【日本語対応可能なクリニック】口コミで人気のMDインターナショナルメディカルセンターにインタビュー!

シンガポールで病院選びに迷ったら、在住者おすすめのMDインターナショナル メディカルセンターへ。一般診療から専門治療まで、経験豊かな医師が診療にあたります。言葉の壁も看護師免許を持つ日本人スタッフが丁寧にサポート。

今回はMDインターナショナルメディカルセンターを訪れて、口コミ率が高いというその評判の理由や、先生方へのインタビューなどを通して人気の秘密を探ってみました。病院選びの参考になれば幸いです。




最も重要なのはかかりつけ医を見つけること

皆さんは病院を探す際にどうやって見つけますか?検索サイトを利用したり知人や同僚に聞いたり、などでしょうか。

シンガポールのみならず、海外で暮らす際に一番気になるのは病院選びかもしれません。とっさの時に駆け込める病院やクリニックは絶対に必要です。病気や怪我はいつ起きるかわからないからです。

英語ができる人でも、病気の時はやはり日本語で病状を伝えたいと思うでしょうし、筆者のようにサバイバル英語だとニュアンスを伝えづらいことも多いです。

やはり最終的に選びたいのは日系、もしくは日本語サポートスタッフがいるクリニックではないでしょうか。


MDインターナショナル メディカルセンター

今回は、Dr. Don Lau Vi Hok(メディカルディレクター)率いるMDインターナショナル メディカル センターへ行ってきました。シンガポール在住の方から聞いて、またはおすすめされて、という方が非常に多いクリニックです。いくつかの病院へ行ったことのある方がよかったとおすすめする、そんなクリニックがMDインターナショナル メディカル センターです。

MDインターナショナル メディカル センターは、2020年4月にWheelock Placeから現在の場所に移転しました。

その大きな理由の一つが、協力関係が整った総合病院Gleneaglesからすぐ近くであり、専門医への紹介や手術の際に患者さんの利便性を考えたことと、あわただしいオーチャードロードでなく、リラックスできる緑の多い場所で診療をしたかったからです。


アクセス

2022年11月にMRT (Thomson-East Coast Line)ネピア駅が開通し、オーチャード駅からネピア駅まで3分、駅からクリニックまで徒歩数分の好立地です。

そして車でいらっしゃる方はクリニックが入っているボタニックガーデンビューの駐車場が完備しているので、以前より便利になったと話しているそう。


診療内容

総合内科をはじめ、専門的な疾病など包括的なホリスティック医療と専門的カイロプラクティック治療も行っています。

総合内科
皮膚科(アレルギー、皮膚内視鏡含む)
子供の健康・予防接種
慢性疾患管理
眼科
耳鼻咽喉科(ENT)
呼吸器科
エグゼクティブ・ヘルス・スクリーニング
トラベルヘルス
栄養学と予防医学
小外科処置
伝染病とウイルス学
カイロプラクティック & 脊椎マニピュレーション
疼痛管理

など多岐にわたります。


医師&スタッフにインタビュー

クリニックを率いているDr Lau、そしてカイロプラクターの藤原さん。このお二人を主軸に日本人スタッフの田畑さん、船津さん、そしてローカル&香港生まれのスタッフがサポートしているインターナショナルなクリニックです。

Dr Don Lau Vi Hok (メディカルディレクター) 総合内科、皮膚科医
MBBS(モナッシュ大学)、B Med Sc(優等学位)(モナッシュ大学)、Dip Pract Dermatology(イギリス・ウェールズ大学)

藤原崇紀  カイロプラクター  カイロプラクティス
南カリフォルニア健康科学大学
カイロプラクティック協会シンガポール、日本カイロプラクティック登録協会、アメリカカイロプラクティック協会、カリフォルニアカイロプラクティック協会
理学療法士養成 NBCE 全米カイロプラクティック試験委員会

今回Dr Lau、藤原さん、そして日本人スタッフのお2人の順にお話を伺いました。


藤原さんにインタビュー

藤原さんによると、コロナに入って以降、自宅での仕事が増えたり運動不足などから腰痛を訴える患者さんが増えているそうです。

会社へ通う、ランチタイムに出る、なども運動の一環になっているそうで、それがなくなり運動不足になった、また自宅の環境がオフィスと異なり(例えばソファーに座ってデスクワークをするなど)腰に負担がかかることもあるそうです。

もちろん腰だけでなく、元々のカイロプラクティックをやる理由となる、背骨を正しく矯正することで体を好調にするという目的で訪れる方も多いですが、それ以外に肩、足、手といろいろな症例の患者さんがいます。

そのため藤原さんは、診療の際に詳しく症状を聞き、じっくりと原因を探り治療に進みます。アメリカ、日本での勤務経験があり、ここシンガポールは3カ国目となります。どんな患者さんにも対応できるのが藤原さんの強みでもあります。

MDインターナショナル メディカル センターは、最新の機器を設置しており、カイロプラクティックの治療で最先端の治療ができます。医療機器は日々進化しており、最新の機器を使用するとより効果を出す事ができます。

深部まで到達する電磁波では、例えば痛みを伴う変形性関節症などの痛みを緩和できるそうです。もう治らないからと痛みと共に生活している方には特に朗報です。

藤原さんに一番大事なことはと伺うと、例えば薬で治ったからとか、様子を見て、という事で治療が遅れてしまうと治療期間も伸びるし、治りにくくなる事が多い。それを避けるためにも一刻も早く受診してほしいという言葉が出ました。

とりあえず診てもらえれば悪化も防ぐことができ、他の症状の予防にもなります。これぐらいで、と思わずまずは診てもらうのが良いようです。

私事ですが、膝の痛みを感じつつも様子を見ていたら、突然の激痛で一歩も歩けなくなった事がありました。その後しばらく松葉杖となり、現在も完治はしていません。なぜあの時、とならないように、皆さんには早め早めの治療をおすすめします。

また慢性疾患だからと諦めるのでなく、藤原さんにアドバイスを求めるのがベストです。例えば完治が難しい病気でも、痛みを軽減し折り合いをつけて付き合っていければ十分幸せなことです。




Dr Lauにインタビュー

次にお話を伺ったのは、メディカルディレクターでもあるDr Lauです。Dr Lauは日本語は話せませんが、日系のクリニックで多くの日本人患者と接した経験から、インタビューの際に病名などは日本語を交えながら説明してくれました。細かく説明する際にはメモを活用し、より分かりやすく、噛み砕いて説明してくれます。

常に気にかけていること

Drが患者さんと接する時に最も比重を置いているのは、患者さんが訴える症状を細かく、よく聞く事。そして診療後に治療プランを説明します。

心地よく、双方向からコミュニケーションが取れているかを確認しながら進めていきます。そんな姿勢が患者さんの心をつかみ、現在、患者さんの比率はローカル、外国人、日本人と同じバランスです。まさにインターナショナルなクリニックと言えます。

Wheelock Placeから現在の場所に移っても、患者さんたちは引き続きクリニックを訪れています。


いろいろな病気に対応可能

そしてMDインターナショナル メディカルセンターの強みは、Dr Lauが総合内科の医師である上に皮膚科の権威ということ。また耳鼻咽喉科や呼吸器科、眼科の医師がクリニックへ赴き診療する体制もあるからです。コロナ禍で現在は定期的な診療はなくなりましたが、予約制で手配が可能なのは安心です。

また登録心理学者である山縣千尋先生もコンサルテーションを行なっていますので、心のケアもできるのはうれしいことです。

 

シンガポールで多い疾患

早速Dr Lauにシンガポールで多い疾患について伺いました。

熱帯気候のシンガポールでは環境の変化による疾患が多く見られます。それはこの気候に慣れたローカルの方とは違う疾患になります。

例えば「ほこり、ダニ」とDr Lau。湿気が多く、暑いシンガポールでは発生しやすくなります。またエアコン内部に発生するカビも同じです。勤務時間後にエアコンのスイッチを切ると、中には水分が残っているためそこにカビが発生。営業開始後、エアコンのスイッチを入れるとそのカビが冷気と共に吐き出され、空気中に撒き散らします。そこでアレルギー症状に悩まされる方がいます。

またほこりやダニなどのアレルギーと比べれば比率は低いですが、花粉症(草)もあるそうです。シンガポールでは花粉症はないと思っていたので、草の花粉症というのは驚きました。


害虫による症状も

sandfly(サシチョウバエ)やダニ、ノミ、蚊などによる被害も多いといいます。同じように赤身のある虫刺されの跡も、Drが見ればすぐに何の虫によるものか分かります。ダニだと飛べないため、歩きながら刺していくため点々と跡がついていきます。症状にあった薬を塗ることできれいに治す事ができます。

またお子さんで多いのが水イボです。かなり多くの水イボが一斉に発生して「うわっ」となっても、ここではレーザーを使いあっという間に除去でき、跡も残りません。もちろん施術前には麻酔クリームを塗るので痛みもなく、病院嫌いのお子さんでも大丈夫。日本だと一個一個ピンセットで挟み出すため、かなり痛いようです。お子さんにはきつそうです。

また一般内科なので、内科系の病気全般を診る事ができます

一般的な下痢や風邪、食中毒などはもちろん、海鮮などの食物アレルギーやその他のアレルギーにも対応。シンガポールでGPと呼ばれるかかりつけのファミリードクターとして、Dr Lauのもとに通う人も多いそう。またDr Lau以外にも定期的に訪れる専門医もいますので、MDインターナショナル メディカルセンターに来れば大丈夫ということです。

そしてシンガポールでは日系の病院、日本人医師だと日本人の患者しか診療できないのですが、ここMDインターナショナル メディカルセンターは外国人もローカルも診療できます。ですから国際結婚ファミリーも、家族全員同じ病院で診療ができるので家族ぐるみで利用できます。


美肌を守るために

Dr Lauにシンガポールで美肌を守るために一番大事なことを伺いました。もちろん日焼け止めも大事ですが、一番大事なのは保湿。湿気が多いとはいえ、日差しの強い熱帯気候。きめを整えるためには保湿しかないそうです。

先生曰く、肌を構成する角質をレンガとすると、レンガ同士をつなぐのが細胞間脂質。これがセメントの役目を果たします。これがきちんと並んでいれば美肌。この細胞間脂質が途切れたりすると、水分が肌から流失し乾燥します。そうならないように薄い潤い層で皮膚を守れるように保湿するそうです。

ドラッグストアに行けばいろいろなモイスチャライザーがあるので、お好みで選べますが、一般的に安価なものは保湿度は低いようです。内容成分をよく調べて使うといいですね。皮膚科の権威Dr Lauが一番大事という保湿。すぐに始めてみましょう。


診療費は?

日系の病院より安価になっています。なのでちょっとした時も安心して、早めにクリニックに行く事ができます。また海外保険など保険診療の手続きは日系の病院と同じく簡単で全てスタッフが手続きをしてくれます。また現地採用などでローカルの保険を使うことももちろん可能です。

1997年に医師として診察を開始して以来、現在までにDr Lauが診察した症例は3万件以上。一番長い患者は赤ちゃんだった子が現在は大人になった人です。ずっと同じ先生に診てもらえるメリットは、今までの病歴を全て把握してくれているところだと思います。細かいところから説明せずに済むのはいいですね。


いろいろな機器がそろっています

規模は小さいですが、ここMDインターナショナル メディカルセンターは最新の機器がそろっています。前述のカイロプラクティック用の機器だけでなく、鼻のスコープや眼科の検査器具、レーザーメスなども。Dr Lauがそういう新しい技術や機器に対して敏感なのでは、とお話しをしてみて思いました。細かいケアと最新の機器、いろいろな診療科もあり、まさにワンストップ クリニックという感じです。


 

日本人スタッフにインタビュー

最後にクリニックを支える日本人スタッフのお二人にお話を伺いました。

お二人は日本では看護師

田畑奈穂さん(写真向かって右)、船津幸恵さん、共に日本で看護師として勤務していた方。

田畑さんはシンガポール在住10年以上でシンガポールの看護師資格もお持ちです。以前も日系病院に勤務し、その後Dr Lauと一緒に現在のMDインターナショナル メディカルセンターに。船津幸恵さんは4年以上前にシンガポールへ来て、こちらで働き始めました。

今回のインタビューの際にも田畑さんが付き添ってくださり、難しい医療用語をぱっと日本語に直してくれたり、より突っ込んで質問してくださったり、細かいケアが印象的でした。

お二人とも、例えば一概に痛みと言っても、鈍痛なのか、鋭い痛みなのか、そういうところまで伝えたいという思いで通訳をしてくれています。そして看護師なので、専門知識や日本とシンガポールの治療法の違いなども教えてくれたり、より深いところまで知ることができます。

また直接先生に聞きにくかったりすることも、代わりに聞いてくれることも。そんな姿勢がシンガポール在住の日本人の方から評価され、口コミや紹介で訪れる日本人患者がとても多いそうです。シンガポールの事情に慣れた方から選ばれるクリニック、それがMDインターナショナル メディカルセンターなんですね。

また申し送り体制がきちんとしているので、患者さん個々の情報共有もスムーズ。また必ずどちらかが勤務しているので、言葉の不安はありません。予約制ですが緊急時もまずは電話を。救急病院に直接行った方がいい場合もあります。そんな時も看護師さんなので適切なアドバイスがもらえます。患者さんの再診が多い理由はこんなところにもあります。


安心、この言葉につきます

フレンドリーで確かな技術を持ち、いろいろな対応が可能。小規模クリニックなので、患者一人一人の顔を見て対応してくれます。どんな時にも頼れるクリニック。それがMD インターナショナルクリニックです。

MD International Medical Centre (MDインターナショナル メディカルセンター)
住所:9 Taman Serasi #01-11, Botanic Gardens View S257720
営業時間:月〜金 9:00-12:00  14:00-18:00
     土   9:30-13:00
休診日:日
電話:6694 1661
WEBサイト





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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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