2021年のシンガポール温室効果ガス排出量
過去最高の5770万トン

2021年のシンガポールの温室効果ガス総排出量は5770万トン(二酸化炭素(CO2)換算)で前年比約9%増加し、過去最高水準に達した。

国家気候変動事務局は10月27日、排出量の増加は産業の大半においてみられたが、これは新型コロナ感染拡大初期後の経済活動再開が要因だと伝えた。一方、水道部門の温室効果ガス排出量(廃水汚泥から発生したメタンガス含む)は2020年比1%減少した。

当地のCO2排出量は2020年が5280万トン、2019年は5540万トンだった。2021年は、産業部門(44.4%)からの排出量が最も大きく、エネルギー部門(39.2%)、運輸部門(14.2%)と続いた。

シンガポールは『2050年CO2排出実質ゼロ』に向け、CO2排出量のピークを2030年よりも前(2025~28年の間に約6500万トン)に想定し、2030年には総排出量を6000万トン前後まで削減する方針だ。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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