【2022年度版】シンガポールのウェットマーケット!チャイナタウン編 ディープな世界に初潜入&徹底ガイド!
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シンガポールのウェットマーケットといえばチョンバルマーケットが有名ですが、たまにはディープでローカル色の強いマーケットを試してみませんか?
今回は、チャイナタウン コンプレックスにあるウェットマーケットに初潜入!そこは、未だかつて見たことのない珍しい食材の宝庫でした。おすすめのヨントーフ具材屋さんも要チェックです!
シンガポールのウェットマーケットとは
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シンガポールのウェットマーケットとは、野菜、果物、肉や魚などの生鮮食品を取り扱う市場のこと。その日に仕入れた食材がすぐ店頭に並びます。スーパーよりも鮮度がよく価格も安いため、朝早くからたくさんの地元の人で賑わいます。
各マーケットによって売られている食材が違ったりそれぞれ特徴があるので、いくつかのマーケットを回ってみるのもおもしろいですよ。
チャイナタウンのウェットマーケット情報
アクセス情報
チャイナタウンのウェットマーケットは、「Chinatown Complex(チャイナタウン コンプレックス)」の地下1階にあります。MRTの場合は、Chinatown駅で下車しA出口から駅と反対方向にNew Bridge Rdを進みます。
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すぐにSmith Stとぶつかるので、曲がると目の前にチャイナタウン コンプレックスが見えます。Chinatown駅から2〜3分で着きます。
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バスの場合は、New Bridge Rdのバス停が便利です。こちらのバス停で降りて左手に進むとすぐにSmith Stが見えます。バス番号は上記の写真のとおりです。
営業時間
シンガポールにあるウェットマーケットの営業時間は店舗によってさまざまです。朝7時にはほとんどのお店がオープンします。売り切れ次第閉店となるお店も多いため、新鮮な食材を求めるならできるだけ午前中の早い時間に行きましょう。
シンガポールのウェットマーケット利用時の注意点
シンガポールのウェットマーケットでの支払いは現金です。現金を多めに持っていきましょう。また、買ったものを入れるための保冷バッグもお忘れなく。
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ウェットマーケットは、その名のとおり床が濡れています。筆者はシンガポールで色んなウェットマーケットに行きましたが、こちらのウェットマーケットは濡れ具合が断トツです!靴は汚れてもいいものを履いていきましょう。底が滑らないビーチサンダルがベストです。
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チャイナタウン コンプレックスのトイレは全フロアで有料(10¢)です。トイレの前にお金を徴収する方がいるので、10¢渡して入ります。建物自体は古いですが、トイレは改装済みで中は普通にキレイでした。
チャイナタウンのウェットマーケットにはどんなお店がある?
準備が整ったところでウェットマーケットに潜入します!チャイナタウンという土地柄、他のマーケットではお目にかかれない食材が盛りだくさん!まるで中国にワープしたような感覚を覚えること間違いなし。それではいってみましょう!
珍物コーナー
まず皆さまにご紹介すべきは、珍物コーナー。目を凝らしてご覧ください!
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右がうなぎ、左がナマズです。どちらも動画でご紹介したいほど活きがよくピチピチです。うなぎは日本のうなぎより黄色がかった色をしているのが特徴です。日本ではあまり食べることのないナマズは、中華料理ではポピュラーな食材。どちらもその場で捌いてもらえます。
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こちらはカエル。カエルも中華料理でよく使われます。ウェットマーケットでカエル肉を見たのは初めて!さすがチャイナタウンですね。
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ご覧ください!「100%フレッシュ クロコダイルミート!」なんというパワーワードでしょうか。人生でワニ肉を見る機会なんてなかなかない。一目見たいと思ったのですが、奥の冷蔵庫に入れてあるということで見られませんでした。
もし購入したいというチャレンジングな方がいらっしゃいましたら、ぜひSingaLifeまでワニ肉のお写真をお送りください。
野菜コーナー
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珍物コーナーから離れて目を休めましょう。こちらが野菜コーナーです。こちらのマーケットの特徴は、他のマーケットに比べてパッキングされている物が多く、値段もしっかり表記されていること。日本人も買い物しやすくうれしいポイントです。
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葉物野菜はたくさんの種類があります。どれを買っていいか分からない場合は、店員さんにおすすめを聞いてみましょう。炒める、煮る、蒸すなどの調理法を伝えると、それに適した野菜を紹介してくれます。
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この日は、鹿児島産のごぼうを発見しました。種類は少ないですが、日本から輸入された野菜も売られています。シンガポールで日本語のごぼうを見ると少し安心感がありますね。
魚コーナー
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次は魚コーナーです。一本売りが基本ですが、魚の部位ごとにカットされているものもあります。
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見たことがないような珍しい魚もちらほら。初めてのものを目の前にするとワクワクが止まりません。これだからシンガポールのウェットマーケットは楽しいんです!
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大きな魚に少し抵抗のある方は、比較的購入しやすいエビはいかがでしょうか。お値段はスーパーより安く新鮮です。他のマーケットと同じように、100g単位で買うことができます。
肉コーナー
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チャイナタウンのウェットマーケットでは、先ほどご紹介したカエル肉やワニ肉のほかに、鶏肉、牛肉、豚肉を買うことができます。こちらは鶏肉屋さん。マレーシア産の鶏肉を扱っています。
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上質なアンガス牛が買える牛肉屋さん。塊で売られていますが、希望があれば機械で薄くスライスしてもらえます。
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豚肉はインドネシア産です。バラ肉、もも肉、ヒレ肉など部位が豊富なので、用途に合わせてどうぞ。ミンチもあります。
その他
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果物屋さんには旬の南国フルーツがたくさん並んでいます。今回は旧正月(チャイニーズ ニューイヤー)前ということで、縁起物のオレンジがたくさんありました。
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こちらはカチカチに固まった乾燥ソーセージ。豚肉で作られたものから、アヒル肉で作られたものまで、種類もたくさんあります。どうやって食べるのか聞いたところ、蒸して柔らかくして食べるのだそう。いかにもチャイナタウンらしい食材です。
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世界中の調味料が集まったかのようなインパクトのある調味料屋さん。主に中華料理で使われる調味料が並んでいます。中華料理の調味料をお探しの方はぜひこちらへ!レアなものを発見できるかもしれません。
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生花も造花も扱うお花屋さん。お花の種類はほとんどが菊や蘭です。チャイナタウン コンプレックスのウェットマーケットは地下にあるため全体的に少し薄暗いのですが、その中でお花屋さんは、パッと明るい雰囲気を醸し出している貴重な存在なのです。
おすすめのヨントーフ具材屋さん
チャイナタウンのウェットマーケットに来たらこれを買うべし!筆者おすすめのヨントーフ(醸豆腐 Yong Tau Foo)の具材屋さんをご紹介します。ヨントーフとは、魚のすり身を詰めた野菜や油揚げなどの具をスープに入れて食べるローカル料理です。
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マーケットの中にいくつかあるヨントーフの具材屋さんで、唯一長蛇の列ができているのがこちらのお店。ヨントーフの具はチョンバルマーケットでも買うことができるのですが、こんなに行列ができるヨントーフ屋さんは見たことがありません。
並んでいるシンガポール人マダムに声をかけて、他のお店と何が違うか聞いてみました。
「ここのヨントーフの具は、すり身のテクスチャー(食感)がとてもナイスなの!ぜひ食べてみて!」とのことでした。地元の人がここまでおすすめするならおいしいに違いありません。
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おすすめはゴーヤ、オクラ、豆腐、油揚げとのこと。張り切って25分並んで買ってみました。
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家に帰り、買ってきたヨントーフの具をうどんのつゆで5分煮て、いざ実食!一口食べると本当に食感の違いが分かります。例えるなら、日本のおでんに入っているかまくらはんぺんのようにフワフワ。うどんの具にピッタリです。
地元の人が並ぶのにはワケがある!ヨントーフが好きな方はぜひお試しください。
Yong Tau Foo(酿豆腐) 住所:335 Smith St, B1-074/075 Chinatown Complex, S050335 最寄り駅:Chinatown駅 営業時間:火〜土 7:00-14:00 日 7:00-13:00 定休日:月 |
ローカルな雰囲気で刺激的!得られる経験はプライスレス!
チャイナタウンのウェットマーケット、いかがでしたか?場所柄シンガポールの中でも特に中国色が強く、日本では見られない珍しいものがたくさんあります。ローカルな雰囲気で入るのに少し勇気がいりますが、一度入ってしまえば得られる経験はプライスレス!きっとおもしろいものに出会えるはず。
シンガポールに来た際はぜひ刺激を求めて足を運んでみてくださいね。
Chinatown Complex(チャイナタウン コンプレックス) 住所:335 Smith St, S050335 最寄り駅:Chinatown駅 営業時間:B1ウェットマーケット 7:00-12:00ごろ(店舗により異なります) 定休日:月 |
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife知りつくし隊
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