日本の水産物、シンガポールは当面禁輸せず
原発処理水放出受け
福島第一原発に溜まった放射性物質を含む処理水が8月24日に太平洋へ放出されたが、シンガポールは当面、日本の水産物を禁止しない方針だ。
シンガポール食品庁(SFA)は日本から輸入される食品の安全性に対する同庁の見解を維持し、放射性物質濃度を含め、SFAの監視結果は満足のいく状態だと述べた。さらに、2013年以降、日本産輸入食品はいかなる放射能汚染も検知されたことはなく、SFAの諸検査で不合格となった食品が国内販売を許可されることもないと続けた。
だが、一部の消費者の間では日本の水産物の消費を避けようとする動きもみられる。SFAによると、シンガポールの輸入食品全体に占める日本産食品の割合は過去10年間1.5%未満で推移しており、昨年は全輸入食品のうち、福島産食品は0.01%未満と“僅少”だった。
SFAは日本産輸入食品を引き続き注視し、当地の食品安全基準に準拠しているか見極めていくという。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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