないでしょうか。ご覧のとおりシンガポールは頭つきで売られているのが普通です。新鮮でプリプリのエビが簡単に手に入るのはシンガポールに住んでいる特権ですね!たくさんの種類があり値段もそれぞれ違います。
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:エビフライ、エビチリ、アヒージョ |
イカ
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大きいものから小さいものまで、「イカ(Squid)」も簡単に手に入ります。傷みやすく日持ちしないので、早めに調理するか冷凍しましょう。
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:炒め物、煮物、カラマリ |
アジ
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「アジ(Selar Fish/Kunning/Horse Mackerel)」は種類が多く日本でもおなじみの調理しやすい魚。種類を選ばなければシンガポールでほぼ一年中手に入れることができます。
特徴は、体の側面の尾の付け根に「ぜいご」と呼ばれる固いトゲのようなウロコがあること。これは口当たりが悪くなるので調理するときに取り除きましょう。ウェットマーケットでは買うときに取り除いてくれるお店も多いです。
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:アジフライ、南蛮漬け、塩焼き |
グルクマ
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こちらのアジによく似た魚は「グルクマ(Kembong/Indian Mackerel)」というサバ科の魚です。大きさや見た目がそっくりなので、アジと間違えて買っている方もいるかもしれません。
グルクマにはアジにある「ぜいご」がありません。その特徴を知っていればすぐに見分けられるようになりますよ。サバ科の魚なだけあって、身はサバによく似ています。とてもおいしいです!
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:塩焼き、煮付け |
サワラ
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日本でもおなじみの「サワラ(Batang/Spanish Mackerel)」。シンガポールでは一年中手に入りやすく重宝します。王道の西京焼きからフライまで、調理法を選ばずおいしくいただけます。
身が柔らかいので調理するときは力を入れすぎないように気をつけてくださいね!
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:西京焼き、ムニエル、フライ |
タイ
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魚の王様「タイ(Sea Bream)」。縁起が良く、おめでたいときには欠かせない魚ですね。シンガポールでもたくさんの種類のタイが売られています。
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:塩焼き、鯛めし、煮付け |
フエダイ
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タイによく似た「フエダイ(Red Snapper)」の仲間もたくさんの種類があります。色によって「white snapper」や「black snapper」と呼び名が違います。
タイとフエダイ両方とも「snapper」と表記されていることもあり、シンガポールではあまり区別していない印象です。
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:塩焼き、ムニエル、煮付け |
スズキ
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こちらは「スズキ(Seabass/Barramundi)」の仲間で、正確には「バラマンディ」という魚です。
シンガポールで「Seabass」として売られているのはほとんどがこのバラマンディ。日系スーパーでもバラマンディをスズキという名称で売っているため、あまり両者を区別していないようです。
白身魚でソテーやムニエルにすると絶品ですよ!
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:ソテー、ムニエル、塩焼き |
タチウオ
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「タチウオ(Ribbon Fish/Belt Fish)」はウェットマーケットではカットしていないそのままの姿で売られています。身はクセのない淡白な味わいで、歯がなくても食べられるほど柔らかくふんわりしています。ムニエルや煮付けなど和でも洋でもおいしくいただけますよ!
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:ソテー、ムニエル、煮付け |
アサリ
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もっともポピュラーな貝といえば「アサリ(Clam)」。お味噌汁の具にすると出汁が出てとてもおいしいです。ウェットマーケット、スーパーともに砂抜きが不十分な場合が多いです。家でしっかり砂抜きをしておいしくいただきましょう!
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:味噌汁、酒蒸し |
ハマグリ
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日本ではお祝い事に欠かせない「ハマグリ(White Clam)」もシンガポールで手に入ります。こちらも家でしっかり砂抜きをしましょう。
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:お吸い物、酒蒸し |
その他の貝類では、「ムール貝」もよく出回っています。白ワイン蒸しにするとシャンパンやワインによく合います。ぜひお試しください。
珍しい!?日本であまり見かけない魚介類
次に、日本であまり見かけない珍しい魚介類をご紹介します。
スジアラ
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こちらの赤い体に斑点のある「スジアラ(Red grouper)」。ハタの仲間です。見た目は賛否両論ありそうですね!沖縄県では「アカジンミーバイ」といわれる高級魚だそう。シンガポールでは大きいものから小さいものまで、比較的年中出回っています。
ウェットマーケットでどうやって食べるのか聞いたところ、お腹にしょうがを入れて蒸し、ソイソースをかけて食べるのがシンガポール流なんだとか。
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:中華蒸し、ソテー |
ブダイ
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こちらはいかにも熱帯の海にいそうなブルーの鮮やかな「ブダイ(Parrot fish)」の仲間。水族館から出てきたような見た目ですね。
スーパーで見かけたことはありませんが、ウェットマーケットでは稀に出会えます。どんな味なのでしょうか?気になる方はぜひチャレンジを!
スーパーでの購入:不可 おすすめ調理法:煮付け、唐揚げ |
エイ
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「エイ(Ray)」はこのように尾を切られた状態で売られています。筆者はエイヒレぐらいしか食べたことがありませんが、身は白身でクセがなくとてもおいしいそうです。
スーパーでの購入:不明 おすすめ調理法:煮付け、ソテー、BBQ |
サメ
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出ました!「サメ(Shark)」です。シンガポールのおもしろいところは、このようなサメの仲間が普通にマーケットに並んでいること。日本でサメを見る機会はほとんどないですよね。どんな味か気になります!
スーパーでの購入:不明 おすすめ調理法:煮付け、BBQ |
ロブスター
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大きな「ロブスター(Lobster)」もシンガポールで簡単に手に入ります。BBQで豪快に焼いたらきっと歓声が上がること間違いなし!
スーパーでの購入:可 おすすめ調理法:塩茹で、BBQ |
ノコギリガザミ
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こちらはシンガポール名物チリクラブで使われる「ノコギリガザミ(Mud Crab)」。ハサミが大きく迫力があります。ウェットマーケットで購入できるので、自宅でチリクラブを作るのも夢じゃないですね!
スーパーでの購入:不明 おすすめ調理法:チリクラブ、塩茹で |
簡単!買い方と捌いてもらうときの注文の仕方
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お目当ての魚を見つけたところで早速買ってみましょう!難しくはありません。必要なのは現金と少しの勇気のみ!(注意:ウェットマーケットでの支払いは現金です。多めに持っていきましょう。)
1. 値段を聞く
ウェットマーケットには基本的に値札がありません。必ず値段を聞いてから買いましょう。ほとんどの魚介類は量り売りです。
2. 欲しい数や分量を伝える
欲しい数を伝えてください。エビなどは300gや500gなど好きな分量で買うことができます。
3. 捌いてもらう
捌いてほしいときは店員さんにそれを伝えます。
難しい英語は必要ありません。「clean(クリーン)」「fillet(フィレ)」「cut(カット)」。この3つだけ覚えていれば大丈夫!
「clean」はウロコを取ったり内臓を出してもらう、いわゆる下処理のこと。下処理をしてほしいときは、“Clean please.”で通じます。
「fillet」は右身、左身、中骨に切り分ける、いわゆる三枚おろしのこと。三枚におろしてほしいときは、“Fillet please.”で通じます。
あとは応用です。例えば下処理はしてほしいけど切ってほしくないときは、“Only clean. No cut.”で十分通じます。逆に難しい単語は店員さんも理解できない場合があるので、簡潔に言うようにしましょう!
4. 支払いをする
商品を受け取ったら、あとは現金で支払いをすれば完了です!
シンガポールで魚ライフを楽しもう!
いかがでしたか?今回ご紹介したものはほんの一部で、シンガポールにはまだまだおすすめの魚がたくさんあります。
魚はハードルが高いと思われがちですが、種類が分かれば買い方はとても簡単です。お肉もおいしいですが、魚は栄養価も高く日々の食卓にぜひ取り入れていただきたい食材のひとつ。この機会にぜひチャレンジしてみてくださいね!
この記事を書いた人
SingaLife知りつくし隊
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、現地のトレンド情報やライフスタイル情報をお届けします。「知り尽くし隊にこんな情報を取り上げてほしい」各種SNSにてリクエストも随時募集中です!