シンガポールが「コロナレジリエンス(耐性)ランキング」で1位に。ブルームバーグの調査結果

米情報調査会社のBloomberg(ブルームバーグ)社は4月26日、「コロナレジリエンス(耐性)ランキング」を発表し、4月はシンガポールがニュージーランドを抜いて、コロナ禍で最も耐性のある国として首位に浮上したと明らかにしました。

シンガポールは、100点中79.7点を獲得。2位のニュージーランドは79.6点でした。

ニュージーランドは毎月更新されるこのランキングで、2020年10月〜21年3月の間、首位を維持していました。一方シンガポールは、毎月順位が上下しているものの、前回21年3月のランキングでは2位でした。

コロナレジリエンス(耐性)ランキングは、新型コロナ感染者数の上昇率や検査率、ワクチン接種率、移動の自由を含む10の指標に基づいて作成しています。国(域)内総生産(GDP)が、2000億USドルを超える経済規模の国・地域を比較します。

今回のランキングでシンガポールが首位に立った要因は、感染を抑える措置と迅速なワクチン接種が挙げられます。

シンガポールは、厳しい国境管理制度と隔離プログラムによって、国内で感染した人をほぼゼロに抑えることに成功しています。

また、国民のほぼ2割がワクチン接種を終えていて、接種率はニュージーランドやオーストラリア、台湾より優位に立っています。

シンガポールでは、45歳以上のシンガポール居住者のワクチン接種が順調に進んでおり、2021年6月からは、外国人を含む45歳未満の居住者の予約受け付けを開始する予定です。

日常生活を徐々に取り戻しているシンガポール。5月26日には隔離なしで往来できる「トラベルバブル」を、香港との間で計画しています。

高齢者への接種を4月12日から始めた日本は、今回のランキングで7位となっています。各国の今後の対応が、どうランキングに影響するのか注目です。

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SingaLife編集部

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