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新型コロナ禍のシンガポールでサイクリング人気が上昇。自転車が主要交通手段の1つに

新型コロナの流行に伴い、シンガポール国内でサイクリング人気が高まり、主要な交通手段の1つになっています

その人気ぶりにシンガポール国内の自転車販売店では在庫切れが発生し、人気ブランドの自転車は価格が高騰。例えば、英国の自転車メーカー『ブロンプトン』の折り畳み自転車は品切れにより、中古品が新品価格の2~3倍強に当たる1台5,000~8,000 Sドルで売り出されています。また、ある自転車輸入業者によると、今年は売り上げが30%増加したとのことです。

同様に、シンガポールで自転車のシェアリングサービスを展開する“Anywheel”も今年、外出制限措置「サーキットブレーカー(CB)」が開始された4月を除き、利用者数が毎月、20~70%弱の伸びを示しました。

同社幹部は、利用者の大幅な増加について「当社の自転車保有台数が増えたことと、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、人々が混雑している場所を避けるため、電車やバスといった交通手段が変わってきたことが主な要因だ」と分析。

「MRTで1~2駅の短い距離ならば、自転車でも移動可能だ」として「自転車の人気傾向は続き、シンガポールが進める“カーライト(自動車が少ない社会)”構想を後押しするだろう」と予測しました。

シンガポール政府は、新型コロナウイルスが流行する以前から、“カーライト”構想の実現に向け、自転車インフラの整備を進めており、今年3月、国内のサイクリングロード網を2030年までに現在の3倍の1,320kmに拡大する計画を発表。その一環として10億Sドルを投資するとしています。

2026年までにシンガポール国内のほとんどのHDB公営住宅から250m以内に、サイクリングロードが設けられる予定で、自動車の利用が減り、国内の二酸化炭素排出量の削減につながると期待されています。

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