シンガポールの新型コロナによる隔離措置。自宅待機と出勤停止はどう違うの?
自宅待機措置(SHN)は一切の外出禁止、出勤停止措置(LOA)は短時間の外出は可能
新型コロナウイルスの感染者が流入することでもたらすリスクを軽減するため、シンガポール政府は3月20日23:59以降にシンガポールに帰国するすべての国民と居住者を到着してから14日間、自宅待機措置(Stay-Home Notice, SHN)の対象とすると発表しました。
すでに会社で同僚が感染した場合などに取られる出勤停止措置(LOA)がありますが、その違いを保健省は以下のように説明しています。
Q:隔離との違いは?
A:隔離のように専用の部屋とトイレを用意する必要がありません。
Q:登校・出勤停止措置(LOA)との違いは?
A:LOAでは短時間の外出ができますが、SHNでは一切の外出が禁止です。近所のスーパーマーケットへの買い物も不可能です。
Q:家族との同居は可能?
A:可能ですが、衛生管理を徹底して、新型コロナウイルスの症状が出たらすぐに医師の診察を受ける必要があります。
Q:家族や同居人が海外から帰国したが、出勤・通学を続けられる?
A:SHNは帰国した人のみに適用です。衛生管理を徹底し、症状がでたら医師の診察を受けます。
Q:勤務先や学校にSHNを知らせるべき?
A:知らせることをお勧めします。これにより、雇用主/学校が必要な支援を提供できます。
Q:従業員や学校の生徒がSHN期間を終えたあと、医師の診断を受けさせられる?
A:症状のない人を検査することは有用ではないため、検査は必要ありません。
Q:SHNに違反した場合は?
A:罰則を科される可能性があります。
Q:SHN中に医者にかかりたい場合は?
A:重症の場合は995に電話してください。それ以外は、人民協会(PA)6344-8222まで電話をお願いします。
Q:感染が心配な場合は、病院で検査を受けられるか?
A:感染の疑いがあり入院した患者のみテストを受けられます。
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SingaLife編集部
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