街中にあるワインショップとその特徴-薫のかおるワイン講座Vol.3
おすすめのワインショップをいくつか紹介します
第1回で価格についてお話ししました。今回はワインの入手しやすさについてお話しします。
シンガポールではフランスやイタリアのある程度有名な銘柄については日本と同じくらい手に入りやすい印象です。ただ、少しマイナーな地域や生産者となると、その量は途端に少なくなります。というのも、東京の年間一人当たりのワイン消費量は10L、それに比較してシンガポールは2Lだけ。さらに人口は東京の方が2倍近く多いことを考えると、種類が狭まるのも仕方ないですね。
おすすめのワインショップをいくつか紹介します。50ドル未満のカジュアルなチリやオーストラリアワインを買うなら、みなさまもご存知の”wine connection”。ただし店内が暑いこともありますし、保存状態は??100ドル以上の高級ワインやヴィンテージワインはおすすめしません。
もう少し高級ワインを選びたいとき、私は”1855”を利用しています。2本入りのかわいい箱に入れてくれるので、そのまま友人宅に持っていっても◎私だけかもしれませんが、店員さんがほぼ話しかけてこないところも好きです(笑)
あと便利なのはwine wholesaleのオンラインショップ。若いワインが多いですが取り扱い幅も広く、500ドル以上買うと送料無料で届けてくれます。
こんなワインが手に入るんだ!と少し通っぽく見せたければデンプシーヒルにあるHuber’s Butcheryへ。お肉屋さんに併設されているワインショップは広くはないですが、シンガポールでは手に入りにくい美味しいスイスワインや、ドイツフランケン地方のボックスボイテル型(丸い瓶)のワインが手に入りますよ。
慶応義塾大学卒業後、外資系コンサルティングファーム勤務。2018年にワインエキスパート取得。2019年4月に夫とともに渡星。シンガポールでは毎月ワイン勉強会をボランティアで開催。その傍ら、ワインバー勤務など多方面での活動を展開中。33歳。好きなワインは、華やかかつスケールの大きさを感じるカリフォルニアのピノノワール。
過去の連載はこちら
Vol.2「ワインに関する資格あれこれ」
Vol.1「シンガポールのワイン事情」
この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!