【カジュアル着付け】着付け教室「レスピラール」藤原育美様へインタビュー 「オンラインパーソナル着付けトレーニング」をご紹介

日本の伝統衣装として知られる「着物」。海外でも高く評価される日本文化のひとつですね。でも、実際の暮らしのなかで「着物」を着る機会はなかなかないもの。ましてシンガポールで着物を着るなんて・・。

そんなあなたにぜひおすすめしたい、日本発・着付け教室「レスピラール」の「オンライン着付け教室」。早速ご紹介しましょう!




着付け教室「レスピラール」とは?

オンラインインタビューの始まりとともに、凛とした浴衣姿で登場した藤原育美さん。

藤原さんは、千葉県松戸市で、着付けサロン・着付け教室「レスピラール」を2015年から主宰しています。「レスピラール」とは、ポルトガル語で「ほっとする・ホッとひと息つく」という意味で、忙しい日常のなかで、和装と向き合うひとときが、生徒さん達にとって癒しとなり、安らげるサードプレイスになってほしいという願いが込められているそうです。

鹿児島県出身の藤原さんは、幼少の頃に祖母が和裁をやっていたり、よく遊んだ公園の近くに機織り工場があったりと、特に身近ではなかったものの、自然と着物に対する憧れが生まれていきました。そして、いつかは着物をさらりと着こなせる大人になりたいと思うようになりました。

社会人としてキャリアを重ねるなかで、30代の初めに着付け教室に通い、ご自身でも初めて着物を着るように。しかし、当時の着付け教室のカリキュラムがしっくりこなかったり、仕事が忙しくなってブランクができてしまい、着物を着る機会が減っていってしまいました。その後、いくつかの着付け教室に通ってはブランクができて、着物が少し遠ざかったそうですが、40代に入り、藤原さんにライフステージの大きな変化が訪れます。

それは、再婚をされたことと、不妊治療に向き合ったことです。そして、藤原さん自身のこれからの人生を考えた時に、今までの経験からふと、着付けを教える資格を取りたいと思うようになりました。本格的に学校に通い始めた時期と重なり、着付け教室開業への道へと繋がっていきます。

40代に入り、人生や仕事の悩みで落ち込み、自分に自信がなくなりかけていました。そんな時、着物を着て出かけると、例えば、見知らぬ方とすれ違った時に「すてきね」と声をかけていただいたり、レストランで少しいい席に案内してくださったり、洋服の時にはなかったような、周囲からの心配りを感じるようになりました。

付け下げ訪問着のようなフォーマルな着物でなくても、カジュアルな着物を着て街を散策することで出会う方にほめてもらえることが多くなり、いつしか自分のなかで勇気がわいてくるように。次第に前向きな気持ちに変化していきました。

「着物は単なる衣装かもしれませんが、私にとっては、着物が自分の背中を押してくれたと思っています。」と藤原さん。「年齢を重ねてもワクワクできる人生がいいですよね。着物を着ることで、女性の皆さんがいきいきと輝いて勇気が持てるといいな。」との思いから、着付け教室「レスピラール」を立ち上げました。


「着物マジックメソッドⓇ」で学ぶ着付けとは?

複数の着付け教室で学んだ経験から、生徒さんの「知りたい」ポイントを熟知している藤原さん。レスピラールでは「着物マジックメソッドⓇ」をベースに着付けを学んでいきます。

「着物マジックメソッドⓇ」とは「着物を着るだけで魔法にかかったような気分になれる」と感じた生徒さんとの会話から生まれたネーミングだそうです。

メソッドの代表的なものとしては、まず「お誂(あつら)え着物は用意不要」。お誂え着物とは、簡単に言うと「オーダー品」のことで、既製品ではなく、採寸して反物から仕立てる着物のこと。一般的には成人式や冠婚葬祭など、特別な時のために仕立てることが多いですが、既製品ではない分費用が高めになることも。

藤原さんが提唱するのは、なんと「リサイクル着物」!特にヤフオクでお手頃な着物を見つけることをおすすめしています。その理由は、ヤフオクに出品している着物の情報量が圧倒的に多いからだそうです。例えば、5,000円分の洋服というとさほど高くないですが、リサイクル着物なら程度の良いシルクのものが同じ価格帯で入手できることが多いそうです。

次に「手結びにこだわる」です。大手の着付け教室では、着物を内側で整えるために、独自の器具などを購入して学ぶことが多いですが、レスピラールでは、昔ながらの、誰でも使えるひもで着崩れしない方法を学びます。着物はファスナーもボタンもない、体を包み込む衣装ですが、一度着崩れるとなかなかきれいに戻りませんよね。藤原さんによれば、ひも使いがうまくできるかどうかで着物の着こなしが決まるそうです!

そして「おはしょりをきれいに作る」です。おはしょりとは、着物を腰ひもで締めたあとにできる、帯の下線から出る着物の折り返し部分のことで、きれいにたたみこむことができないと腰回りに厚みが出てやぼったく見えてしまいますよね。特にリサイクル着物のような既製品の場合、自分の身長より長い丈の着物であることも多く、おはしょりで調整することが多いそうで、入門クラスで特に力を入れて教えていただけるそうです。(他にもたくさんのアイデアがあります!)

また独自のメソッドでは、藤原さんが長年にわたり従事してきた介護福祉士の経験を踏まえ、着物を着ることが認知症予防にもつながると提唱しています。それは、着物を着ることで、指先を使うことはもちろん、草履で出かけることで足指も自然と鍛えられ、脳に刺激が与えられるからだそうです。また着物は、季節に応じて下着や着物の種類を変えるほか、TPOに応じたコーディネートも考える必要があり、常に頭を使います。そのため、こうした行動も認知症予防につながるとのことです。

着付け教室に通うとなると、少しハードルが高いと感じるなか、レスピラールで藤原さんが教えてくださるのは、どこまでも生徒さんの目線に合わせた内容です。エコな着物選びや、無理のない昔ながらの着付け方法を学ぶことで、まさに一生モノの知識と技術になりそうですね!


オンライン着付け教室とは?

ユニークかつオリジナルなメソッドを提唱するレスピラールでは、通学コースのほかに「オンライン着付け教室」を展開しています。オンラインレッスンの可能性に気づいた藤原さんがコロナ禍以前の2018年4月に始めました。

オンラインレッスンの可能性に気づいた藤原さんが、コロナ前やオンラインの需要が高まる前にいち早く手がけたそうです。

オンラインレッスンは世界中どこからでも受講可能で、生徒さんからは「まるで隣に先生がいるよう!」と人気のレッスンとのこと。その魅力を探ってみましょう!

「オンラインパーソナル着付けトレーニング」ってどんなこと?

藤原さんは、ご自身で通った複数の着付け教室の経験から、生徒さんが分からないところは講師に気兼ねなく何度でも聞くことができて、その理解度に応じた教え方をしたいと考えていました。そのため、「マンツーマン」という表現がずっと気になっていたとのこと。

ある日、ご自身が生活する千葉県松戸市内に増えてきた「パーソナルトレーニングジム」が気になり、なんと藤原さん自身で入会して実際に体験。このスタイルこそが着付け教室でやりたかったことだ!と思ったそうです。

レスピラールでは、通学でもオンラインでも、1レッスンは2時間です。入門クラスは通学コースで全10回、オンラインコースで全8回のレッスンです。途中休憩もはさみながら、通学コースでは、お抹茶やお菓子もいただけます。生徒さんの苦手なところは何度でも反復練習でき、それぞれの習熟度に沿った、まさにパーソナルトレーニングを行っています。

生徒さんの約9割が、自分で浴衣を着たことがない方ですが、このトレーニングスタイルで、必ずひとりで着物が着れるようになりますよ!


オンライン着付け教室のメリットとは?

習い事のひとつのスタイルとしてオンラインレッスンの可能性にいち早く気づいた藤原さんは、コロナ禍前から「オンライン着付け教室」をスタート。着付け教室はやはり対面の方が伝わりやすいのでは?と思われがちですが、これまでオンラインで受講された方で着付けができなかった人はひとりもいないとのこと!

藤原さんは、オンラインレッスンを4年ほど行うなかで得られたさまざまな経験をレッスンに生かしています。例えば、レッスン内容を録画して動画で生徒さんと共有したり複数のwebカメラで多方向から生徒さんに着付けのしかたを見せるなど工夫をこらしています。

コロナ禍という理由以外でも、オンライン着付け教室にメリットを感じる方は多いそうです。海外在住で現地のイベントで着物を着てみたいという方や、仕事や育児の関係で動ける時間が限られる方など、多様なライフスタイルのなかで着付けが学べるのは魅力ですね。

また通学コースの方が当日のご都合でオンラインに切り替えることも可能です。オプションとしてオンラインレッスンが選択できるのは生徒さんにとってはありがたいですね。

通学コースもオンラインも、本格的な授業に入る前に11本の解説動画がもらえます。目からウロコのお太鼓結びのつくり方など、これを観てから参加するとますます理解が深まりそうです!


オンラインで着物ショッピングも学べちゃう?!

レスピラールでは、リサイクル着物に注目して、ヤフオクなどでの購入のしかたも学べます!オンラインレッスンでは、気になる着物や帯、小物のコーディネートについて、ヤフオクなどに出品されている商品ページを画面共有しながら一緒に学習。商品情報を見ながら、小紋とは?半襟とは?といった専門用語も、ネット検索をしたり、藤原さんに教えていただいたりしながらその場で学べて一石二鳥です。

大手の着付け教室に入学すると、着物や帯の購入を勧められる時もありますが、レスピラールではそうした勧誘は一切なく、むしろリーズナブルにお買い物するコツを教えてもらえます。海外在住の方の着物購入についてもオンラインでのサポート経験があります。着物のネットショッピングはやはりハードルが高いと感じる方が多いので、これは心強いですね!


シンガポールで浴衣や着物を楽しみたい!

「シンガポールで浴衣や着物を楽しむことはできますか?」という質問に「もちろんできます!」と藤原さん。シンガポールは暑い国なので、浴衣などの夏用の着物を着る機会が多くなります。暑さ対策を中心に、着物の素材の選び方やお出かけする時の工夫についても教えてもらえます

浴衣を着てシンガポールの街を歩いたら、きっと注目の的になること間違いなし!YouTube動画を観ながら自己流で着るよりも、着崩れしないコツやかわいい帯結びを学んで美しく着こなした方が断然おすすめです!

藤原さんがオンライン着付け教室で海外在住の生徒さんにレッスンしていた際「海外に来てみて、初めて日本文化をもっと知りたいと思うようになった。」と生徒さんから聞いたそうです。「海外にいる方にこそ、日本の文化を継承してその良さをアピールしていただけたらと思うので、着付けを学ぶことも価値があると思うんです。」と藤原さんは日々感じています。オンラインレッスンが、まさにその可能性を広げてくれますね。


あなたのライフスタイルに「カジュアルな着物」を取り入れてみませんか?

今回は、ユニークなメソッドで、着物に対するハードルを格段に下げながら、日本文化としての学びも得られる、着付け教室「レスピラール」の藤原育美さんにお話を伺いました。

機能美にあふれ、素材や色、絵柄などさまざまなコーディネートを楽しむことができる着物。まずはカジュアルな着物から手に取ってみませんか?

女性には結婚や出産、育児や介護などライフステージが大きく変化する時が多いので、長い人生を考えたら、早いうちに着付けを習っておくのはおすすめとのこと。シンガポールにいる今だからこそ、着物という豊かな日本文化に触れてみましょう!

着付けサロン・着付け教室 レスピラール
住所:千葉県松戸市松戸1340‐3 小川マンション
最寄り駅:JR常磐線 松戸駅東口から徒歩5分​
     東京メトロ千代田線 松戸駅東口から徒歩5分
     新京成線 松戸駅から徒歩4分
営業時間:着付け予約時間      5:30~
     レッスン予約時間  10:00-19:00(レッスンは3部制:10:00~、13:00~、19:00~)
定休日:不定休
電話番号:090 2245 4269
Eメール:trench0203@gmail.com
公式LINE:https://lin.ee/jNftwd4
WEBサイト

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。






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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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