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シンガポールの屋内労働者の30%強がビタミンD不足: 調査

ランニング

アメリカの医学誌“JAMAネットワーク・オープン”が9月3日、ビタミンDの不足と新型コロナウイルスの感染リスク上昇との関連性を指摘しました。

ビタミンDは日光のUVB(紫外線B波)を浴びると、皮膚で生成されますが、ここシンガポールは赤道直下で“太陽光に恵まれている”ものの、ビタミンDが不足している人が多いのも実情のようです。

2010年の全国保健調査の結果によると、ビタミンDが“不足”しているシンガポール人は40%、“非常に不足” しているシンガポール人は、8%の割合となっています。

2019年の調査でも、ビタミンDが不足している屋内労働者の割合は全体の32.9%に上り、この数字は10年間でほとんど変わっていません。

シンガポール理工大学(SIT)のヴェレーナ・タン教授(栄養学)は、ビタミンD不足につながる東南アジアの人々の習慣として、UV光線によって引き起こされる皮膚がんの予防などのために行っている“日焼け止めクリームの使用”、“日陰・屋内にとどまる傾向”、“長袖の服の着用”、“日傘の使用”を挙げており、オフィスワーカーに加え、工場労働者、夜勤者も、ビタミンD不足に陥るリスクが高いとのことです。

タン教授はさらに、「ビタミンDは体内にカルシウムを吸収し、骨粗しょう症や骨折を予防するうえで効果がある一方、不足すると、免疫力が低下し、感染・罹患のリスクが高まる可能性がある」とも述べ、週2回5~30分ほど腕と脚をさらして、日光浴をするよう推奨しています。

ビタミンDが多く含まれている食物として挙げられているのは、卵、レバー、脂がのった魚のほか、牛乳、豆乳、ヨーグルト、オレンジジュース、シリアル、マーガリンといった栄養強化食品など。

ただ、ビタミンDの摂りすぎについては、血液中のカルシウム増加に伴う吐き気や衰弱、頻尿、骨痛、肝臓内のカルシウム結石をはじめとする副作用の原因となる場合もあるとも言われ、注意が必要です。

炎天下の中、つい屋内で過ごしがちなシンガポール生活。
私たちも休日は適度な運動を心がけるなど、健康に気を配りたいものです。

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