Mamasan&Companyにインタビュー!世界中のママさんが在宅ワークで大活躍!
世界中のママさんが在宅ワーカーとして活躍するMamasan&Company(ママサンアンドカンパニー)。BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を展開し幅広い業務を受託しています。Mamasan&CompanyのBPOサービスの魅力やママさんの働き方などを取材させていただきました。
Mamasan&Companyとは
今回は田中茂樹さんに、Mamasan&Companyが手掛ける事業内容とMamasan&Companyの社名に込められた思いなどを伺いましたのでご紹介します。
事業内容について
Mamasan&Companyは、在宅ワーカーのママさんが中心となりBPO業務を行っている会社です。ママさんというのは、男女を問わずMamasan&Companyで仕事をする在宅ワーカーの総称です。子育て中のママさんから副業をしている男性まで幅広いママさんが活躍しています。
受託している業務は、経理や給与計算、採用関係業務などの各種バックオフィス業務、Web制作などです。他にも業務プロセスの可視化やテレワークの導入支援、コールセンター業務の請負なども行っています。
社名に込められた思いとは?
2012年4月6日、株式会社ママさんBPOを設立しました。その後、2014年1月に社名を Mamasan&Company株式会社に変更しました。ママさんに注目してビジネスを行っていることを一目見てたくさんの方々に認知してもらいたいという思いが込められています。
では、どうしてMamasan&Companyはママさんに注目することになったのでしょうか。
ママさんに注目した理由は?
ママさんに注目した理由は、ママさんの持つ高い能力をMamasan&Companyで発揮してほしいと思ったからです。
今までの会社勤務で培ってきたママさんの高い能力は、子育てで一時的に仕事から離れたとしても、急に衰えることはないと考えています。つまり、能力が高いママさんは子育てをしていても、能力は高いままなのです。
一般的に労働力の価値は、能力と勤務時間で計算されています。ママさんの勤務時間が短いことが企業にとってはマイナス面です。少しずつの時間でしか働けないことは、市場価値を下げている要因=コストを下げる要因と捉えています。これが、ママさんの質の高い能力を低コストで提供できる体制に繋がっています。
また、業務を行うためにはある程度継続した時間が必要です。Mamasan&Companyでは、短い時間しか働くことのできないママさんのマイナス面を、チームで業務を行うことでカバーしています。例えば、3時間分の仕事を一人ではなく、三人のチームメンバーで分担して行うことで継続性が生まれます。
では、実際にママさんたちはどのようなチーム体制で働いているのでしょうか。
ママさんはどんなチームで働いているの?
ママさんが所属するチームは、2つあります。
1つ目は、コミュニティチームです。コミュニティチームの名称をCOSMOS(コスモス)としています。コミュニティチームは、ボスママ・サブママ・シンママで構成されています。Mamasan&Companyの働き方や考え方、ルールを共有し、マニュアルの重要性についてなど、各種スキルアップ研修を行うチームです。
2つ目は、オペレーションチームです。オペレーションチームは、経理や給与計算、コール業務などの案件ごとに所属するチームです。チームのメンバーで業務を分担し、不在時間を補い合っています。
オペレーションチームは、リーダーママ・アシスタントママ・サポートママ・オペママで構成されています。リーダーママは、チーム力を向上するためのチーム作りを行います。主に以下の4つのコンセプトでチーム作りをしています。
チーム作りのコンセプトを4つご紹介
Mamasan&Companyでは主に①大阪のおばちゃん ②チームは長屋 ③一人で頑張り過ぎない ④時間の管理に関しては人に厳しく、をチーム作りのコンセプトとしています。
1つ目は、大阪のおばちゃんです。
在宅ワークでは、チームのメンバーが今どのような状況であるのかがわからないことがデメリットです。
オフィスワークであれば、相手の表情を見ながら働くことや同僚が困っていたら声を掛けること、お互いに相談することなどができます。お互いがお互いの状況を感じ取ることで仕事が成り立ち、臨機応変に行動することが可能です。しかし、在宅ワークではこのようなことはできないですね。
また、ママさんたちは、チャットなどでコミュニケーションを取っています。しかし、チャットだけの環境ではどうしてもコミュニケーションのすれ違いや業務の漏れ、トラブルが起こります。
これらのような在宅ワークのデメリットを打破することが得意なのは、大阪のおばちゃんです。大阪のおばちゃんは、たくさんの人を巻き込んでコミュニケーションを取ることがとても上手です。
質問したこと以上のことを自ら話す傾向が強く、周りに反応を強要することも多いでしょう。在宅ワーカーのママさんたちは、大阪のおばちゃん魂を持ち、それぞれが自分の状況を伝え合うことや、お互いに情報をしっかりとキャッチするというチームの環境を整えることが重要なのです。
2つ目は、チームは長屋です。
長屋の文化のように隣の家のことまで大きなお世話を焼くスタンスを持つことが大切です。自分の仕事や定められたことだけをするのではなく、プラスアルファのことができるように、お互いがお互いに助け合うことが必要です。
3つ目は、一人で頑張り過ぎないことです。
在宅ワークは、時間を掛けようと思えばいくらでも時間を掛けることができます。そのため、自分一人だけで抱え込まないように、リーダーママには、アシスタントママと連携して必ずリーダー業務を行うようにしています。
4つ目は、時間の管理に関しては人に厳しくすることです。
お客様や社員に対して時間の管理は、厳しく行っています。日本人独特の曖昧な表現や、含み表現は必要ないと考えています。「何日の何時まで」や「イエス・ノーをはっきりと示すこと」を心掛け、納期の遅延などのトラブルを未然に防いでいます。
どんなママさんと働きたい?
Mamasan&Companyは、下記のようなママさんたちと一緒に仕事をしたいと考えています。下記のようなママさんたちがMamasan&Companyで長く勤務しており、昇進もしています。
一定程度のITスキルがある人と記していますが、ITスキルの教育カリキュラムは整っています。ITスキルに自信がない方でも、学ぶことに積極的で新しいことをどんどん吸収できるママさんは、大歓迎です。
求めるママさん ・コミュニティでお互いにお節介を焼きながら成長し合える人 ・一定程度のITスキルがある人 ・知らないことを自分で調べることができる人 ・新しいことを学ぶことができる前向きな人 ・タフな人 ・切磋琢磨できる人 ・助けを求めるのではなく自ら助けるという心構えを持っている人 |
Mamasan&Companで働くママさんのメリット
Mamasan&Companyでママさんが働くことのメリットを実際に働くママさんに伺いました。
日本で働くママさんの声
Mamasan&Companyでは、2〜3時間の短い時間でも働くことが可能です。短い時間で少しずつ細く長くキャリアを継続したい方でもライフスタイルに合った働き方ができます。
会社によっては、時短勤務であれば責任のある仕事を任せてもらえないこともあるでしょう。しかし、Mamasan&Companyのママさんは、マネジメントや業務構築、クライアントとの折衝など意義のある仕事を行っています。
自分の成長に繋がる仕事がたくさんある環境で、他のママさんと一緒に成長できるチームで働くことができます。また、子育てだけでなく社会との繋がりが得られることで、人間としての視野も広がるはずです。
海外で働くママさんの声
ハワイ在住で、子どもが登園している間に仕事をしています。さまざまな職種の仕事があり、時間を問わず自分のワークライフバランスを築くことができるので、働きやすいです。
チーム体制で業務を分担しているため、トラブルが起こった時にはチームのママさん同士で臨機応変にサポートし合っています。在宅ワークでも十分に力を発揮できる環境が整っています。
働くママさんのメリット ・ライフスタイルに合った時間で働くことができる ・細く長くキャリアを継続できる ・自分の成長に繋がる仕事がたくさんある ・責任や意義のある仕事ができる ・他のママさんと一緒に成長できる ・社会との繋がりが得られる ・視野が広がる ・海外にいても働くことができる |
導入企業様のメリット
ここでは、Mamasan&Companyを導入する企業のメリットをMamasan&Companyの特徴と合わせて解説します。
業務プロセスの可視化
Mamasan&Companyは、業務プロセスの可視化に自信を持っています。Mamasan&Companyでは、時短で在宅ワーカーのママさんがチームで働くことで起こりえるクオリティのばらつきや業務のばらつきなどを改善するためにフローチャートとマニュアルを用いて徹底的に可視化をしてきました。この弱みを強みに変えてきた実績と経験から、業務プロセス可視化が得意だと言えます。
ローコストオペレーションを提供
Mamasan&Companyのママさんは、すべての業務に単価を設定し、完全出来高制の報酬体系で業務を行っています。この体制によって、導入企業様の人件費の変動費化を実現しています。
導入企業様は、季節の波やその他の事象による影響で人件費を抑えたい時期や増やしたい時期があるはずです。閑散期は委託量を減らし、繁忙期は委託業務量を増やすなど、臨機応変に対応できる体制で導入企業様のコストダウンに貢献しています。
導入企業様の事例を3つご紹介
ここでは、Mamasan&Companyを実際に導入している企業様の事例を3つご紹介します。
導入事例① 住宅設備関連商社様
導入企業様の概要
・住宅設備関連商社
・売上高:5000億円
・従業員数:3000人
提供したサービス
・経費精算、業務プロセス可視化
導入前の課題
・経費精算システムを導入したが、申請者のITリテラシーが低く浸透しない
・申請数が膨大で承認作業が経理部の業務の大半を占めている
・承認の際のチェックが甘くなっている
導入後の成果
・申請者用フローチャートとマニュアルを作成し、ルールに則った運用を確立
・外部委託することで明確なルールに沿って承認を行うことが可能に
・経理部担当者がコア業務に専念することが可能に
・次に業務フローの見直しをするように進行中
導入事例② 家電商社様
導入企業様の概要
・家電商社
・売上高:300億円
・従業員数:8000名
提供したサービス
・受発注代行
導入前の課題
・複数あった受発注業務の拠点を一つに統合し、人件費を抑えられる地方に業務を移転したが、コスト削減に至らず
導入後の成果
・顧客・商品マスタ整備を重点的に行い、業務の効率化を実現
・業務マニュアルの整備により、業務の標準化が進んだ
・人員入れ替え時の研修コスト削減
・最大で月額約300万円のコスト削減
・売上増に伴い業務量は増えたが、以前と同じ人員で対応できている
・業務の標準化とBPOをセットで、月300万円のコスト削減
導入事例③ インフラ関連企業様
導入企業様の概要
・インフラ関連企業
・売上高:100億円
・従業員:100名
提供したサービス
・総務課における受電業務の業務プロセス可視化
導入前の課題
・総務課ですべての受電を行うため、1日200件の対応が発生
・残業が常態化
・事業の特性上、人命に関わる緊急対応が発生するため、自動化に踏み切れない
導入後の効成果
・客観的な目線で受電内容を可視化し、緊急性のないものをリスト化
・IVRを導入し関係部署に直接転送
・ショートメールでの案内フローを導入
・総務課での受電が50%減少
・残業時間が大幅に減少
在宅ワークを導入したい企業様へメッセージ
働き方の考え方を変えることができれば、在宅ワークはプラスになると思っています。コストダウンを達成し、成果も得られます。
今や在宅ワークは、単純作業だけではありません。チームをまとめることや考えることなどの知的で意義のある、幅広い仕事ができる環境です。企業の労働力をどう使うのかを新しい視点で捉えることができれば、在宅ワーカーは思いもよらない形で活用できるはずだと思っています。
今後のビジョン
今後の目標は、グローバル化の促進です。マーケットの大きい英語圏の仕事を獲得し、時差を利用した365日24時間体制の構築を目指しています。
現在、グローバル化のためにシンガポールなどでマーケティングを進め、海外在住のママさんの求人も積極的に展開しています。近年は、男性のママさんも急増中です。今後も男女問わずにママさんの採用を進めていきます。
そして、グローバル化を進め、さらに売り上げを伸ばし、知名度を向上して、Mamasan&Companyの斬新な組織体系が通用することを世界に広めたいと考えています。
ママさんとともに世界へ
ママさんが活躍する独自の組織体制で質の高いBPO事業を行うMamasan&Company。ママさんの能力をフル活用するチーム体制が、会社と導入企業様の発展に大きく貢献し、世界へ羽ばたいていくはずです。自分の能力を発揮したいママさんや会社のさらなる発展を目指す企業様はぜひ、Mamasan&Companyへ。
田中茂樹様のプロフィール 1973年生まれ。 2001年株式会社ノバレーゼに入社し、取締役CFOに就任。IPO(新規株式公開)プロジェクト責任者としてIPOを果たしました。 2008年、SPRING株式会社の取締役管理本部長に就任。同社のリストラプロジェクトの一環で、ママさんBPOをスタート。2012年、Mamasan&Company株式会社を設立。 |
Mamasan&Company 株式会社 住所:東京Office 〒102-0083 東京都千代田区麹町6-6-2番町麹町ビルディング WeWork(受付5F) 電話番号:03 6387 3434 WEBサイト |
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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