【DANIU SEAFOOD】接待にもおすすめ!ゆったり個室で絶品カニ料理を楽しめるレストラン

大切な方やお客様が来た時などしっかりおもてなしできるレストランは重宝しますよね。Daniu Seafood Restaurantには、「おまかせ」メニューがあり、人数や予算、好みを伝えれば、それに合わせてシェフが新鮮な海鮮料理を振舞ってくれます。中でもカニ料理はお店のイチオシ。シェフこだわりの調理方法で、新鮮な素材を一番おいしい状態で楽しむことができます。個室も完備しているので、接待などのビジネスシーンにはもちろん、家族や友人との特別な食事にもピッタリです。



接待や会食は「おまかせ」メニューで決まり!

事前に人数や予算、食事の好みを伝えておけばあとはシェフに「おまかせ」でおいしい海鮮料理が楽しめます。接待や会食の幹事を任されたときには、使い勝手もよいでしょう。特に、カニ料理はお店のイチオシ。シェフこだわりの調理方法で、一番おいしい状態で楽しむことができます。また、種類豊富なお酒の中から、料理にピッタリのものを選んでもらうこともできます。

店内には、落ち着いた雰囲気の個室もあり、家族や友人、来客や接待などの大切な時間をゆったりと過ごすことができます。

DANIU TEOCHEW SEAFOOD RESTAURANTとは

潮州料理(ちょうしゅうりょうり)は、中国の潮州地方(広東省の一部)を起源とする伝統料理で、広東やタイ、香港、シンガポールなど、多くの地域で愛されている中華料理。マレーシアやシンガポールの多くの屋台料理も、この潮州料理がルーツとなっていると言われています

特に海沿いの経済特区、汕頭市では、新鮮な魚介を使用した料理が名物。蒸し魚や蟹、魚介のすり身など、鮮度抜群の海鮮が豊富に取り入れられています。炒め料理にはニンニクが多用され、福建省や台湾料理に似た特徴を持ちつつ、米の産地であることから米料理も豊富。日本人の味覚にも非常に合うでしょう。

多くの料理には、風味を引き立てる別添えソースが付いてきて、その組み合わせが新しい味の発見。食事の際には、濃い烏龍茶である工夫茶(カンフーティー)が小さな杯で出されることが多いのも特色。この茶の所作は見る者を魅了する美しさがあります。

実は、シンガポールの華人のルーツで2番目に多いのが潮州人。シンガポールの多くの華人にとって潮州料理は親しみ深い食べ物だそう。潮州汕頭市出身のオーナーであるダニエルシェフが、地元の美味しい潮州料理を提供したいと2020年に始めたこちらのダニウ チェオチュー シーフード レストランは、なんとシンガポールの上級官僚もたびたび訪れるという人気店!

とは言え、肩ひじ張ったような雰囲気はなく、むしろとてもアットホームでまさにオーナーのダニエルシェフの人柄がそのままお店に反映されたような居心地のよい空間となっています。

今回は、新鮮な海鮮がいただけると評判のダニウ チェオチュー シーフード レストランにSingaLifeスタッフ3名で訪問。名物料理からSingaLifeスタッフのおすすめメニューまで詳しくご紹介します!

アクセス

最寄りの駅はMRT Outram Park駅。6番出口を出て480mほど歩くとたどり着けます。お店はSingapore General Hospitalの正面に位置し、多くのショップハウス、レストラン、カフェなどが並ぶ歴史的で文化的なロケーションであり地元の住民や観光客にとって人気のスポットであるKampong Bahru(カンポンバル)のショップハウスエリアにあります。

広々とした店内には個室も完備

お店へ足を踏み入れると、ショップハウス特有の長細い空間が奥に広がっています。伝統的な中国の置物や絵がところどころに飾られており、歴史と文化の香りが感じられます。



店内には円卓が並び、座席数は合計6テーブル。それとは別に、奥には団体のお客様用に個室も完備されており、4つの部屋がそれぞれ用意されています。

中小サイズの個室では6〜10名で食事することができます。また、大きいサイズの個室には2つのテーブルが設置されているので20名までの大人数でもゆったりとした時間を過ごすことが可能です。どのスペースも使い勝手が良く、プライベートな雰囲気を楽しみながら、絶品の潮州料理を堪能することができます。

個室で特に目を引くのが、いたるところに飾られた牛の置物や迫力溢れる牛の絵。実は、店名とダニエルシェフの名前の由来「ダニウ」とは牛のこと。牛は、運気を上昇させるシンボルとして知られており、まるでパワースポットにいるかのよう!忘年会で訪れたら、翌年は良い年になるかも!?

DANIU TEOCHEW SEAFOOD RESTAURANTの魅力と注文方法

なんと言っても、こちらのレストランの魅力はオーナーでありシェフであるダニエル氏の柔和な人柄と彼によって選びぬかれた海鮮食材のこだわりとクオリティ。やはり海鮮料理の命は鮮度です。

ダニエル氏の食材への情熱と目利きは素晴らしく、とにかくその日の新鮮なものだけを用意するという徹底ぶり。毎日の仕入れにおいても、新鮮で上質な食材のみを取り扱い、当日仕入れたものでなければ調理しないというポリシーを持っています。

そんなダニエルシェフの信念を知る卸業者は、なんとこのレストランのために新鮮な食材を確保しているそう。また、天然の食材にこだわっているため、仕入れる海鮮のサイズもバラバラ。なので、毎日メニューにあるものとないものがあるのが興味深いエピソードです。

楽しい人柄で和やかにお話されていたダニエルシェフ、彼の表情が変わったのは食材の話題になったとき。「私の仕事は、新鮮で質の良い食材を提供すること。お客様に対する約束であり責任です。だから新鮮な食材にこだわり、養殖などは仕入れません。」と、彼の熱い使命感が伝わってきました。

実際、多くの常連客はメニューを見ず、シェフに「今日の一押しは?」や「おすすめは?」と質問し、そこからオーダーするというユニークなスタイルがあるようです。シェフがその日の仕入れやお客様の好み、予算などを考慮して料理を提案します。

そこから始まった「おまかせ」メニュー。お店のオススメや予算、当日の仕入れ具合、人数や客の好みによりシェフが食材や調理方法を考え、振舞ってくれます。もちろん、他のレストラン同様、通常のアラカルトメニューもあり、そこからも注文できます。

<おすすめのメニューと注文方法>

①「おまかせ」メニュー
 10月から新メニューに「おまかせ」メニューが登場!当日のお店イチオシの新鮮な食材を選んでいただけます!人数、予算などを添えて注文してみましょう!
 
②セットメニュー
 潮州料理がはじめての方は、色々な料理を試せるセットメニューもおすすめです!
 
③アラカルトメニュー
 もちろん、通常のメニューリストもあります。ランチと夜では少しメニューが変わるそうです。

ちょっと通(つう)な注文をしたい方は、「今日は何の食材が新鮮ですか?」「今日のオススメは何ですか?」と確認して、注文料理をお店に委ねるのも良いかもしれません。いずれにしても、アレルギーなどのある方は必ず事前に伝えるのをお忘れなく。

もちろん、仲間との集まりには欠かせないお酒のご用意もあります。ダニエルシェフおすすめの潮州料理とのお酒のペアリングは以下のとおり。

・日本酒(一升瓶もメニューにありました)潮州料理の調理法や食材とよく合うのだそう。
・ホワイトワインは、冷製海鮮(生のシーフード)によく合うそう。
・赤ワインは、蒸し料理との相性抜群。
・ビールは、オールマイティーに合いますよ!

 

SingaLifeスタッフが実食レポート!

では、早速、美味しいと評判のこちらのレストランの潮州料理をいただきます!「おまかせ」を注文してみました!今日のおすすめは、カニ、エビ、ガチョウ、お魚だそう。では、いただきます!

絶品のカニみそを堪能!冷製蟹

Cold Yellow Roe Crab S$80++

おおぶりの蟹一杯が大皿に乗せられて提供された迫力のあるこちらのコールドクラブ。お店のシグネチャーメニューとのこと!名前のとおり、冷製の蟹料理。

「蟹は温かいほうが美味しいのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、実はこちら、「あえて」の冷製蟹。オーナーのダニエルさん曰く、蒸した後、一度冷凍することでカニの風味が豊かになるとのこと。そして使用している蟹は、冷たい蟹料理に適したイエロークラブという品種を使い分けています。

身はしっかりと甘みと弾力があり、蟹の卵(蟹の子)はとってもコクがあってクリーミー!ゆで卵の黄身とウニを足して二で割ったような旨味がギュッと濃縮されたようなしっかりした風味とテクスチャーで、こんな新鮮なカニの卵は食べたことがありません!

小皿に添えられたソースは、オレンジピール由来のスイートソース。ふんわりとしつつしっかりと柑橘が香り爽やかで甘みと酸味のあるソースがこれまた合います!!蟹の卵の風味(ほんとうにウニのような味)がしっかりしているので、ソースの味にも負けないうえにむしろ蟹の風味前面が引き立つコンビネーションは見事でした!!

まるでネギトロ?蟹のマリネ

Marinated Raw Yellow Roe Crab S$90++〜S$100++(蟹のサイズで変動)

こちらの生蟹のマリネは、コールドクラブをさらにランクアップさせた高級な逸品で、幻の絶品料理。なぜ幻かと言うと、常時提供されているわけではなく、訪れた際に提供されていればラッキーという一品だそう。

こちらはレッドクラブという品種。価格は仕入れた蟹の大きさによって変動し、おおよそS$90++からS$100++となっていますが、その価値は十分にあると思えるほどです。上にのっている薬味ソースで味がしっかりとついているため、別添えのソースはありません。

蟹の身は、刺身のように滑らかで、その味はまるでネギトロ(!)を思わせます。そして、食感はプリプリとして噛むたびに蟹の甘みと旨味が口いっぱいに広がり、なんとも言えないおいしさです。リクエストすれば手袋もいただけるので、手づかみでOKとのこと!

さらにコールドクラブと同様、卵黄とウニのような塩気のあるクリーミーなカニの卵もしっかり入っていて生のものも楽しめるのは嬉しいところです。

マリネされたガーリック、ネギ、チリのピリッとしたソースがまた味わいを一層引き立て、ソースの香ばしさと蟹のマリネのジューシーな風味が絶妙に絡み合い、食欲をさらにそそられます。ソースが蟹の身にしっかりと染み込んでいるため、その豊かな味わいがふわっと広がり、次から次へと手が伸びること間違いなしです。

生エビのピリ辛マリネ

Marinated Raw Prawns S$26++

こちらは、エビ好きの方には特にオススメ。日本ではあまり見たこともないほどの大きな生エビがずらっと並んでいる壮観な光景。お寿司のネタの甘エビが大好きでいつか心ゆくまで食べ倒したいという方はぜひこちらを注文してみてください!

実食したSingaLifeスタッフからは「美味しい美味しい」と感嘆する声が止まない一品でした。エビはプリップリとした肉厚で、噛むとエビの甘味がふんわりと感じられます。食べやすく殻はきれいにむかれていて、そちらもありがたい心遣い◎

ソースは、生蟹のマリネと同じものではありますが、この辛さがエビの甘味と見事にマッチし、さっぱりとした味わいがエビの風味を引き立てており、中毒性のある美味しさです!

満場一致でスタッフ全員のお気に入り。一度食べればきっとその理由がわかるはず!エビの新鮮な食感とソースのピリッとした辛さが絶妙なバランスを生み出す、このエキゾチックで刺激的な味わいを、ぜひとも堪能してみてください!

蒸しエビのガーリックソースがけ

Lobster – Garlic steam with Vermicelli Noodles S$45++

ここからは、温かいお料理が続きます。次に現れたのは、赤い尻尾を行儀よく立てた蒸しエビたち。まるでバレリーナのように華やかで、ついつい写真を撮りたくなります!

エビの上には、細かく刻んだ香ばしいニンニクとネギ、ピリッとしたチリのソースが美しくのせられていて蒸しエビの下に広がる春雨がこのソースの味を存分に吸い取り深みのある味わいを堪能できます!

天然のエビだけを選び抜いて使用しているので、その弾力と歯ごたえは格別。こちらでも素材へのこだわりが感じられます。食べやすいように、肉厚のエビを半分にさいてくれているのですが、割いてこの厚さは感動ものです。また、身のしたにお箸を入れると簡単に殻からはずれて、食べやすく口に運ぶまで手間取ることがありません。こちらも再訪を誓うほどのお気に入りメニューとなりました!

フィッシュヘッドのオーブン焼き白菜添え

Oven-baked fish head with Chinese cabbage S$40++〜S$45++

湯気を立てて美味しそうな香りとともにテーブルへと運ばれてきた土鍋の中には、驚くほどのボリューム感のフライされたフィッシュヘッド。それがゴロゴロと山のように盛り付けられており、その下にはキャベツと白菜のようなスチームされた葉物がふんだんに添えられています。

フィッシュヘッドの甘辛さと、白菜や青菜漬物の塩気が絶妙にマッチしてなんとも美味!さらに、ひと片まるごと入ったニンニクの存在感も抜群。とてもエネルギーが湧きそうです!

フィッシュヘッドの食感は驚くほどで、肉のような食感が楽しめます。そして、これがたった1/4匹のサイズだと言うのですから、使用している魚の大きさを想像するだけで圧巻。大人の男性が両手を広げたサイズの特大の高級魚を使っているのだそう!

甘辛く、程よく脂ののったフィッシュヘッドは栄養たっぷりで、ボディー部分よりも美味しく栄養もあるとシンガポールでも人気の食材です。コラーゲンもたっぷり含まれているので美容にも良さそうでテンションがあがります!

なかに入っている甘い少し硬めの中国豆腐も、香ばしくて非常に美味。このメニューは高級魚を使用しているため、常に提供されるわけではないそう。こちらも、まさに幻のメニューとも言える逸品。運良くメニューにあればぜひ注文してみてください!

香ばしい!ガチョウの煮込み

Braised Goose S$28++

シンガポールで本当に質の良いガチョウに出会うのは非常に難しいのですが、こちらのレストランでは特別なルートを通じて、ハンガリー産の骨付きガチョウを提供しています。

そのガチョウは、しっとりとした食感で、口に入れるとほろほろと崩れるような柔らかさと、何とも言えないジューシーさ!ガチョウには、甘辛いソースが絡められており、皮は茶色くテカリを放ちながら、味は北京ダックと角煮を組み合わせたような濃厚なものとなっています。

そして、ガーリックとお酢をベースにした別添えのソースのさっぱりとした酸味とガーリックの風味は、ガチョウの濃厚な味わいと絶妙にマッチして、煮込みソースのアクセントとして役立っていました!

もっちもちの平米麺やきそば

Fried Kway Teow S$10++

きしめんを彷彿させるモッチモチとしたライスヌードルの焼き麺。前述したとおり、米を素材とした料理が発達している潮州料理の麺はライスヌードルが基本です。

シンガポールのローカルフード「チャークィテオ」という米麺でできた焼き麺のコクのある塩気と香ばしいにんにく味のローカルフードと似ているかもしれません。(お好きな方はお見逃しなく!)

他の海鮮料理とくらべると一見シンプルな見た目ですが、逆にシンプルがゆえに、味に期待が高まるというもの。その期待どおり、一口たべてみるととても香ばしく、トッピングされた良い塩梅に歯ごたえを残したほうれん草のようなカイランという葉物野菜、豚肉、塩気のある切り干し大根の漬物がモチモチのライスヌードルによく合います!麺好きの筆者にとって最高のメニューでした。

味と食感のコンビネーションが素晴らしいので、全ての具材と麺をよく混ぜて食べるのが、最もおすすめの食べ方だとか。麺好きな日本人の方々にもきっとおすすめできる、絶品メニューと言えるでしょう!


日本人のお客様へダニエルシェフからのメッセージ

看板メニューのカニに加え、いただいた全ての料理が本当に美味しく、食感や風味など食材のこだわりが随所に感じられました。そんなダニエルシェフよりSingaLife読者の方にメッセージをいただいています。

「潮州料理は多くのシーフードを取り入れており、日本の方々にもきっと喜ばれる味です。シンガポールには高級店が多いですが、当店では、本格的でありながらも気軽に家庭的な潮州料理を味わっていただけます。アットホームな雰囲気なので、ぜひ「お家に帰ってきたかのような」感覚でお越しいただいて温かさを感じていただきたいです。新鮮な食材をご用意してお待ちしております!」

ダニエルシェフの温かい人柄や食への情熱、そして店内の心地よい雰囲気は、何度でも訪れたくなるような魅力があふれています。仲間との集まりや家族の団らんに、ぜひダニウ チェオチュー シーフード レストランを選んでみてください。再訪したくなること間違いなしのお店です!

店舗情報

DANIU TEOCHEW SEAFOOD RESTAURANT 大牛潮汕海鲜(ダニウ チェオチュー シーフード レストラン)

住所:61 Kampong Bahru Rd, S169368
最寄り駅:Outoram Park駅  出口6 (徒歩10分), Spooner Road Car Parks至近
営業時間: 11:30-14:30/17:30-21:30
定休日:なし
電話番号:6677 6725/8388 9595(WhatsApp)
他店舗:無 
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アクセス(地図)

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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