シンガポールの平均余命 昨年史上初の低下:新型コロナ感染拡大の影響受け

昨年はシンガポール住民の平均余命が約10週間短くなり、コロナ禍前の2019年の83.7歳から、2021年は83.5歳に低下した。統計局の『2022年人口動態報告書』は出生時平均余命の低下は本データが利用可能になった1957年以降で初めてだとしている。

平均余命は3年間の死亡率を基にして算出される。21年の数値は20年と21年のデータに基づく速報値だ。統計局の広報担当者は、コロナ禍の発生に伴い、実際の死亡者数が本来想定されている死者数を上回る“超過死亡”が死亡率上昇を引き起こし20年と21年の平均余命低下につながったと話した。

保健省の9月の報告書によると、コロナ禍(20年1月~22年6月)の超過死亡者数は2490人。5人中約3人は直接の死因が新型コロナウイルス感染症だった一方、残りは新型コロナ感染後90日以内に他の病気で死亡したという。新型コロナウイルスは基礎疾患を悪化させる可能性がある。


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SingaLife編集部

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