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シンガポール、マレーシアから電力を輸入へ

シンガポールのチャン・チュンシン通商産業大臣は10月26日、持続可能なグリーンエネルギー戦略を提示しました。

その計画の一つが、電力網を通じて近隣諸国からグリーンエネルギーを輸入することです。シンガポールはまず、マレーシアから2年間にわたり、100メガワットの電力を試験的に輸入すると発表しました。これは、シンガポールのピーク時の電力需要の約1.5%にあたります。早ければ2021年末に開始するそうです。

また、オーストラリアでは世界最大の太陽光発電所が建設中で、世界最大のバッテリーに電力を貯蔵し、世界最長3,711キロメートルの海底電力ケーブルを通じて東南アジア地域にこれを供給するプロジェクトが着々と進行しています。

シンガポールは2025年までに、自国の太陽光発電施設の総出力をエネルギー需要の約2%にあたる1.5ギガワットピーク(GWp)に引き上げる目標を掲げています。ここでは太陽光が最も有力な再生可能エネルギーですが、ソーラーパネルを配置するためのスペースが不足していること、そして雲や都市ビルが太陽の光を遮ってしまうなどの課題があります

シンガポールは長期的には、水素を燃料として使用すること、そして地球温暖化の原因となっている大気中の二酸化炭素を回収して地中に貯留するなどの低炭素技術に取り組むとのことですが、そのような技術はまだ初期段階にあります。政府は、低炭素エネルギーの研究に約4,900万Sドルの資金を確保したと発表しました。

チャン通商産業大臣は、シンガポールは代替エネルギーの選択肢が限られているため、常に創造的な方法を探し続けなければならないとしています。

マレーシアからの太陽光発電の電力輸入に成功すると、オーストラリアからの輸入も始まりそうですね。オーストラリアから海底ケーブルで電力を供給するなんて、本当に壮大なプロジェクトです。

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