シンガポールの共働き世帯『妻の方が高収入』の夫婦が増加
シンガポールの夫婦のおよそ4組に1組超は妻の収入が夫を超えており、女性が一家の大黒柱とされてきた男性を凌ぐ収益力を持つという傾向が進んでいる。
最新の『2020年度人口白書』のデータによると、妻が夫よりも高い収入層に属する共働き夫婦の割合は27.5%で、2000年の19%から上昇。一方、夫の方が高収入の夫婦は2000年の56%から、2020年は47.8%に減少した。収入が同等の夫婦の割合は2000年が25%、2020年が24.7%でほぼ横ばいだった。
これらの数字は、ストレーツ・タイムズ紙が2000年、2010年と2020年の白書から共働き世帯の夫と妻それぞれの月給額を用い算出したもの。過去3回の人口白書に基づくと、夫の方が高所得の共働き世帯が減った背景には妻の学歴向上などの要因があるようだ。2000年の白書は夫より高学歴の妻の割合は19.3%だったが、2020年は22.5%に増加した。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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